文化財か!? 波平・坂之上家の焼入れ「水槽」
2009年 03月 22日
「波平」の日本刀を入手したい、とあちこち関係先を訪れていたTさん。橋口家を訪れた際、氏神(?)が祭ってある祠を見学させてもらったそう。その祠の横に、写真の「水槽」を発見したと言います。石造りで、Tさんによると1mを優に超す長さ。写真で見る限り、石質は鹿児島の石垣などで使われる凝灰岩のようです。
焼入れとは、火床で約800℃に熱した刀身を一気に水中に入れ、焼き刃を入れる工程のこと。このとき、刃紋や反りができるといいます。
「波平」刀匠および「坂之上家」の祖と言われる56代安張(号・寿庵)については、昨年4月7日の当ブログ・カテゴリ「谷山散策」に書いていますので、ご参照ください。