朝の長い雷でコーヒー焙煎のスタートが遅れました
2017年 04月 16日
※左写真=午後5時20分ごろ、当店前を走るJR指宿枕崎線の上り普通列車が鹿児島市の坂之上踏切に差し掛かった。線路脇の菜の花も盛りを過ぎた
ブログのアップが夜になりました。
雨の日曜。きのうは快晴で花見日和でしたが、けさの雨で散り始めたか、どうか。
お客様の話では、鹿児島市の鴨池球場で予定されていたプロ野球、ソフトバンク―オリックス戦も雨天のため中止となったそう。「主人が楽しみにしていたんですけど、中止になってがっかりしていました」とも。
けさは雨ばかりか、早朝から雷が長い時間、鳴り続けました。朝の弱い私ですら、雷鳴で目が覚めました。一時はドーン、ドーンと落雷と思われる地響きも。午前8時にコーヒー焙煎を始める予定でいましたが、万が一落雷で停電が発生した場合のリスクを考慮、雷がほぼ収まった午前9時前にようやく焙煎機の電源を入れ、釜を回しました。4種類を煎りました。
●ブラジルNo.2(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
●グアテマラSHB(深煎り)
●マンデリンG1=ライト・マンデリン(中深煎り)
昼を回るころまで静かな店内でした。
「こんな天気だからね」と、ケーキ焼きと店の手伝いに来てくれたパテシエ修業中の姪っ子と話していたところ、午後1時を過ぎたころからお客様が続いてご来店。駐車スペースがいっぱいに。その後、車が1台出ると、次の車が入るといった風で、「天気の悪い土・日曜は忙しくなる」との当店のジンクスがきょうも健在(?)。
ともあれ、ご来店に感謝、感謝です。
トーストのドリンクセットは同時に3枚まではなんとかひとりでこなせますが、同時に4枚以上となるとかなり厳しくなります。トーストの焼き上がりとドリンク、ことにコーヒーをタイミングよくお客様へ出せるよう調整できる私の限界かも。努力はするのですが、ばたばたです。さらに、メニューを作っている最中にご来店されたコーヒー豆ご購入のお客様をしばしお待たせする場面も出てきます。
きょうも、ケーキ類を菓子製造室で焼いていた姪っ子をたびたび呼んで手伝ってもらいました。
ひとりで店を切り盛りできる限度にきているわけですが、常時ふたり態勢というほどの売り上げまで届かないのが経営面での現状課題です。お客様の動向が予想できれば楽でしょうけど、そううまい話はありません。
開店9年を直前に、またひとつの大きな壁があるわけで、それを乗り越えるのが10周年のテーマです。
ま、悩んでも解決しません。行動あるのみ。工夫あるのみ。そんなとき、コーヒーもいいものですが、閉店後の真夜中にひとり点てて飲む抹茶もなかなか頭の中を整理してくれます(右写真=昨夜のお茶。茶碗は現代モノの天目)。
小ぶりの漆器を茶碗に利用し、野点セットをアレンジして、定年まで出張に携行していました。いわく野勃ちセット。典雅も過ぎると気恥ずかしい、と思っていましたので。
今は、友人が送ってくれるドリップバッグに変わりました。ひとパック20グラムほどの贅沢なものです。
昨今は、C国産の茶筅を見かけます。製作の巧拙以前に、素材を疑問に思っています。竹刀の材料は、東北でも九州でもなく、近畿が優れていますから。
では、話題に釣られてお手前を。
「あんな風に年をとりたいなあ」と思わせる先輩が、私もいました。
かつては、子ども・思春期の青年・大人という線引きがはっきりしていた気がします。だからこそ、憧れたのかも。渋い大人の男になりたい、との目標を立てるも無様な20代、周囲を眺める余裕のない30・40代があっという間に過ぎました。
若いころにあれもやっておけば人生が豊かだったろう、と思うこと多々あるも、若いころに戻れるわけでもなく、まあ、日々、しょうがないなあと前を向くしかないのが人生でしょうかね。
お茶の話ですが、泡立ちが前よりよくなったものの大小乱れ混じっていますね。最後に茶筅をやや浮かして表面をならす、と聞き、やっていますが、まだまだ。作法もあったものでないお茶ですが、あわ立ちの出来不出来は味に影響しそうなので、訓練したいものです。