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きょうも薄日。「道場に行く」とUくんに宣言しながら行けず

きのうに続き薄日の鹿児島市です。きのうよりも雲が多いでしょうか。地元民放・南日本放送(MBC)のホームページから週間予報を見ると、あすまで鹿児島市は晴れ時々曇りで、あさって火曜から天気が崩れる見込み。

日曜です。静かな午後。
桜島がさきほど噴火、噴煙が鹿児島市中心街へ流れたようです。

開店前のコーヒー焙煎は5種類でした。
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
●グアテマラSHB(深煎り)
●マンデリンG1(深煎り)
●エチオピア・モカ・イリガチェフG2(深煎り)

一旦ここでアップします。とりあえず写真なしです。

追記】=午後6時49分
残念ながらもありがたい、ありがたいながらも残念という日曜の午後でした。
きょうこそ、久しぶりに東市来にある居合道場へ稽古に行こうと、道着・袴、刀、タオルなど準備万端にして午後を迎えていました。
最近の傾向で、昼過ぎからご来店のお客様が続きます。坂之上を道場に向けて車で出発する午後2時の少し前からお客様がぽつぽつ続き、妻が店に出てきた午後2時を回り、2人で接客・メニュー作りなどせっせと進めているうちに午後3時近くになりました。ああ、昼の稽古が始まる時刻。これから急いで車を走らせても稽古は半分も受けられません。駐車場では、1台出ては次の1台が入り満杯という状態がしばし。ま、駐車スペースが少ないのが課題なのですが。
結局、道場行きを諦め、一旦落ち着いたのを見計らい、来店されていた居合に興味のあるとおっしゃるお客様とお話をしました。稽古に行かずに居合のことを店で語るのも変な話ですが、客商売は想定外の繰り返しでもあり、仕事優先はやむをえません。店を放って趣味・道楽に走る商売人はいません。従業員を雇えるほどの規模でもないのが私の店の現実です。
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これでいいのか、などとたまに思うこともあります。妻は事業欲があります。
しかし、元同僚Sくんから先日もらった漫画「インベスターZ」(三田紀房さん著)の11巻(右写真)に個人経営のコーヒー店(喫茶店)のことが描かれて、やはり自分の方向性・やり方に間違いはないようだと感じました。
それによると、個人経営の喫茶店にしろなんにしろ商売は「マーケット管理」とします。想定ですね。だれに、何を、どのくらいと。漫画では大都会の住宅地にある喫茶店が舞台です。初老の店主が夫婦で40年営んできた喫茶店を、パートを掛け持ちして家計を支えていた主婦が居抜きで引き継ごうというストーリーで、高校生の娘さんが初めは「時代遅れの喫茶店は失敗する」と反対します。
娘さんを前に初老の店主がこう言います。「個人商店はね、スリム・シンプル・スローの3Sが一番」と。コンビニやチェーン店との競合を案じる娘さんに、さらに「競争しなくていい」「繁盛しなくていい。行列ができていつも満員なんて御免こうむる」とも。傲慢なように感じる人もおられるかもしれませんが、私もそう思うのです。夫婦、当店の場合だと私か妻のどちらか1人が店に入って切り盛りできる規模でそこそこにやっていければいいと。目が回る忙しさはいけません。少しは心と体に余裕が残るくらいが理想。お客様をもてなすゆとり、工夫してより良い商品(コーヒー、デザートなど)を、というエネルギーがわいてくるくらいでなければいけません。
同漫画では「マーケット管理さえしっかり行っていれば店を満員にする必要はない。常に3人…常にお客様がいる状態を作ればいい」と老店主が言い切ります。
そう私も思うんですね。競争しない、右肩上がりといった売り上げ目標を立てない、「一期一会」―お客様と真摯に向き合い来店して良かったと思っていただけるよう心がけるのみ。
私も妻も“人生下り坂”。気力はなにかでモチベーションを保てる方法があるかもしれませんが、体力は確実に落ちてきます。ほどほど、が大事ではないかと。
しかし、この「ほどほど」、按配がなかなかに難しい。というか、お客様を予想することが私にはできずにいます。想定はそれなりにします。でも、想定外がしょっちゅう起こる。とても静かな静かな日もあります。静かな日でもお客様が不思議と続いていらっしゃる時間帯もあります。天候でもなく、イベントの有無でもなく、曜日でもなさそう。8年の自営経験では予想できません。山あり谷あり、平たくしてのほどほどでしょうか。
居合道場へも、創業したころの何年かは時間を取れ、通えました。それだけマーケット管理上まだまだ余裕があったというか、固定のお客様が少なかったのでしょう。
忙しさはありがたいことです。それ以上に何を望むのか、と叱られるでしょう。でも、居合道場に通えるゆとりぐらいないといけない、とも思いますね。稽古が正味2時間、準備や往復などで3時間として、5時間です。ぼーっとしているとあっという間の5時間なのですが。

昨夜、「あしたは昼から店にいますか?」と元同僚Uくんから電話がありました。
「居合道場に行く予定にしているけど」と答えました。ああ、Uくんに厳しく指摘されそうです。先手をうって、Uくんに謝ります。

自宅裏の菜園脇で成長中の梅の実。そろそろ収穫
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by gayacoffee | 2016-05-22 13:13 | 焙煎人日記 | Comments(0)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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