晴れました。朝から桜島爆発、「やや多量」の噴煙が市北部方向へ
2013年 05月 18日
朝食を急いでいた午前8時すぎ。NHK総合を観ていると、桜島の爆発・噴火情報がデータ放送を通じ流れてきました。8時7分爆発、噴煙の高さは2500m、風向きは北西方向で、噴煙の量は「やや多量」。鹿児島市北部が降灰に見舞われます。吉野・吉田に住む元同僚や知人・友人のいくつかの顔がよぎります。
コーヒー豆の焙煎を終え、開店前の掃除もひと通り済ませた午前10時40分ごろに、当店前の市道に出て鹿児島市北部を望むと、まだ桜島の噴煙が流れていました(上写真)。灰の雲の下はパラパラと降灰の真っ最中。大変です。この爆発はことしに入って331回目。
開店前のコーヒー焙煎は2種類にとどまりました。
どうしても必要な分のみの焙煎です。
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
●ベトナム・ロブスタG1ポリッシュド(深煎り)
※左写真=「ベトナム・ロブスタ」を水洗いしているところ。かなり汚れが出る
起床午前7時半。6時台に一度目覚めたものの、眠気に負けて二度寝。ゆうべ、というかおそらく早朝に近い時間でしょうが、背中全体のかゆみで目が覚め、眠気の中で手を交互に背中に回して掻いている自分を寝酒の酔いの延長の中でぐにゃぐにゃとゆがみつつ記憶しています。どろんと重く布団に沈んでいながら、たまらぬかゆさに身をよじる…ああ、なんとも混沌と夜明け前を過ごしました。
じんましんです。漢字で書くと「蕁麻疹」。難しい字です。
この冬は、薬用クリームで乾燥肌のかゆみを抑えることができた、と喜んでいたのも束の間、じんましんが昼夜を問わず頻発しています。
けさも右腕、左腰と横腹のあたり、左太ももなどに出ました(右写真=チクチクとかゆみが始まった発作初期)。やや不気味ゆえ写真のアップをためらいましたが、「日記」ブログなので隠すことなく出すべきと判断しました。じんましんを知らない人に伝える意味もあり、また、じんましん持ちの人との情報交換も狙っています。
最初は、チクチクとした痛がゆさから始まります。間もなく、蚊に刺されたようにふくらんできますが、じんましんは局地的に数カ所~10数カ所が散弾銃を打ち込んだように現れ、かゆみが一挙に強まります。掻くと、蚊に刺されたように独立してふくらんでいたものが巨大化・広範化し、ふくらみ同士がつながって、ついに“かゆみの台地”と化します。寝ていて無意識に夢中に掻くのはこのあたりでしょう。
掻けば掻くほど“台地”が広がり、掻いた爪跡が炎症を起こし盛り上がってかゆみの温床となるという悪循環が始まります。この時点でかゆみがピークを迎えます。
かゆみは掻いても掻かなくても30分~1時間で治まるようです。日中はまだほかに気がまぎれることがあったり、早めにかゆみ止めのクリームを塗ることで抑制もできますが、寝ている間はたまりません。目覚めるころには掻きむしった後だったりで、けさも背中のあちこちにふくらんだ爪跡がありました。
じんましんの出ない日はなく、出ない夜もない最近ながら、症状が強い日、弱い日はあります。
原因が分かりません。じんましんの再発は10年ぶりです。弱いじんましんはその間もありましたが、連日起こるのは久しぶりです。
20年ほど前、徹夜仕事が3日ほど続いた後に発症しました。内科、皮膚科を回り、アレルギー反応を調べるパッチテストもしました。結果、「原因不明」。医師の見立てでは「疲労によるものではないか」とのこと。十分に休養をとるよう医師に言われましたが、福利厚生もろくになく有給休暇も取れない労働環境が当たり前という鹿児島県内のごく平均的私企業に勤務しているサラリーマンが、「十分に」休養を取れるわけもなく、その後引き続き医学的に原因を究明する時間も取れず、そのままにしてきました。抗ヒスタミン剤を飲んでいるうちに症状が出なくなり、治ったと思っていました。
その後、10年ほどしてまた出ました。サラリーマン暮らしの最終期でした。
確かに疲れがたまるとじんましんが出る傾向があります。
でも、ことしになって頻発している理由が分かりません。前年とさほど変わらぬ労働量。しかも、自営業者という他人にこき使われることのない気楽な身分なのに、一体どうして? と疑問です。
今度の定休日に病院に行ってみることにします。食事も大事でしょうが、なによりも睡眠です。
【追記】=午後2時43分
静かな土曜の午後です。
風が強く、木々が大きく揺れています。日避けテントをたたみました。
引き続きじんましんの話です。
素人ながら自分なりの考えですが、私は20代は鼻炎で、30歳前後は喘息で悩みました。アレルギー体質です。外部からの刺激に過剰反応する性質(たち)で、そのうち自分の汗にまけたりするようになりました。自己防衛が高じて、しまいには自己をも敵と誤認してしまう体となっているようです。
おそらく、自分のこれまでの人生のツケでしょう。仕事でも、上司に食ってかかるところがありました。愚かに映る上司を見下げる驕りが私にはありました。愚かと見る自分がいかほどのものか、いま思えば恥ずかしいことです。
心身はコインの表と裏だと思います。心の持ちようが身体にも現れているのです。
私のじんましんは自己防衛システムの誤作動・過剰反応でしょう。と、いうことは抗ヒスタミン剤など使った対処療法でなだめつつ、心の修行というか、心の持ち方、在り方を学び直すことが必要でしょう。
改めて、自分の傲慢さと愚かさを思い知ります。
このブログも愚かさの記録です。
【追記】=午後4時1分
もうすぐ私は休憩に入り、妻が店に立ちます。
隣で、解体が続いていた「苦茶亭」跡の工事がすべて終わったようで、きょう午前、最後に残されていた重機1台が運ばれていきました(右写真)。
廃棄物の分別が細分化されている昨今、解体工事も内装から始まり、屋根材、窓枠など、外壁および建物本体、基礎といった各工程で、石材・ブロック、木材、金属などそれぞれに分け、ダンプカーに積んで処分場へと運ばれました。おそろしく手間のかかる作業です。
これからは、家電がそうであるように解体・廃棄時のコスト、リサイクルを見通した家づくりも必要でしょうね。
さら地となった旧「苦茶亭」。
「広かったんですね」
「さびしいものですね」
「なにが建つんですか?」
お客様の反応が大きいこのごろです。
【追記】=午後8時41分
静かな夜です。さきほど、久しぶりに愛刀家Tさんが仕事の途中で寄ってくださいました。もうひと仕事、と言って再び出ていかれました。
ゆうべから吸っているのがパイプたばこの「オレンジドリーム」です(左写真)。
ポーチを開けた途端、ふわ~っとオレンジの香りが漂うたばこ。着火もよく、上からお行儀よく静かに燃えて途中で消えることがありません。実にスムースです。本を読んでいてもDVDを見ていても、パイプを吸っていることを忘れるほどのストレスレス。
香料系は続けて吸うとさすがに飽きてくるものですが、「オレンジドリーム」はほどよい甘さもあり飽きません。
オレンジの夢をふりまくたばこです。
疲れがたまったりストレスが強いとじんましんが出ると聞きます。
じんましんの原因をネットでいろいろ調べました。
食べ物・飲み物、金属との接触、薬物、花粉などといった原因を特定できるじんましん、おっしゃるように寒暖など気候に関わるもの。こたつも原因になるそうです。ほかに、「原因不明」というのがあるようで、私はこれでしょうか。近く皮膚科に行ってみます。
ガヤマスさんには悪いですが、私は先日来、近いうちガヤマスさんに心身の変化があるだろうな、と思っていました。
私の高校同期生が関連会社の終末処理のために社長として派遣されました。表面的には淡々としていたようですが、その「最終の日」を迎えて、原因不明ながら体調を崩してしまいました。後日、彼の言うには「組織も人間も同じなんだろうなぁ」でした。
諸々の思いが残る苦茶亭が消えることに関して、ガヤマスさんが平静であり得ただろうか。