「夜半」「夜の初めごろ」「未明」…気象用語
2010年 12月 08日
前はあまり聞かれなかった言葉です。感覚では分からなくもないのですが、正確に何時~何時とあるのでしょうか。また、ほかにも「夜半」とか「未明」といった言葉もあります。調べてみました。
気象庁では平成19年に用語を改訂しています。
・夜の初めごろ=午後6時~午後9時…以前の「宵のうち」「夕方過ぎ」に相当
・未明=午前0時~午前3時…以前の「午前3時ごろまで」に相当
・朝=午前6時~午前9時…以前の「朝のうち」に相当
次のような気象用語もあります。
・明け方=午前3時~午前6時
・昼前=午前9時~正午
・昼過ぎ=正午~午後3時
・夕方=午後3時~午後6時
・夜遅く=午後9時~午後12時
以上のように3時間ごとに区切られています。
この中で、私は「昼過ぎ」を午後2時ごろ~午後4時ごろ、夕方を午後4時ごろ~午後6時ごろ、と思い込んでこれまで使っていましたね。「昼過ぎ」は、昼の意味を正午~午後1時台を指すと思ってきたため、正午から使うとは考えてもみませんでした。午後3時から「夕方」とは、ちょっと早い気もしますが…。
なお、「夜半」という用語がありましたが最近、聞きません。深夜0時を中心に前後各30分の間を「夜半」というのですが、気象用語としては現在使わなくなったそうです。
このほか、「初め(のころ)」という表現も使われます。これは、予報期間の初めの4分の1ないし3分の1くらいを指し、週間天気予報では予報期間の初めの3分の1くらい、とのことです。
気象用語は知っていると意味深いものですね。