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生豆を水洗い~豆の種類で違う汚水

生豆を洗っていておもしろいのが、豆の種類ごとに、汚水の色が異なる、ということです。

「百聞は一見にしかず」。最近ハンドピック・水洗いした豆を写真で紹介しましょう。
写真はいずれも1回目の水洗い、つまり一番汚れがひどい汚水の写真です。水面に映っている光は台所の蛍光灯です。

①ブラジルNo.2
茶褐色の汚水です。洗っているうちに豆の表面の薄皮が最も取れるのもブラジルです。洗っても洗っても汚れが出てくる感じで、水洗いしていて最も手のかかる豆のひとつです。
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②グアテマラSHB
濃い灰色のような汚水になります。最初の水洗いで汚れのほとんどが出てきて、3回ほど洗うときれいになってきます。
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③モカ・シダモG2
一見表面が磨かれツルツルに見える「G2」ですが、洗うと結構汚れが出てきます。この豆も何度も洗わないといけません。
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④コロンビア・スプレモ
ほかの豆に比べ白っぽい汚れが出てきます。3回ほど洗うと水が澄んできます。
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⑤マンデリン
生豆の形状・色が、ほかの豆に比べかなり特色があって、小石・他の植物の実などもよく混じっているため、「汚れもすごいかな」と思いきや、そこまで汚れはありません。
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⑥コスタリカ
グアテマラなどと同じような汚水が出ます。3回ほどすすぐと水が透明になってきます。
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⑦ボリビア・コパカバーナ
オーガニックコーヒーとして新登場の豆です。いわゆるスペシャリティーコーヒーです。豆もほとんど欠点なし。きれいな生豆です。洗ってみてほかの豆より汚れは出ませんでした。
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⑧ドミニカ・パラオナAA
カリブ海系だけに、生豆はブルーマウンテンやクリスタルマウンテンとよく似た、大柄でやや平たい形をしています。ハンドピックで虫食いなどを少し取り除きましたが、おおむね豆はきれい。実際に水洗いしても、ほかの豆よりも汚れが少ないと感じました。
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ほかの豆も随時追加していきます。
by gayacoffee | 2008-06-24 21:08 | 生豆を水洗いする焙煎とは | Comments(0)

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