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ぽつぽつと常連の方がお見えくださって、感謝!

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夕方の休憩を終え店に出てきました。
さきほどまで月2回、当店奥のスペースを会場にある「書道教室」が開かれていました。“生徒”さんと先生の熱心かつにぎやかな教室です。
いま静かな店内に戻っています。

きょうは最近にしては珍しく忙しい一日。
まず朝の焙煎を2種類済ませてから近所のスーパーへ食材を買いに出て、その足で郵便局へ回り、急いで開店準備。開店ほどなくからコーヒー豆をご購入の常連のお客様がぽつぽつと続き、高校時代の同級生Jくんも奥さん、ご母堂とともに来店してくれました。しばし最近の鹿児島のコーヒー店事情を聞き、その後、常連のKさんが来店し健康維持の話。昼過ぎには「グアテマラ」の在庫が少なくなってきましたが、続くお客様がブレンドやほかの豆種を選んでくださって、なんとかぎりぎりで欠品とならずに夜を迎えています。
「いつも前を通りながら気になっていたんですよ」と初めて訪ねてくださったお客様もいらっしゃいました。
ありがたいことです。
※右上写真は、スーパーからの帰り道で撮影した坂之上中央通り。年度末のせいか道路の補修工事が続いています
朝の焙煎は次の通り。
●タンザニアAA=キリマンジャロ(深煎り)
●ブラジルNo.2(中深煎り)

あすの定休日に、きょう売れた分と電話でご注文をいただいた分の焙煎を行う予定で、すでに生豆のハンドピックを済ませています。

午後4時半に遅めの昼食兼休憩に入りました。ひと寝するつもりでいましたが、録画していたNHK番組「ポアロ」を観てしまい、あっという間に夜の部へ突入しています。
眠りそこねたせいか、あるいはあすが休みと思っているせいか、少し気が抜けています。

追記】=午後11時18分
午後8時ごろ、消防車が何台も坂之上の県道を、錫山方向に向かっていきました。聞くところでは坂之上3丁目で民家が火災とのこと。以前ブログに書いたように私ももらい火で家を失っているため、火事と聞くと20年前のことを思い出し、ぞっとします。
夜の眠りが浅いのも、この年になってもあのときの記憶が鮮明なせいもあるでしょう。
店を閉め、自宅も家族が寝静まってから真夜中にふと目が覚めて、ガス栓を確認したり、灰皿の始末をもう一度したり、とうろつきます。ひどいときは、夜に3回ほど同じ場所を確認することもあります。我ながら病的です。
もらい火で、当時住んでいた家が焼けて以降、かたちあるものはいつかは消えることを知りました。
残念なのは当時もうすぐ1歳になろうとしていた長女を写した写真やビデオがすべて燃えたこと。初めての子供だけにビデオも10本以上記録していましたし、アルバムも3、4冊あったと思います。それが消えてしまい、子供に見せてやれません。
火事や自然災害で何を失って悲しいかというと、命の次が家族の記録です。

あすは定休日、閉店後の掃除をいつもよりも時間をかけました。水垢のついた洗面台に漂白剤を含ませたキッチンペーパーを貼り、厨房のシンクを洗いました。
以前勤務していた出版社の上司が「掃除は何のためにすると思うか?」と尋ねました。同僚が「働く場を整理整頓して働きやすいように、じゃないですか」と答えました。その上司は「元の姿に戻すんだよ」と言いました。
「職場の机、イス、トイレ、廊下も働くためにいま、自分たちは預かって使っている。これから使う人たちのためにも、いつも前の姿に戻す。それが掃除だと思う」と言いました。
その言葉がいまも耳に残っています。
働く場。いまこの店は私のものではあります。しかし、お客様を迎え、少しの時間でもお客様の空間にもなるわけで、その意味でいうと、私だけのものではない、と思って掃除をしています。

当店の一週間が終わりました。ありがたいことに、きょうは多めのお客様がいらしてくださいました。
感謝、感謝です。完売、ほぼ完売のコーヒー豆が3種類。あす追加して生豆をハンドピックし焙煎して木曜からの一週間に備えます。
定休日は居合の形稽古も時間をかけて自主トレしたいと思います。
by gayacoffee | 2012-02-21 19:15 | 焙煎人日記 | Comments(0)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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