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届いたブラジルを今朝焙煎。「まねき猫」頂く


生豆の在庫がなくなって、焙煎した豆もなくなりかけていた「ブラジルNo.2」(生豆)が、ようやく昨日届きました。多めに在庫を持っていたつもりでしたが、このところコーヒー豆がよく動くため、うっかり生豆を切らしてしまい、ヒヤヒヤ。
お客様に「今在庫がないんですよ」と言うわけにはいきません。

早速昨夕からピッキング、水洗いを行い、今朝焙煎。ブレンドにもよく使用している豆だけに、なんとか間に合ってほっとしました。
●ブラジルNo.2(深煎り)
●ブラジルNo.2(中深煎り)

焙煎の合間に、当ブログ「お知らせ!」に、昨日連絡のあった「手作りマフィン」の一部型崩れで、「お詫び」掲載。大きな反省点です。

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昨日は東京在住のM先生がお昼に久しぶりに来店。「商売繁盛に」と、豪徳寺の「招福猫児(まねきねこ)」を買ってきてくださいました。

豪徳寺は、桜田門外で暗殺された井伊掃部頭直弼の墓所として有名です。都心にありながら、うっそうとした森の中にあり、江戸を今に伝える名刹です。周辺も閑静な住宅地で、以前漫画の舞台にもなりましたっけ。

由来によると、かつては貧乏なお寺だったとか。時の和尚が猫好きで、ある夏の日、門の外が騒々しいので和尚が出てみると、鷹狩り帰りの武士5、6騎が馬から下りて和尚に言うには、「われわれが寺の前を通ろうとすると門前に猫が1匹うずくまり、我らを見て手を挙げる。招くような様子を不審に思い入った。しばらく休息を取りたい」。和尚はすぐに奥へ案内し渋茶を差し出していると、にわかに雲が広がり夕立となり雷も鳴り始めた。和尚は静かに三世因果の説法を行うと、その武士は大変喜び、「我こそは江州彦根の城主、井伊掃部頭直孝である。猫に招き入れられ雨をしのいで和尚の法談を聞けたのは、仏の因縁であろう。これから親しくしよう」と言って帰っていった。やがてこの寺は井伊家の菩提寺となり田畑が寄進され一大伽藍となった。和尚は、のちにこの猫の墓を建て、冥福を祈って、この猫の姿を作って「招福猫児」とあがめ、「家内安全」「商業繁盛」「心願成就」を祈るようになった…というわけです。

有名な招き猫の起源のお寺、つまり本家本元の招き猫なのです。M先生によると、豪徳寺にある「招福猫児配布所」に行くと、さまざまなサイズのこの白猫がずらっと並んでいるそうです。
学生時代、私は小田急沿線「豪徳寺」の隣街「経堂」に住んでいましたが、古刹・豪徳寺にこんないわれがあったとは知りませんでした。
ありがとうございました、M先生。当店のレジ横に置きました。

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M先生とお話をしていると、以前の同僚のM・Mさんが寄ってくれました。これまた珍しい植物を手に。
M・Mさん「これ何だと思います?」
私「見当がつかないね。初めて見たよ」
M・Mさん「アジサイの一種なんですよ」
私「え、えーっ。こんなアジサイがあるの?」

「カシワバアジサイ」といい、葉がカシワに似ていて、上に高く花を付けるアジサイです。
M・Mさん、ありがとうございました。
by gayacoffee | 2008-05-24 11:45 | 焙煎人日記 | Comments(0)

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