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「文化の日」。鹿児島市ではおはら祭り、当店では「書道教室」

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「文化の日」で祝日。鹿児島市は快晴でした(右写真=午前11時25分ごろ、店内)。空気が冷たく澄んで、ほどよい緊張があります。気が引き締まる感じ。けさ鹿児島市は10・7℃(アメダス)まで下がったようです。
夏場の、あのアスファルトが溶けるような、そしてサウナ風呂の中にでもいるような暑さに比べると、この季節は実に快適です。歩いていて、ぬかるみと舗装道路ほどの違いがあります。
まだTシャツに半ズボンで寝ています。早朝に肌寒さで目が覚めることがあります。それも悪くありません。気候が良いと、面倒なことまで「良し、良し」という気分になるから勝手なものです。

ひんやりとした朝が、日が高くなるにつれてゆっくり温もる-ちょうど当店の開店はそんな時刻です。

開店して間もなく、3本続けて電話がありました。
「きょうは開いていますか?」
「なにか食べられるメニューはありますか?」
「店は何時から開きますか?」
先月、伯母が亡くなり、喪中休業をとり、また第5木曜の臨時休業もあったためか、「きょうは店は開いていますか?」との問い合わせが近ごろあります。飲食・サービス業にとって、「休む」ことの重さをひしひしと感じます。

開店前のコーヒー焙煎は3種類でした。
●パプアニューギニア・フイニステラ・パラダイスバードG1=期間限定豆(深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
※右下写真=焙煎したばかりの「パプアニューギニア」を早速試飲。煎り止る温度を1℃変えてみた
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県外へのコーヒー生豆の発送を午前中に済ませると、昼あたりからぽつぽつとお客様がご来店。午後3時からは奥のスペースを会場に「書道教室」もありました。昼過ぎから店に入った妻によると、「忙しかった。集中するよね」。
不思議とお客様は集中する傾向があります。繁盛店は常に集中状態なのでしょうが、ささやかな当店はひとりで店を切り盛りする規模・量を想定しています。当ブログで表現する「ぽつりぽつり」「ぽつぽつ」といったことです。
想定はあくまで当店の勝手です。そして、想定はほぼある意味で裏切られます。
「静か」な店内であるか、3組、4組…とお客様が続いて来られるかです。私が感じる「山が来る」です。その中間があまりありません。ひとりで厨房と客席を切り盛りするにはオーバーワークです。かといって、採算上、まだ2人体制にできるほどの規模ではありません。残念ながら。
素朴なトーストのドリンクセットが意外と人気があって、きょうも続いてご注文をいただきました。例えば、3人グループがほぼ同じころに3組来られ、皆さん、トーストセットだった時に、別にコーヒー豆ご購入のお客様が来店されると、私の頭の中が真っ白になるわけです。簡単に真っ白になります。そして、「待て、待て。よし、整理しよう。どこから始めるか?」と心の中で問いかけ、作業に入ります。
トーストを焼きながら、コーヒーを1杯ずつドリップ式で点てるわけで、厨房も私の頭の中もごちゃごちゃです。急ぎとおっしゃるお客様を変則で優先することもありますが、基本はメニューをいただいた順です。あとで注文をくださったお客様には、「しばしお時間をいただきます」と事前にお断りします。「次はこれ。その次はあれ」などと作業を段取っていきます。編集記者だったころの締め切り時間と似ています。「あと5行削って!」などとあのころは大声を上げましたが、いまは心の中で自分に叫んでいます。

あすは定休日です。午後にコーヒーの生豆が届く予定。その前に床や壁の拭き掃除などを進めておきたいと思っています。

昼過ぎ、鹿児島市坂之上上空を2機のヘリコプターが通過。シャッター速度の関係でプロペラが止まって見えるためヘリに見えないが自衛隊の大型輸送用ヘリだろうか。ここ数日、2機編成でよく飛行している
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by gayacoffee | 2015-11-03 18:49 | 焙煎人日記 | Comments(0)

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