ブラジル・マンデリン・コロンビアを焙煎しました
2008年 02月 20日
私たちの学生時代は、北海道でさえ「遠くへ来たもんだ」と思ったのに…。
さて今朝、昨日ピッキング、水洗いをしていた3種のコーヒー豆を焙煎しました。
仮設の焙煎室が今日できるため、少なくなっていた豆を開店ぎりぎりまで焼いた次第。数年焼いてきた焙煎室とも今日でさよなら。気合を入れ、俳優で武道家の藤岡弘さんのように「おいしくなれ、おいしくなれ」と念じながらの焙煎でした。
今日の焙煎豆です。
●ブラジルNo.2(深煎り)
●マンデリン(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
新店舗工事中に仮設焙煎室となるプレハブがお昼に到着。あっと言う間に据付が終わり、午後3時には電気工事とガス工事も終了。これもまた、あっと言う間でした。
「ついでに焙煎機も移してください」とお願いしたところ、快く引き受けてもらい、重さ100kgの焙煎機が仮設焙煎室へ。
てきぱきと現場の状況を見ながら作業を進めていく「職人」の腕にまたまた感激!です。
「職人」はすばらしい。古くから「職人気質」を尊んできた日本人ですが、近年、とくにバブル景気で浮かれたあたりから、てっとり早く利益だけ上げようという風潮が蔓延し、「コスト競争力」と称して製造業の多くは、これまで国内の職人に依頼していた仕事を、人件費の安い中国や東南アジアなどへ工場を移転したり製造を頼むようになりました。その結果、日本の技術の海外流出が起こり、いまも続いています。アニメ製作などソフト面でも技術の海外流出が増えているといいます。
日本人の勤勉で実直な国民性が、世界に誇る職人の高い技術力を支えてきたのに、いまでは株屋やのっとり屋が肩を切って闊歩する国になり下がってしまいました。王道を忘れていますね。国の根本は教育、農業、製造業です。これらに携わる人々の苦悩が、そのまま日本の苦悩となっているのは、王道を忘れたからにほかなりません。
以前勤めていた会社の社長の口グセは「コツカツ・コツカツ」でした。コツコツとやる人に間違いはない、という信念からでした。
私は、コーヒー焙煎を始めて数年です。毎日試行錯誤しながら、「職人」と呼ばれる日を目指し、コツコツがんばっていきます。
しかも1人デ。
喜びをわかち合う人はいませんでしたが
得たものはとても多かった1人旅でした。
そして改めて日本の良さを知った旅でした。
早くコーヒー豆を買いに行きたいです。
器具などの販売はしていますか?
コーヒーの器具は、ミルとか置いていますが、いまはそれほど点数は多くありません。4月の新店舗でかなり充実させる予定です。ご期待ください。