ソバの花が咲いています~JR坂之上駅近く
2010年 10月 18日
鹿児島市坂之上のJR坂之上駅近く、泊医院前の畑の一角にソバが白い花を咲かせています(上・下写真)。2、3週ほど前から開花していて、そのとき丈は低かったのですが、今日昼過ぎに撮影に行ってみると1mくらいまで伸びており、畑を囲むように積まれたブロック塀に上って写しました。
ソバは寒冷地、やせた土地でも育つ植物だそうです。
数年前までは鹿児島は全国で10本の指に入るほどソバの生産量の多い県だったようです。ごく最近の統計が見つからず昨年の生産量などは不明ながら、平成17年は7位(生産量1160t)、同18年は8位(1380t)です。
鹿児島のそばは伝統的には汁ものです。昔からかつお節や魚のサバで出汁をとり、ツケアゲ(薩摩揚げ)や出汁に使ったサバがそのまま具として載ります。つなぎがない(?)せいなのか、麺はボソボソッと切れて、素朴な味です。
「薩摩そば」の有名な店はJR谷山駅前の「重吉(じゅきっ)そば」本店。まさに伝統の味です。
谷山民謡に「そばきい(切り)踊」があり、確か、宮田輝アナウンサーが司会をしていたNHK「ふるさとの歌まつり」に谷山のオバさんたちが出て体をゆすりながらコミカルに踊っていました。そばを作る工程を踊りにしたもので、踊り手の掛け合いがおもしろかったと記憶しています。