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残暑、残暑の青空。夜、「ドッキリ」の小冊子!

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朝8時半すぎ、布団の中で少しずつ目覚めようとしているとき。「…〇〇です。〇〇をどうぞよろしくお願いいたします」と選挙カーが、国道225号を通り過ぎていきました。
窓のカーテンを開けると見事な青空。今日も厳しい残暑となるだろう、と思っていたらやはり暑いですね。昼過ぎになって外回り中の男性客から、「アイスコーヒー…いや、やっぱりかき氷をください」とご注文をいただきました。
よく晴れた一日です(左写真は自宅裏)。

この暑さの中、午前からぽつりぽつりと店内飲食、コーヒー豆ご購入のお客様がご来店くださっています。感謝、感謝です。
Mさんが久しぶりに来店してくれました。仕事の帰り、とのこと。
Mさんが、「最近、(書店の)雑誌コーナーに行くこともない」と言います。
私が「お金を持って、おもしろそうな特集が載っていれば買おう、と書店に足を運んでいるのに、手ぶらで帰ってくることが多い。買おうと思っているのに買いたい、と思わせる雑誌がない」と言ったことへの答えでした。Mさんとは出版関係の職場で一緒に仕事をした編集仲間でした。来店してもつい編集の話をしてしまいます。
「もしかすると、私たちの方がズレているっていう可能性もありますよ」とMさんに指摘され、なるほど、そうかもしれない、と思い直しました。
意見の一致はインターネットの便利さです。子供の宿題でも仕事での調べ物でも、インターネットの検索に単語をいくつか入力するとたちどころにそこそこの情報が出てきます。
Mさん「グーグルはすごい!」
もちろん、ネット上の情報を頭から信じるわけにもいきません。無責任な情報も多いし、根拠のない主観データも少なくありません。
「前は、『現代用語の基礎知識』を引っ張り出して、見つからなければ詳しそうな団体や図書館、博物館などに電話していたよね。その時間が一挙に短縮できるわけだけど、それにしてもこんなに便利な時代に、どうしてこんなに雑誌がおもしろくないんだろうね」
私はこの疑問が頭から離れません。

先日の日曜の夜、焙煎後に日課の運動(居合の形自主トレ)をしながら、NHKラジオで「日曜討論」を聴いていました。その日の朝、テレビで放映された番組の再放送でした。
衆院選を目前に、各党が主張する争点は主に次の点でしょうか。
●景気回復策と国民の所得減への対策(公共事業の見直し、社会福祉・教育費の見直しほか)
●財政再建と景気回復のための財政出動のバランス=民主案はばらまきか?
●財源不足を補う具体策(消費税率引き上げの時期…消費税率を上げるのは自民も民主も前提)
●小泉政策=小さな政府・市場競争導入による経済活性化策の総括の有無
●安全保障の問題
選挙の争点は、有権者に身近な税金や年金、教育、福祉などにいきがちですが、実はとても重要なのは日米安全保障、そして憲法9条と自衛隊の活動、中国・朝鮮半島との関係といった外交ではないか、と思います。「外交は票にならない」どころか、“本音”を出すと票が減る可能性もあることから、今回の衆院選の争点とされていないようですが、いかがなものか。大変に危惧しています。外交こそ、国ならではの大切な仕事です。
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追記】=午後10時31分
閉店後、ポストの中を見ると、チラシなどに交じって変わった小冊子が入っていました(右写真)。
タイトルは「知ってドッキリ民主党 これが本性だ!!」「民主党には秘密の計画がある!! 民主党にだまされるな!」。
選挙前になんじゃコリャ、と裏表紙を見ると、「自民党」と書かれ、「このパンフレットは、政党の自由な政治活動であって、選挙期間中でも、自由に配布できます」とあります。
8ページの小さな冊子ながら中身がなかなかにエグい(死語?)。
第1章は「民主党と労働組合の革命計画」とし、民主党の教育政策は日教組の主張そのものとして、教育現場が危険だ、と指摘しています。第2章ではそのものずばり、「日教組 教育偏向計画」。「民主党が政権をとれば、日教組は自主的・自立的な学校運営の名のもとに現場で好き放題に出来るようになります」と書き、さらに第3章は「日本人尊厳喪失進行中」(下写真)と、強烈なインパクトの見出し。「対等な日米関係」の罠、歴史、伝統、国益にかかわる「取り組み」の罠と小見出しを付けて、日教組や労働組合の意を受けて、米軍の再編や在日米軍の見直しの危うさや「一方的にわが国を貶める国家観、歴史観の押し付け」の危険性を挙げて、「国を売っても政権をとるということでしょうか」と、長く聞かれなかった“売国奴”的な表現で民主党を批判しています。

「知ってドッキリ」どころか、「手にとってドッキリ」した小冊子に、一瞬、民主党の自作自演であり自民党のイメージダウンを図る策略か? 反自民勢力のしわざか? などと私は深読みしすぎたほど。ここまで相手党を批判した選挙パンフレットを見たのは初めてです。本当に自民党発行の小冊子かは不明ながら、裏表紙に書かれているホームページアドレスにアクセスすると「自民党」のホームページが出てきますし、ロゴマークも同党のものと同じデザインのようです。一般家庭に配布されているところがすごい。
これまでも自民党議員の方々は日教組批判をしておられますから、この小冊子を自民党の積極的主張と読めなくもありません。今回の選挙への強い危機感の表れとも映ってしまいます…。
「国を売っても」という表現に、ただただ驚くばかりです。
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Commented by アルミ at 2009-08-22 08:28 x
はじめまして。サンキュー和田店での麻生総理の演説会について検索して拝見して、居合道・日本刀のお話に見入ってしまいました。
これからも毎日のブログ楽しみに拝見させていただきにきます。

私は、麻生総理の景気対策の的確さ、民主党の国会の審議拒否などの妨害に対し粘り強く国益となる予算案や法案を通して下さったこと、IMFへの巨額融資や日印の安保共同宣言をはじめとする外交でのすごい活躍をみて、麻生総理のファンになり、先日のサンキュー和田店前での演説にも近所に来て下さった嬉しさにいそいそと出かけていきました。
Commented by アルミ at 2009-08-22 08:29 x
景気対策と安全保障の内容がメインで、一緒に行った祖母も説得力があったと感心していました。

テレビで各党の代表が討論するとき、最近はいつも、テレビ局側でテーマが設定されていて、安全保障や外交については触れられないので残念に思います。各党のスタンスがかなり明確になる分野なので、テレビで討論をみることができると投票の参考になると思います。
麻生総理は、サンキュー和田店前での演説で、安全保障について、北朝鮮貨物検査法廃案の経緯やソマリア沖海賊対策を例に挙げ、日本にとって脅威である北朝鮮が喜ぶような行動を積極的に取ったり、党内で意見の集約もできないような民主党に政権をまかせていいのか、日本を守る責任力があるのは自民党だというお話をされていて、もっともだと思いました。麻生総理は、安全保障、外交について今度の選挙において重要な争点としていると思います。
明日の朝の番組で麻生総理が出演の討論がいくつかあるので、楽しみにしています。
Commented by gayacoffee at 2009-08-22 10:38
アルミさん、ありがとうございます。
自民=麻生首相ではないにせよ、党の総裁であり一国の首相になる人物は、それ相応の人物であることは確かだけに、サンキュー和田店前で「生」の麻生首相を見たいと思いました。民主党の鳩山さんも同様です。テレビや新聞はフィルターがかかるだけに、直接自分の目で見た印象も重要だし、その人が観衆にいちばん何を訴えたいのか、そこにウソはないか、など判断するには直接見て聞くことが大切でしょうね。ただ両党とも自分の党に都合の悪いことは隠すでしょうから、そこはジャーナリズムに期待したいところ(ジャーナリズムが機能すれば、ですが)。盛んに争点とされることよりも、争点にならない、またはしない点に“爆弾”が仕掛けられていることもあるので、郵政選挙を反省して、50年後の日本の姿をそれぞれの国民が目に浮かべながら投票するのがよろしいかと思います。
Commented by アルミ at 2009-08-26 12:23 x
民主党政権になると自営業の方々はひとたまりもなさそうですね。
共同通信の記事にはあっても新聞では取り上げられないのが残念です。
ジャーナリズム期待できません。
今はインターネットがあるのですから、自分で1次ソースにあたるのがよさそうです。
色々な所から情報をあつめて総合的に判断したいものです。

郵政選挙もマスコミにのせられて国民がだまされたかたちでしたね。
マスコミにのせられないようにしたいものです。
周囲にも注意を喚起しております。
Commented by gayacoffee at 2009-08-26 14:51
アルミさん、ありがとうございます。
1次ソースに当たって客観的に分析、判断できるにはそれ相応の知識と教養、良識が必要なだけに、私などなかなか難しく、どうしてもジャーナリムに期待したくなりながら、ジャーナリズムが機能しにくい超情報化、商業主義、あるいは真綿で締められるような管理社会なだけに、大変困ったものです。企業や団体のホームページも一応参考にしつつ、面白いのは個人のブログですね。さまざまな独断・偏見もありながら、「へ~、こういう考え方もあるのか」と読んでいます。
Commented by アルミ at 2009-08-31 21:26 x
小冊子の件についても、興味深く拝見しました。小冊子を読んでどぎつく感じる以上に、民主党や日教組の問題はむごいものだと思います。
鹿児島の皆吉議員の決起大会では国旗を切り裂いて民主党旗を作っていましたね。象徴的なことです。民主党は国旗を切り裂くような党なんですよね…。

このような小冊子をみて、民主党や日教祖の惨さ、民主党に政権をまかせると本当に国が売られてしまうようなことになることに1人でも気付いて欲しいと願います。そして、立ち止まってじっくりと考えてみて、家族や友人とそのようなことを話題にして話ができたらとてもいいと思います。

麻生総理が、演説で、日本を考える8月にしてくださいとおっしゃっていました。小冊子は考えるヒントを与えてくれるものになると思います。

今は情報を好きなように収集したり発信できたりできるいい社会だと思います。

どんな情報でも情報の鵜呑みはやめたほうがいいですよね。
日本人の情報リテラシー能力がどんどん高まるといいと思います。
Commented by gayacoffee at 2009-08-31 21:45
アルミさん、ありがとうございます。
民主の大勝となりました。これについては31日のブログに書いているので重複を避けますが、それにしてもここまで自民嫌いが進むとは…。参院は民主が過半数ではないので、これまでとは逆に民主に独走があれば一応監視役となるかもしれませんが、社民・国民新と連立を組むとあやういことに。政権を取って、民主分裂、などということもなきにしもあらずですが。
Commented by アルミ at 2010-03-13 09:09 x
http://triple-aaa.org/home/up/omo/src/1252338198857.jpg
着々と現実になってきましたね。

期待通りでしょうか。
Commented by gayacoffee at 2010-03-13 13:17
アルミさん、ありがとうございます。
私は自民も民主もどうでもよいのですが、自民は自民であってほしいし、民主は民主ならではの政策を打ち出し実行してもらいたいものです。
選挙のための政策では、政権交代の意味はないですね。
もちろん選挙に勝たねば政権を担えないという現実はあるにせよ、国家百年の大計を持つならば国民に正面から説明をすれば、たとえここ数年が厳しい政策となろうとも国民は理解すると思います。その勇気を政治家は持っていただきたい。その勇気のない議員は“政治屋”“政治ブローカー”です。国民、いや私はそういう政治家を待望しています。
by gayacoffee | 2009-08-21 18:12 | 焙煎人日記 | Comments(9)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


by gayacoffee