曇り空。久しぶりの雨に植木喜ぶ?
2008年 10月 23日
午前中本降りだった雨が止み、空もいくぶんか明るくなってきたようす。雨が落ちてき始めた昨夜のうちに、店内の鉢植えを屋外に出しておきました。自然の雨と風で少し元気を取り戻した様子です。
ブログに写真がないとさびしいので、坂之上踏切から坂之上駅方向を撮ってアップします。
慈眼寺駅から坂之上駅までは台地の淵をぐるっとめぐりながら上る坂です。父の話では、かつて鉄道が蒸気機関車だったころ、1両では客車・貨車を引き上げられず、途中で「息切れ」して一旦バックし、慈眼寺駅(当時は駅はなかった)あたりまで戻って、もう一度加速して上ってきたり、2両連結で黒煙をもうもうと吐きながら坂を上がってくるものだったそう。
坂之上駅は坂を上り切ってすぐにあります。勢いよく駆け上がってきてすぐにブレーキという非効率性もあってか、何度も坂之上駅をもっと南側へ移そうとの話が、出ては消え、消えては浮かんできます。ある銀行が働きかけているとの未確認情報もあります。
最近でも光山方面で、どこの誰が主催したかは不明ですが、駅移転に関するアンケート調査が行われたようです。
坂之上は、核となる商店街のない地域。最近では、国道225号沿いの光山付近に店舗が集まり、つい最近では大型の大衆温泉「まきばの湯」もオープンしました。確かに、もう少し南側にあると助かる人が多いでしょう。一方で、長年利用してきた人の中には不便にも…。事業費があるかも含め、難しい問題ですね。
線路の話に戻ります。
慈眼寺駅から勢いをつけて上ってきた列車が、慣性の法則により重たい車両をよりスムーズに坂之上駅に走らせるため、坂之上踏切から150mほどは線路に緩やかな上りが作ってあり、そして少しずつ下って駅ホームに至ります。線路の緩やかな上下の曲線がとても美しいのです。この写真では美しさが十分に伝わらないので、天気が良い日に再度撮影します。
静かな午後が過ぎていきます。BGMは例によって4ビートのジャズ。
お昼ごろに来店されたお客様は「年をとったから今はウオーキングとゴルフ」とおっしゃるスポーツマン。以前はバドミントンをやっておられたそうで、「最近は筋肉が衰えたね」。
お客様「男と女の筋肉が違うね。男は硬めで直線的な働きに強いけど、女は柔らかいと思う」
トーナメント式の大会で、準決勝に勝ち上がり3セットを1時間半もコートを駆け回ってついに勝利、いよいよ決勝戦へというとき、「もう足が動かなかった。タオルが投げられたよね。自分の限界だった」と少し遠い目をされました。
私「すごい経験をしておられますね。おいくつぐらいの話ですか?」
お客様「45歳だったかな」
えっ? てっきり30歳代の話かと思って聞いていました。
続いて「勝負」の話へ。
お客様「どんな大会でも1回優勝することが大事だよね。勝ったことがないと、試合で途中までうまく進んでも中盤以降、どう進めればいいか分からない。1回勝った人は、手堅く詰めていけるもの」
私「いつも最後の最後で負けて2番手、という人がいますよね」
お客様「そうそう。その1回の優勝体験が重要だよね。ただ、『勝って当たり前』となるとこれも大変。当たり前なんてないからね、勝負に」
私「精神面で『守り』に入りますね」
お客様「そう。『勝たないといけない』と守りに入ったら試合前に精神面で負けている。強い相手と試合をするとき『相手にはかなわないな』と思うと、すでに負けている。でも、『負けてもともと。一生懸命やるだけだ。さあこい』と臨むと、勝つことがある」
私「だから新人のうちに勝ちまくる選手もいますね」
お客様「怖いもの知らずで勝てるんだろうね。でもあるとき、勝負の怖さを知るときがくる。そこが大切なときだよね」
仕事の途中で寄られたらしく、すぐにお帰りになりましたが、いい話を聞かせていただきました。
ありがとうございます。
昨夜は居合の自主トレでハンドピックを行いませんでした。その分、これから3種類を行います。
とれそうでとれないです。
私のブログの記事(1758号)にお借りしました。
「記憶に残る」とのお言葉、光栄です。撮影ポイント的にはもっと良い場所があります。線路沿いの国際大のバス発着所と坂之上駅の間の、遮断機も警報機もない、あの危ない踏切です。五位野の向って伸びた線路はなかなかの風景。そのうち撮ろうと思いながら、つい撮りそびれています。bonnさんの射程距離内です。