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開店前に3種類の豆を焙煎。曇天の金曜です。昼過ぎから晴れ?

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自宅裏の家庭菜園との境に生えているザクロがことしも花をつけました(上・右・右下写真)。紅色で、変わった形から、タコ型に切って焼いたウインナーソーセージを想像してしまいます。
昨年は花も実もあまりつかず、1個も食べなかったように記憶しています。ことしはいまのところ花の数は多いようです。さて、どれほど実るでしょうか。
同じアングルの3枚の写真をアップしました。キャノン「スーパーショットG15」でマニュアル撮影したもので、花それぞれのピントができるだけ合うように絞りをF7・1にして、シャッタースピードを少しずつ変えてみました。上写真がシャッタースピード1/250秒、右上が同1/320秒、右下が1/200秒です。露出がはっきり違ってきます。
マニュアル撮影の面白さです。
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鹿児島市は曇り。午後から晴れ、と朝のテレビニュースが伝えていましたが、午後3時現在、薄い雲が空をおおっています。時々薄日が差します。

開店前に3種類のコーヒー豆を焙煎しました。
●ブラジルNo.2(中深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
●グアテマラSHB(深煎り)

午前中にご来店くださった常連のお客様が「ここのコーヒー豆は安いですよね。よその半額ぐらいだわ」とおっしゃいます。すかさず私が「努力して安くしているんですよ」と言うと、「あっそう、安くしているのね」とお客様。
鹿児島国際大学内にある「図書館ガヤカフェ」「森のガヤカフェ」は学食・レストランとしての役割があるため、昼食時間帯の労働集約型。スタッフさんにがんばって働いてもらっています。一方、坂之上駅近くの本店はコーヒー店、明確にいうと店内で飲むことができるコーヒー豆製造販売店ゆえ、妻が日に3時間ほど入ってくれるものの基本的に私ひとりで営むぐらいの規模の“父ちゃん・母ちゃん経営”です。コーヒー豆代に人件費を乗せる必要がありません。乗せなくてよいのです。
当店のモットーのひとつが「お茶のようにコーヒーを」です。できるだけ安めにコーヒー豆を販売したいと思った結果が、“父ちゃん・母ちゃん経営”というスタイルだと気付きました。
100g当たり315円~405円です。統計的に分析しているわけではありませんが、全国的にみても安価な方だと思います。スペシャリティーコーヒー豆や契約農園からの仕入れ、「ブルーマウンテン」「ハワイ・コナ」といった高価な銘柄といった豆種を扱っていないことも理由ですが、かといって品質に疑問のある生豆を仕入れたり、手を抜いた仕事をしているつもりはありません。100g当たり350円前後になるよう工夫しているつもりです。
努力して100g当たり200円台にもっていきたいと思っていましたが、万民にのしかかる消費増税と、アベノミクスによる円安で、それはちょっと難しくなってきました。原価を落とし利益を残す目的で大量仕入れ・大量販売の方向もあるでしょうが、それはやりません。できない、と言った方が適切です。生豆を水洗いしてから焙煎しているため、大量焙煎に向かないのです。なにせ生豆の水洗いは手仕事。日にこなせる量が限られます。家族経営でできる最大限のことを模索していきます。

お隣の解体工事はやはりきのうで終わらなかったようで、けさから土地をならす作業などが進んでいます。2台あった重機が1台になりました。
重機が稼働していると地面が揺れます。わが家(自宅)は木造ゆえ、2階で休んでいると地震で揺れ続けている感じでした。不思議なもので、日中ずっと揺れが続いていると、夜も揺れているような感覚になります。長時間船に揺られていると、陸に上がってしばらく波の上にいる気がするのと同じでしょう。平衡感覚をつかさどる三半規管の一種の“残像”かもしれません。

追記】=午後4時9分
きょうは妻が用事があって外出、店は夜まで私が入る予定です。いつもなら午後4時から休憩しています。

さきほど、半分店の業務で使っている自家用乗用車の車検が終わって戻ってきました。
整備工場の担当者が「もしかして、車体にしょっちゅう水をかけていませんか?」と尋ねます。
「桜島の灰が降ったときとかはホースで水をかけて落とすようにしているけど」
担当者「それは止めてください。水あかがガラスに残って、取るのに大変でしたよ」
「えっ? そうなの? 灰よりもいいでしょう」
担当者「水で洗ったあと、雑巾で拭き上げるならいいんですけど、水をかけっぱなしにしておくと、水滴が乾燥したら水あかになってなかなか取れないんですよ。特殊な洗剤でやっとガラス面をきれいにしました。2時間ぐらいかかりましたよ」
「あっそうなんだ。灰が車体に悪そうだし、見苦しいからね。さっと水かけてって感じにしていたよ」
担当者「むしろ、灰が降ってもそのままの方がいいですよ。ただ、以前南岳が久しぶりに爆発して灰がかなり降ったときは車体にかなりダメージがあったみたいです。塗装の鏡のように光っている部分がやられてくすんでしまいまたね。屋外に置いてあった車は相当ひどかったようですよ。あのときは硫黄の臭いがすごかったですもんね。いまの昭和火口からの噴煙ではさほどのダメージはないみたいです」

南岳の山頂火口が噴火したのは昨年7月24日夜のこと。大量の火山灰が風に乗って鹿児島市街地を襲いJR鹿児島線と指宿枕崎線の一部区間で列車が一時運転を見合わる事態に。
整備工場の担当者によると、灰が降ったらホースの水で車体やガラス面の灰を流しつつ雑巾で洗い、その後、絞った雑巾で水分をすっかり拭くこと、とのこと。「せめてガラスだけでも乾いた雑巾で拭いてください」と念を押されました。

追記】=午後4時45分
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鹿児島国際大学の入試案内(右下写真)を見ていて、校歌のページ(左写真)に目が止まりました。「作詞・土井晩翠」とあります。「荒城の月」の作詞者です(作曲を滝廉太郎)。
土井晩翠は確か戦後間もなくに亡くなっていますから、同大学の校歌は戦前に作られたものでしょう。
大学のホームページで確認すると、「校名やキャンパスの所在地が変わる中で70余年歌い継がれ、本学同窓生の絆を保っている一つに校歌がある」と紹介されています。
やはり校歌は同大学の前身・鹿児島高等商業学校時代の作詞・作曲。ホームページによると、開校した翌年の1933年に制定されたそうです。「初代校長の古川邦彦は、旧制第二高校(現在の東北大学)で同級生だった土井晩翠に作詞を依頼した」とホームページにあります。
ちなみに晩翠は200校もの校歌を作詞しているそうです。
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校歌の中にある「ユーカリ樹」は、鹿児島高商のシンボルだったそうです。歌詞に「庭に聳(そび)ゆるユーカリ樹」とあるので、当時の学内、おそらくは校庭にユーカリがシンボル的にそびえていたのでしょう。
なるほど、それで「ユーカリ会館」の名の由来が分かりました。

さらに、ちなみに、当時の校舎は現在の鹿児島市立長田中学校あたりにあったようです。

校歌は、何年たっても、いや年月が経てば経つほどに学生時代を思い出させてくれます。私も母校の校歌を時々You tubeで聴き、倒れそうな気持ちを起立させます。校歌ゆえ、効果てきめん! 失礼。
鹿児島国際大学の校歌はまだ聴いたことがありませんが、You tubeにアップしてあるでしょう、きっと。ま、母校ではないので、どうしても聴きたいわけでもありません。卒業生は聴くべきです。
Commented by Ex-Tannyaman at 2013-06-15 08:38 x
> 努力して100g当たり200円台にもっていきたいと思っていましたが、万民にのしかかる消費増税と、アベノミクスによる円安で、それはちょっと難しくなってきました。

外国為替が乱高下して、生豆の輸入元も値決めに苦労しているでしょうね。私は、外為取引マーケットの写真が掲載されるたびに不思議に思うことがあります。電光掲示板に

ドル/円
94.505

と出ていますが、1行目の表示は小学生にも理解できる「1円当たりのドル」という意味であり、「時速50キロメートル(50Km/時)」と同じですね。ところが、2行目の数字は「1ドル当たりの円」です。
Commented by gayacoffee at 2013-06-15 18:38
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
なるほど、この表記ではおかしいですね。2行目を示したいのなら「円/ドル」でなければおかしい。じっと見ると変なことがたくさんありそうですね。
Commented by Ex-Tannyaman at 2013-06-16 20:17 x
くどいですが、本日の日経新聞の記事から・・・。ひょっとして、会員(無料)として登録していないと読めないかもしれません。

http://www.nikkei.com/markets/kaigai/emerging.aspx?g=DGXNMSGM1305N_14062013000000

59という数字の右方に「ルビー/ドル」が見えますね。お金を話題にする新聞社だけのことはあって、まともな表示です。日経にも、小学生並みの能力を備えた連中がいるらしい。

次は1ドル=円の下に75という数字が見えます。これも、小学生並みにまともな感じですね。

http://www.nikkei.com/money/investment/mandi.aspx?g=DGXZZO5615290013062013000000&df=2

でも、日経の責任ではないだろうが、グラフ内に嵌め込んだ写真の「米ドル/円 101.23」はバカ丸出しです。

但し、最初のグラフと2つ目のグラフでは縦軸の数字の大小が上下逆ですね。やっぱり、バカ丸出しと言うか、読者志向ではないと言うこと。
Commented by gayacoffee at 2013-06-16 21:27
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
ドル/円
94.505
これを見て思い出しました。広告原稿などで「20%割引き」なんてのも笑えます。これがよくあるんです。意味を考えずにつくっているんでしょうね。ま、自分も笑われることがあるでしょうから、大笑いしないようにしますけど。
Commented by Ex-Tannyaman at 2013-06-17 07:35 x
この年齢になるまで、「20%割引き」に遭遇したことはありませんでした。見かけたとしても、気づかなかったでしょう。代わりに「5分割引き」だったら、えっ!?

表示に関して悪口ばかり書いてきましたので、お詫びに次のサイトをご案内いたします。「同字」という項目内のケースは、身近なようでも行き当たったことがありません。元々、出歩くことが極端に少ないので、無理もないことです。

http://homepage2.nifty.com/Gat_Tin/kanji/doji.htm
Commented by gayacoffee at 2013-06-17 12:36
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
「同字」の世界は奥深そうですね。漢字の起源までさかのぼりそうです。
無学な私など、パッと見に、「あっ、誤字だ」などと思ってしまうかもしれません。
若いころ、「頼」は本来「賴」だと教えられ、以来、人名では特に注意するようになりました。これは同字というよりも簡略化で変わった例でしょうか。
Commented by Ex-Tannyaman at 2013-06-17 15:42 x
「頼」は本来「賴」であることは知りませんでした。でも、30数年前、京都競馬場のレース名として「松籟ステークス」というのがあったことを憶えています。
Commented by gayacoffee at 2013-06-17 21:23
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
「「松籟」を見ると、私はなぜか、「松野賴三」元大臣を連想します。熊本出身でしたね。
by gayacoffee | 2013-05-17 15:23 | 焙煎人日記 | Comments(8)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


by gayacoffee