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低気圧の影響で大雨、閉店後も大荒れ。「西郷隆盛伝説」

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手作りスコーンがさきほど焼き上がって店頭へ。三角が「プレーン」、丸が「チョコチップ」、四角が「アールグレー」。1個200円、ドリンクとのセット500円

まず、JR日豊本線の列車遅延・運休情報。
JR九州のホームページによると、午前8時55分ごろ、竜ケ水―鹿児島間で発生した沿線火災の影響で、列車に遅れが出ているそうです。

鹿児島市は曇天。昨夜遅く、日付が変わったころ、それまでくっきり見えていた丸い月に薄雲がかかってぼんやりしていました。この時刻(午前10時5分ごろ)、白っぽい灰色の空。夕方には大荒れとなるおそれもある、ときのうからローカルニュースが伝えていました。

午前10時、鹿児島地方気象台の臨時気象情報を発表。下記の内容。
東シナ海の低気圧がこんやからあす13日明け方にかけて九州北部地方を通過する見込み。薩摩・大隅地方と種子島・屋久島地方では、この低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
薩摩・大隅地方と種子島・屋久島地方では、こんや遅くからあす朝にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降るおそれがあります。薩摩・大隅地方と種子島・屋久島地方では、土砂災害に警戒してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

追記】=午前11時52分
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日豊本線の遅れは午前11時15分現在で平常運転へ戻ったとのこと(Yahoo交通情報)。

地元民放・南日本放送(MBC)のホームページをみると、鹿児島市はあすまで雨の予報。すでに降り出しそうな雲行きです(右写真=午前11時半ごろ、当店前の市道からJR指宿枕崎線・坂之上駅方向。背後の平川の山並みが雲にかすみ始めた)。
5月中旬は奄美地方が梅雨入りのころです。そして5月下旬には九州南部も、例年通りなら入梅。なんだか、あっという間に夏がやってきますね。
ああ、あの蒸し蒸し、うだるような暑さがまたやってくるのか、と思うと冬眠ならぬ“夏眠”したい気分。40歳ぐらいまでは、むしろ夏の暑さが好きだったのですが、ね。もう海パンなどはくこともないでしょう。

「15日支払」のうち、金融機関口座からの振り込み分の手続きを開店前に済ませました。なんとかぎりぎりでいけそうです。締めが3、4日早かったら厳しい状況でしたね。滑り込みセーフ! ホームインのない盗塁をずっとやっている感覚です。

開店前のコーヒー焙煎は5種類でした。
●グアテマラSHB(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
●マンデリンG1=ライト・マンデリン(中深煎り)
●マンデリン・トバコG1(深煎り)

噴火のおそれがあるとして規制が強化されている霧島・硫黄山を、気象庁のホームページ内の監視カメラで見てみました。おお~、確かに以前(と、いっても15年も前)、訪れたころの硫黄山と様相が変わり、火口のあちこちから噴気が上っています。活動が活発化するまで、硫黄山の火口内も観光地として自由に入れました。私は硫黄のあの「卵の腐ったような」と例えられる臭気が嫌いではなく、それ以上に、大地の持つエネルギーに感動しながらうろうろして回りました。これまで4回ほど訪れています。

追記】=午後0時54分
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静かな店内です。
気温は午後0時20分現在、22・4℃と涼しいのですが、湿度があって、火を使うことの多い店内は窓を開けていてもやや蒸し暑さを感じます。冷房を入れました。
いま雨が降ってきました。パラパラパラと音をたてるほど大粒です。

先日、評論家・佐高信さん著の「西郷隆盛伝説」(光文社知恵の森文庫=左写真)を購入。辛口というか、月刊スキャンダル誌「噂の真相」(休刊)で書いていたコラムでも、著名人・政財界人らをめった斬りしていました。そんな佐高さんから観た西郷像に興味がわいたのですが、まだ読み始めていません。
あれこれなにかしら忙しかったのと、支払い準備で読書どころでなかったせいでしょう。
来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」を背に受けて、と鹿児島ではそろそろと西郷キャンペーンなどが始まっています。書店でも、郷土本コーナーのほかに西郷コーナーが設けられたり。それはそれとして、近年、西郷が嫌ったとされる島津久光を見直す動きもあって、興味深いところ。兄・斉彬があまりに名君誉れ高く、斉彬を尊敬して止まなかった西郷南洲翁が久光を「ジゴロウ」(田舎者)と言うなど、久光と西郷は反目し、しかも久光の生母・お由羅の方の一派との対立も前の世代からあったようでもあり、鹿児島でも久光はそう評価されてこなかったように感じます。
維新から150年。従来の史観、固定観念から抜け出すいい機会でしょう。
鹿児島は西郷さんと桜島しかない、と自嘲する声もありますが、それだけに省みたいと思います。
西郷さんとは不思議な人です。城下士とはいえ下加治屋の下級武士の家に生まれながら、のちに倒幕運動のいわば“大将”となり、新政府で高官を務めたかと思えば帰郷し、若者の教育と開墾に励みながら好きな狩りをする日々。そして「西南の役」。諸説あるも、分かりにくい。それでいて、鹿児島では絶大に愛され敬われている人物です。

追記】=午後6時32分
昼過ぎから、梅雨の終わりのころのような大粒の土砂降り。風も出てきました。
そんな悪天候の中、ぽつぽつとお客様がご来店くださっています。ありがたいことです。

JR九州のホームページによると、大雨の影響で九州新幹線が出水―川内間で遅れや運休が出ているほか、肥薩線が運転見合わせ中。このほか、肥薩おれんじ鉄道も薩摩大川―川内間で運転見合わせとなっているなど影響が出ているようです。

MBCのホームページをみると、県の雨量計などによるときょう午後、1時間に甑島で108mmの猛烈な雨を、阿久根市で61mmの非常に激しい雨を観測。薩摩川内市と薩摩川内市甑島に土砂災害警戒情報が、薩摩地方の大半に大雨洪水警報が出されているとのこと。
九州南部ではきょう夜のはじめごろにかけて、局地的に雷を伴い猛烈な雨が降り、あすにかけ土砂災害のおそれがあるそうです。あす午後6時までの24時間に予想される1時間雨量は、奄美地方を除く県内で80mm、奄美地方で50mm、また24時間雨量は奄美地方を除く県内で200mm、奄美地方で120mm。
河川の氾濫や土砂災害などへ警戒するよう呼びかけています。

追記】=午後9時16分
夜になって雨脚がさらに強まってきました。閉店のころ、雷も鳴り始める始末。激しい雨です。
悪天候の中、ご来店くださったお客様へ感謝、感謝です。

さて、これから後片付け、掃除、そしてあす朝に焙煎するコーヒー生豆のハンドピック。もうふた頑張り!
Commented by 六条判官 at 2017-05-12 14:44 x
 昨日はどうもでした。旅行から帰ってきて色々と反省すべき点はありました。やはりマイナーな小さい博物館系が有意義な時間を過ごせたと思います。それはさておき、やはり東京は大久保利通・牧野伸顕親子が活躍した場所なので個人的な思い入れがあります。しかしその頃の東京とはだいぶ様変わりしたと思います。(なにせ戦前までは大阪が日本国で一番栄えていたため)しかし人の多さから原因不明の失望感を今回の旅行で感じました。理由はだいぶ違いますが、西郷さん(彼の場合は征韓論)も東京で失望し、帰ってきたのだなと勝手に都合よく解釈してます(笑)西郷と大久保と時代小説家や脚本家が色々と二人のことを憶測や推測してはいますが、この二人の考えや思いはその当人たちしかきっとわからないと思います。しかし彼らのように自分もなにか東京で残したかったなぁと思うばかりです。
Commented by gayacoffee at 2017-05-12 18:44
六条判官さん、ありがとうございます。
私は数年、東京に行っていませんが、前回、人ごみにウッときました。懐かしいはずの神保町もちょっと歩いて疲れてしまいました。
大久保といえば、前に勤めていた社の出張先が麹町にあって、そこから紀尾井坂を下りたところに池のある公園があり、出張時に何度か訪れました。清水谷公園です。大久保が明治11年に暗殺された地で、公園の一角に哀悼碑が建っています。ああ、ここで暗殺されたのか、と感慨深いものがありました。
ちなみに、紀尾井の由来は有名ながら、清水谷は紀伊徳川家の屋敷内にあって茶の湯の水として使っていたとか、確か、同公園に説明書きがあった記憶があります。公園と麹町一帯の台地の標高差は十数mはあるんじゃないでしょうか。散策路を歩いても息がきれるほど。立派な土塁だなあと思いました。
by gayacoffee | 2017-05-12 10:08 | 焙煎人日記 | Comments(2)

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