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きょう阪神大震災から18年。鹿児島は曇天、午後冷えてきました

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1月17日。阪神大震災からきょうで18年です。
あの日、このニュースを知ったのは勤務先のロビーでつけっ放しになっていたテレビでした。夜明け前に発生した地震だったのですが、出勤してぼーっと一日を始めたころ、確か午前9時半か、10時ごろだった記憶があります。空からの映像で、兵庫県の海岸に近い街並みのあちこちから煙が上がっていました。
「嘘だろう…」。同僚がそうつぶやきました。高速道の橋桁が折れ横倒しになった映像で地震の強さを知り、驚きました。「関西でも大地震が起こるのか」とも思いました。考えれば、日本列島が地震帯の上にあるわけで、どこで発生しても不思議ではないのに、私たちは自分の人生の長さを基準にあれこれ思考してしまい、根拠のない安心感を持ったり安全神話をうのみにします。
あとで関西へ転勤となっていた元同僚に聞いた話ですが、激しい横揺れで電子レンジが吹き飛んでマンションの反対側の壁に突き刺さったとのこと。恐ろしい話です。

鹿児島市は、きのうの暖かさから一転、冷えています。午後1時現在の坂之上の外気温は9℃。時折雲の隙間から日が差すもののおおむね曇天です(右上写真=午前11時15分ごろ)。さきほどみぞれのような雨も降りました。午後になって朝より気温が低くなっているようです。

通販でのご注文分のコーヒー豆をさきほど発送、接客の合間をみて、1杯点て「ドリップバッグ」用の豆を1kgずつ袋詰めしています。ドリップバッグに製品化してくれる工場へ発送する作業です。ブレンドしながら袋詰めをしているのでなかなか進みません。きのうまでに焼いた量で足りるつもりでしたが、もしかすると不足するのでは? という微妙な在庫です。ぎりぎり足りるようではいけません。店頭販売や店内飲食分なども抱えておく必要があります。

定休日の前夜に来店してくれた元同僚Tくんも正月の間、DVD三昧だったとか。私は「新参者」を全5巻などなど。TくんはNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」だったそうでした。
「翔ぶが如く」はいいドラマでした。平成になってまだ間もないころの、司馬遼太郎さん原作の人気小説をドラマ化した作品です。鹿児島が生んだ偉人、西郷・大久保を中心に、幕末から明治10年の「西南の役」までを描いた、薩摩ナショナリズム推進協会(実はない)推薦ドラマといえましょう。西田敏行さん、鹿賀丈史さんが素晴らしい演技を見せたことを、私もいまでも覚えています。Tくんは当時、高校に進学するか、しないかのころだったそうですが、やはり深く感銘を受けたそうです。
久しぶりに観た感想を聞きました。
Tくん「いや~、泣けました。ドラマとはいえ、西郷さんはとんでもない人物だったのでしょうね。『西郷先生のためなら命もいらん』と青年らを言わせた魅力とは何なのでしょう。どう考えても努力の域を超えていますよ。天がその時代に命を与えたとしか思えません」
Tくん「田原坂以降、薩摩軍は九州の山地をさまよい、結局ふるさとに戻るじゃないですか。その険しい道なき道を這うように歩きながら西郷さんが『まるで夜這いに行くようじゃ』と言い、従う薩摩兵児らも大笑いするシーンとか、ん~ん、男のドラマですね~。悲惨さを笑い飛ばす心意気です。私学校に県の予算を横流しした鹿児島県令・大山綱良は、西南の役後に官軍に捕まり処刑されますが、大久保に向かって『良か国を作ってたもんせ。頼ん申したど』と別れを言う…。泣けますね。最近はこういう男臭さが消えました。チャラチャラしたヨカニセが時代劇にまで出てきてへたな殺陣をして、愛だの恋だの言う。江戸時代に侍が道端で女とチャラチャラするわけないじゃないですか。クソみたいなドラマばっかり作りやがって」
次第に興奮してくるTくんです。話は夜中まで続き、克明に記すとかなりの長文になるため、ここらで止めます。私も、NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」を観ないといけない気分になっています。

追記】=午後8時28分
寒い夜です。午後3時半ごろに、あられ混じりの雨が降りました。雨音にしては硬く大きく、カツカツカツと屋根や窓に細かな石でも当たるような音が、ほんの何秒かですが、しました。

枕元に置いているメモ帳に、寝ぼけつつ書きなぐったけさの夢が残っています。
「客にコーヒーを出さない夢。1組が3人」「居合の初稽古の夢」「墓参り→花とり」「天国に行く私。渥美清さんが主催」―などなど。さっぱり意味が分かりません。コーヒーやら居合やら、と私の夢には日常が出てきます。空を飛んだり、美女をはべらしてビーチで遊んだり、スーパーヒーローになって活躍するなんて夢を一度でもみたいものですが、実に地味な夢ばかりです。

きのうの高松空港への緊急着陸を受け、国内航空各社のボーイング787がすべて運航停止となったようです。787はハイテク機と聞きます。2回ほど乗った記憶があります。大事故になる前に不具合の原因調査に入るのは歓迎します。
飛行機の事故率はきわめて低いというものの、ゼロでないわけで、搭乗するときに「もしも」と頭をよぎることがあります。滑走路で次第に速度を上げ始めた段階で、「ああ、もういいや」とあきらめに似た感情になります。そうでもなければ、空を飛ぶ気分になれません。ひどい乱気流でストーンと機体が空中で落ちたことが2回、雷雲の中を航行したことが1回あります。恐ろしさよりも、大きく揺れる中を前後に歩き回る客室乗務員が心配でした。怪我でもしないか、と。仕事とはいえ、大変です。

夢の中では飛べませんが、話が飛びます。
あさから舌の調子がよくありません。味覚が乱れています。コーヒーを飲んでも酸っぱさばかり感じます。
昼まで焙煎の仕方が悪かったのか、と困り果てました。すでに豆を通販のお客様へ送ったからです。でも、酸っぱさは特定の豆種ではなく、すべてに感じました。4日ほど前に焼いた、きのうまでおいしく飲んだ豆種すらも惨憺たる味なのです。
「これはおかしい。おかしいのは自分の舌ではないか?」と思い、夕方に戻ってきた妻にコーヒーを利いてもらいました。
「ううん、まったく問題ないよ」
やはり、私の味覚だったようです。コーヒー豆に問題がなかったのは良しとして、味覚が乱れたのも問題です。
なにが原因でしょう。午前中に飲んだ鼻炎薬の副作用でしょうか。ゆうべウイスキーを飲み過ぎたためでしょうか。飲み過ぎた勢いでぷかぷかとふかしたパイプで舌を焼いたせいでしょうか。
コーヒーをおいしく飲めないことがこれほどつらいとは…。
Commented by まくらざっ at 2013-01-17 17:20 x
私も楽しい会話に参加したかったですね。西郷さんから今の鹿児島市政、県政を大いに語ったのです。将来の鹿児島を背負う男2人ですから、目指せコーヒー豆自由化ですよ(笑)そのためには焙煎機も40キロ以上の物を準備しないといけないですね
Commented by gayacoffee at 2013-01-17 20:35
まくらざっさん、ありがとうございます。
「鎮台(兵)なんど(など)、コイじゃが」と竹の棒っきれを地面に叩き付けた折った桐野利秋のところで大笑いをしました。
ところで、薩摩軍は挙兵したわけではないのです。あくまでも北上して中央政府にもの申すという立場です。戦闘になってしまったので「内戦」扱いですが。ま、西郷が立った、となるといくさとなるのは仕方がなかったでしょう。
話変わって、円安になるとコーヒー生豆の価格が上がります。困ったものです。石油など輸入原材料が高騰します。輸出産業が外貨を稼ぐわけで円安は歓迎の空気があるものの、その前に原料が上がります。果たしてここでデフレ脱却? ん~、雇用不安があるうちは難しいでしょうね。
Commented by 常連のNです at 2013-01-17 21:42 x
 味覚の乱れは、複合的な要因かもしれませんね。数日様子を見られて、それでもおかしければ、医師に診てもらった方がいいかもしれませんね。
 B787のバッテリーですが、京都のユアサが造ったものですが、幸い人いは影響していませんから、これを機会と捉えて、改善すれば、それでいいのではないかと思います。
 阪神大震災から18年ですか。生きている間に、それ以上に大きい震災が日本で起こるとは、欠片も思いませんでした。南海地震が起これば、関西、名古屋圏が大きな被害が出るかもしれませんし、東海地震だと関東圏に被害が出るでしょうから、また、3.11以上の被害を目の当たりにするかもしれません。
 こちらは、明日相当寒くなりそうで、日中の最高気温が大阪でも6度で、京都や奈良はそれよりさらに低く、ほとんど日本海側のような低気温になりそうです。
Commented by Ex-Tannyaman at 2013-01-18 14:52 x
味覚は戻りましたか。異常が続くようであれば、ひとまず耳鼻咽喉科か神経内科にて判断を仰ぐべきだろうと思います。味覚は大事な商売道具(識別能力)ですから、放置できません。
Commented by gayacoffee at 2013-01-18 19:35
常連のNさん、ありがとうございます。
味覚障害はほとんど回復したようです。原因が気になります。
歴史をひもとくと、大地震は100年、200年どころか、20年、30年幅ぐらいで列島各地で起こっていますね。こういう場所に住んでいるわけですから、それなりの備え、覚悟、そして脱原発が必要ではないか、と思います。
Commented by gayacoffee at 2013-01-18 19:38
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
完全ではないですが、味覚は回復してきました。
おっしゃる通り、商売道具です。味が分からずにコーヒーを点てるのは大変な不安です。以前「チャングムの誓い」という韓国ドラマがあり、その中で主人公の味覚がなくなるシーンがありました。主人公・チャングムは料理の達人だけに舌が命。結局回復するわけですが、味覚がなくなる不安は想像以上に大きいものだと実感しました。
by gayacoffee | 2013-01-17 13:54 | 焙煎人日記 | Comments(6)

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by gayacoffee