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またも寝坊で朝焙煎できず。我ながらあきれます

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鹿児島は晴れています。とは言っても、すっきりとした晴天ではなく、大きな雲が上空を通り過ぎ照ったりかげったりの天気です(左写真)。それでも日差しはありがたいもの。木々の葉が輝き、道を通って行く人の顔も晴れやかに感じます。
遠くから鳥のさえずりが聞こえています。

一方の私は、またも寝坊して朝焙煎ができず、我ながらあきれた朝を迎えました。
昨日の「焙煎日記」を【追記】した際、パソコンの動きが鈍くなって1時間ロスした、と書きました。ブログを書き終え、そしてアップ。
ところが、その直後にまたパソコンが動かなくなってしまいました。正確にはインターネットがぐるぐる検索をし続ける状態です。真夜中、これから寝ようというときになってのトラブル。ただ、このままにしておけず、強制終了し起動させ、最近インターネット関係で心当たりがあるYahooツールバーのバージョンアップあたりが臭い、と狙いを付けて、バージョンアップに付属してダウンロードした「yahooかんたんなんとか」「Yahooメッセンジャー」などを私のパソコンから消しました。アンインストールってやつですね。大体、こんなよく分からないものをダウンロードしたことがいけなかったのです。「簡単なんとか」というタイトルで簡単だったためしがありません。
以上の作業にさらに1時間半を要し、就寝は午前4時でした。
で、起床午前8時ですから、睡眠時間4時間です。寝坊というよりも、「時差」が生じているのです。
今朝はっきりと自覚しました。朝、開店前の焙煎は私にはできないということを。
40代半ばまでは、「できないことへ挑戦だ~」と思ってきましたが、いまは「50歳になってもできないことはこれからもできないよ」「できなくて結構。できなくてもいい生き方を探す」という開き直りの境地に至りつつあります。
まさにこれこそ、「五十にして惑わず」のこころでしょうか。

今日は、開店前からコーヒー豆をご購入のお客様がぽつぽつとご来店くださっています。
さきほど「今日はランチはやっていますか?」とお問い合わせ。ありがたいながらも、「ランチ」の言葉に喫茶店の自滅の匂いを感じる私は、「申し訳ありません。うちはランチはやっておりません。コーヒー店なのでトーストぐらいしかないんですよ」とお答えしました。
何度も書きますが、当店はランチを出す予定もありません。

喫茶店の歴史を詳しく調べたわけではないものの、喫茶する場で食事、という一見便利なサービスが、喫茶店=コーヒー付きランチという概念を作ってしまい、本来「主」であったコーヒーが「客」となり、「母屋を取られた」かたちとなったのです。「純喫茶」とは、コーヒーを「主」にしているという意味で付けられた名称でしょうか。
ランチを出すと、確かにお昼時はお客様でいっぱいになるでしょうが、ランチはあくまでもサービス商品で原価率が非常に高い。ゆえに忙しいばかりで経費ばかりがかかり、結果的に経営に行き詰まり、すがる思いで飛び付いたのが昭和50年代後半に登場したゲーム機の導入でした。インベーダーゲームに始まり、ついに「花札」「ポーカー」。もはやパチンコ屋同然です。喫茶店がコーヒーをたしなむ場ではなくなっていき、賭博事件で換金できなくなると客足が一気に引き、ばたばたと店が閉まっていきました。
これが全国的な喫茶店数減少の大きな原因のひとつです。
つまり、喫茶店もいろいろなのです。コーヒーの1杯1杯を丁寧に出し続けて、うん十年という老舗あり、駅前に必ずと言っていいほどあるチェーン店あり、夜はアルコールも出す「スナック喫茶」なるやや香水の匂いが充満しているかのような店もあり、そして自家焙煎の店もあり。
私は、「喫茶店にはランチがあって当然」というイメージから逃れたくて、「コーヒー店」と自称しています。
私の食に対する考え方もランチを出さない理由ですが、これはすでにカテゴリ「ガヤマスのつぶやき」に書いたので重複を避けます。
以上、再びランチのない理由でした。

追記】=午後1時29分
空気が乾いており、さらっとした気持ちの良い風です。

ブログのカテゴリ「焙煎日記」を「焙煎人日記」に変更しました。
コーヒー焙煎の記録よりも焙煎人である私の日々をだらだらとつづることが多いためです。

追記】=午後2時28分
twitterに、居合道のことを「つぶやき」ました。
物騒な人間と思われるかもしれませんが、わずか140年前まであった日本刀の世界を、特に戦後になって危険視したり異端視する向きへの喝! のつもり。ま、ごまめの歯ぎしりでしょうが。

静かな午後が過ぎていきます。

追記】=午後8時19分
今日はコーヒー豆をお買い求めのお客様が比較的多い一日です。ありがたいことです。
夕方、遅めの昼食兼休憩を私がとっている間のこと、県外在住の方がご来店くださって、多めにコーヒー豆をご購入くださった、と妻が言います。知人にもらった豆がおいしくて帰省のついでに、わざわざ当店を探してご来店くださったそうです。ありがとうございます。
常連のお客様も続いてご来店くださいました。
皆様に支えられて、今夜も焙煎です!

今夜の予定は4種類。
●ブラジルNo.2(深煎り)
●メキシコAL(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(中深煎り)
●ペルー・モンテアルトJASオーガニック=インカの香り(深煎り)

追記】=午後10時57分
閉店後すぐに焙煎を始めたため、比較的早い時刻に焙煎作業のすべてが終わりました。
焼き上がりは、見た目上々。明日試飲します。
これから店内の掃除、続いて日課の運動を行って、DVD「相棒」シリーズを1話分だけ観て、寝ます! 寝ることに必死になっている感じです、最近。なんだか情けないことです。
Commented by bonn1979 at 2010-04-24 21:28 x
わざわざ県外から寄られるとは・・
いいものは
宣伝なしで売れる
といういい事例ですね。
Commented by gayacoffee at 2010-04-24 21:45
bonn1979さん、ありがとうございます。
お客様がお客様を呼んでくださる、という大変にありがたいことです。現在、頑張って焙煎中です。
Commented by 匿名 at 2010-04-24 22:14 x
下手な宣伝をしても、継続的な顧客につながるかどうか、分かりませんしね。それに、コーヒーは嗜好品ですから、広告の宣伝効果は、あまりないでしょう。
 それより、既存の顧客が薦める、お土産で渡す、といったことの方が、確実な宣伝になりますね。受け取られる側がコーヒーを飲む習慣がある、少なくとも嫌いではない、と知って、渡すのでしょうから。
 ということは、特別の新規顧客開拓するよりは、既存の顧客へのサービスを良くすれば、おそらく自然と、ゆっくりでしょうが、新しいお客も増える、ということではないでしょうか。
 それでも、たまに、イベントなどで出店されることも、悪いことではないと思いますよ。刺激もあるでしょうし、学ばれることも、多々あると思いますので。
Commented by gayacoffee at 2010-04-24 23:17
匿名さん、ありがとうございます。
口コミが一番の宣伝、と言われますが、実感しています。おっしゃる通り、コーヒーは嗜好品だけに、広告・宣伝の効果はさほど期待できないと私も思います。
そもそも当店を始める際、特にコーヒー豆の販売は立地する坂之上を真ん中にして半径2~3kmぐらいを商圏に、街のお米屋さん的な存在になりたい、と思っていました。いまでもそうです。それゆえ、常連のお客様にもっと喜んでいただけるよう豆の味もさることながら、サービス全般、いろいろ工夫していこうと考えています。私の器もあり、そんなに手広い商いは向いていません。人を雇うほどの器量もありません。年をとっても、ひとりでコツコツ豆を焼いていたいと思っています。前職を辞めた時点で、「頑張る生き方」「競争に勝つ人生」から降りた、いやドロップアウトしました。イベント出店も、坂之上周辺で開かれる催し物には参加させていただきたいと思いつつ、店のサービスが低下することのない範囲で、というスタンスです。それでも、取引先・スタッフさんへ支払いをして、家族が食べていけるところまでは売上を伸ばさないといけませんね。まだまだです。
by gayacoffee | 2010-04-24 12:37 | 焙煎人日記 | Comments(4)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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