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大寝坊して急ぎ開店準備。お昼になり静かな店内

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6日夜の焙煎を終えた後、店内の掃き掃除や食器の片付けなどうだうだとやっていたら、日付が変わっていました。年をとってくると季節の変わり目、特に暑さに体が慣れるまでに時間がかかりますね。ダラダラとしてしまいます。いくら寝ても眠さが取れませんし、かといって早めに寝るわけでもなく、7日の午前1時になったにもかかわらず、体内時計が「夜」にならず、仕方がないので、くたくたになるために日課の運動をこれから行います。
おそらく、夜の運動をしないでいたら、朝まで起きているでしょう。どっぷりと汗をかくまで居合の形をひと通り稽古(自主トレ)することで、かろうじて「体内時計」が動いてくれているのだと思います。
※右上の写真は、スタッフYさんが持ってきてくれたトマトとナスです。「ばあちゃんが作ったんだよ。形はおかしけど、無農薬栽培でおいしいよ」。夏野菜の代表格です。早速いただきました

それでは、ひとまずお休みなさいませ。夜が明けて、6日の営業が始まったら、続いて【追記】していきます。
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追記】=午後2時16分
はっと目が覚めて、「あっ、しまった」と思いました。起きようと思っていた時刻に再び意識をなくしていたからです。眼鏡をかけて時計を見ると午前9時45分。これはなかなか厳しい時刻です。
昨夜、というか今朝はなかなか眠気が来ず、頭が冴えたまま午前3時を回り、仕方ないので精神安定剤「デパス」1・0mgを飲みました。横になって本を2、3ページ読んだところまでは記憶があります。寝付いたのはいいとして、爆睡。そして大寝坊です。
「デパス」の効き目が残っているのか、妙に落ち着いてしまって、なかなか体が動こうとしません。それでも自分の体をなんとか急かして、まず朝シャワー。これで目が覚めました。大急ぎで開店準備に入り、なんとかぎりぎりで午前11時オープンに間に合いました。

開店早々に月1回のペースで来店されるYさんが寄ってくださいました。
Yさん「今日は日が照っているし湿気もあるから暑いよね~」
しばし歓談。
ケーキを焼きに来ていたスタッフYさん、Mさんも交えておしゃべりをしていると、元同僚のSくんがはるばるバイクに乗って来てくれました。雑誌や本が大好きで、今日は「サライ」の増刊号をじっくり読んだ後、鉄道模型の本に移り、「マスターは鉄道模型が好きなんですか?」と聞いてきます。
「鉄道自体が好きだからね。模型も一時、集めようかと迷ったけど、お金もかかるし、まずレールを敷くスペースが家にないからね。ジオラマとか作ってね…。本で楽しんでいるぐらいだよね」
Sくん「いいですよね。私も鉄道が好きでですね。こうやって(本を)見るだけでも楽しいですね」

お昼になり、静かな時間が過ぎていきます。

追記】=午後6時26分
インターネットのニュースを見ると、中国新疆ウイグル自治区で大きな暴動が発生、死者が140人を超えているようです。共同電によると同自治区当局者は6日、区都ウルムチで5日夜発生した大規模暴動で死者140人、負傷者826人と発表。新華社が報じたもの。中国建国以来、少数民族暴動としては最大級規模とみられる、と伝えています。
ただ、中国からの情報は政府筋のフィルターがかかるだけに、暴動の規模や死者、負傷者数も発表をうのみにはできないでしょう。中国は今年10月に建国60周年を迎えるそうです。経済の“自由化”と政治の一党支配…。そして少数民族の問題。大国中国にとって今年はかなり重要な年かもしれません。

追記】=午後7時5分
よく晴れ渡っていた空の青さに、日暮れどきの沈んだ色が増してきました。

昼過ぎあたりからお客様がぽつぽつとご来店くださいました。
以前、飲食業を営んでおられたFさんが最近、喫茶店の様子が変わってきている、とおっしゃいます。
Fさん「たまに天文館の喫茶店で昼食を摂るんだけど、前はお昼時になるとサラリーマンでいっぱいになっていたんだよね。それがこのごろそうまで混んでいない。なじみのウエートレスさんに『ゆっくりしているね』って聞いたら、最近はずっとこんな感じだって言う。しかも男性客がほとんどいなくて、10人のうち9人は女性客なんだね」
「サラリーマンもお弁当を持っていくらしいですよ、このごろは。節約でしょうね」
Fさん「だろうね~。前はさ、サラリーマンがスポーツ新聞や週刊誌を広げながら、『ランチ!』とか言ってにぎわっていた店だったけどね。厳しくなっているね、喫茶店も」
「大学でも弁当持参の学生さんが増えているらしいですよ。女子学生だけじゃなくて、男子学生もおにぎりとか握ってきて」
Fさん「喫茶店にあまり男の客がいかなくなっているんじゃない。家計が厳しくてお小遣いが減っているのもあるかもしれないけど、もっと大きな原因はさ、自宅の方が居心地が良くなって、外出しなくなっているような気がするね」
「ああ、そうですね。自宅の方が居心地が良くなってきたっていうのは分かります。若いころ住んでいたアパートなんか、狭くて冷房も暖房もないから、外に出たくて仕方がなかったものです」
Fさん「そう。いまはさ、自宅が居心地が良くて、喫茶店でコーヒーを飲むより自宅で飲むわけよ。特に男は小遣いも少なくて、昼食も自宅から弁当を持っていくとなると、外に出ないじゃない。喫茶店はさ、男性客が減るわけだよね。女性はさ、たまに友達とかとおしゃべりしたいし、買い物ついでに気晴らしでコーヒーやケーキも食べる。だから、自宅を居心地良くしすぎるのも問題だよね」
「問題…」
Fさん「居心地が良いとさ、外出したくなくなるでしょう。働いているうちはいいよ。でも、定年になってみてごらん、引きこもりになる可能性が大きいよね、自宅が心地良すぎると。女性はさ、PTAとか、ご近所付き合いとか、それまでに自宅周りに外出先を作っているからいいけど、男はねえ。快適な自宅から出たくなくなるでしょうね」
「そうですね。最近は個人住宅のデザインがとても良いみたいですからね」
Fさん「学生もそうだよね。家が居心地が良いからパソコンやゲームばっかりして外へ出なくなる。親がいろいろやってくれるし、個室があてがわれて自分の世界にこもれるよね。そんな若者もいつかは社会にでなくちゃいけないけど、社会に出たときどうなるか心配になるよね、他人事だけど。若者は外へ出ていろんなものに触れたり人と出会ったり、あるときは叱られたりすることで社会性が育つんだよ」
「なるほど。自宅の心地良さにはそんな問題がありますか」
Fさん「それからね。最近の若い人の特徴に、声が小さいことがあるね。線が細いっていうか、男も女も。何を言っているのか、どうしたいのか、ボソボソ、ボソボソ言っていて分からないよね」
「確かに、それは感じますね。パッと食らいつかない、というか若者特有の貪欲さが薄い気がしますね、最近は」
Fさん「これはさ、物があふれていて、心の底からなにかが欲しい、こうしてほしい、自分はこう思う、と主張する必要がないからだと思うね。餓えていないんだよね」
「本当におなかも空いていない…」
Fさん「だから、かごの中の鳥と一緒。かごから出たらどうなるかね。居心地が良い自宅っていうのは、喫茶店にも影響するし、若者にもあまりいいものじゃないような気がするね。むしろ、居心地の良くない住まいっていうのが望まれる時代だね、これからは」

追記】=午後10時46分
静かな夜が過ぎ、午後9時に閉店。それから明日発送するコーヒー豆の袋詰め作業をようやく終え、店内の掃き掃除、食器洗いを済ませ、パソコンに向かっています。
休憩を兼ねブログの【追記】です。と、いうのもコーヒー豆のハンドピックをこれから行うため、ひと息、というわけです。
明朝焼かないと欠品になる豆が出てきました。ちょっと油断すると、計画性のない私はこういうヘマをやってしまいます。
ゆっくりもしていられないので、このあたりで今夜はブログを終えます。ハンドピックの後は日課の運動!
今日もたくさんのアクセスありがとうございました。
by gayacoffee | 2009-07-06 01:02 | 焙煎人日記 | Comments(0)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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