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坂之上1丁目にある「馬場公園」は“宇宿ケ城”関連か?

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鹿児島市坂之上1丁目、「無線」と呼ばれたNTT宿舎跡地(現在は分譲宅地化)沿いの錦江湾側の道路から1本さらに海側の路地を入っていくと小さな児童公園があります。和田団地から急な坂を上がってくるといちばん高い段、とも表現できます。住所でいうと、鹿児島市坂之上1丁目18付近。住宅の間のL字のちょうど角にあり、あまりの小ささに見過ごしてしまいそうですが、コンクリートの門柱に「馬場公園」とプレートが埋め込んであります(上写真)。地図検索サイト、マピオンでは「馬場公園」の名前が出てきます。
「馬場」。実は下福元町の字(あざ)絵図に「馬場」の文字があることから、古いころからの地名であることが分かります。
馬場は城館・郭関連の地名です。武者が馬で駆ける様が頭に浮かびます。
前述の字絵図によると、すぐそばに「宇宿ケ城」という字名があります。詳細は不明ですが、「鹿児島市中世城館調査書」には城郭として記載されています。

いまは国道225号の和田坂交差点と産業道路の交通安全センター交差点をつなぐ片側2車線(地下に片側1車線の和田トンネル)の幅広い道路を掘底に、昭和50年ごろまで玉林団地に坂之上と同じ高さの「権現山」があり、山頂に中世山城の玉林城本丸があったことから、「宇宿ケ城」はその関連か、ともされますが、遺構が消失しているため場所すらも確認されていません。
ただ、以前、当ブログ2011年8月4日、および同年10月26日付けのカテゴリ「谷山散策」で宇宿ケ城の土手か? といった推測記事を書いています(土手も宅地化でコンクリートよう壁となった)。
by gayacoffee | 2016-08-24 20:29 | 谷山散策 | Comments(0)

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