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降ったり照ったりの天気。夜はジャズピアノ生演奏

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朝から、突然大粒の雨が風にあおられて窓を叩いたかと思うと、すーっと青空が雲の間から現れ日が差してみたり、めまぐるしく天候が移り変わる一日です。天気予報によると鹿児島地方は夜までところにより雷を伴う大雨が降る恐れもあるそうです=左写真は午前9時ごろの当店の窓。右下写真は午前10時すぎ撮影
今夜は午後7時から、当店恒例のジャズピアノ生演奏が予定されています。演奏は坂之上在住のピアニスト新屋満規さん。あいにくの天気ですが、お時間のある方は週末を生演奏でお過ごしください。
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昨夜というか今朝午前1時すぎにNHK「ラジオ深夜便」を聴いていたら、キャメラマン出身でこのほど映画「劔岳 点の記」の監督もされた木村大作さんのインタビューがありました。黒澤監督の元で「どですかでん」など名作も撮影した70歳を超えるベテランキャメラマンが、なぜ「劔岳」を撮るに至ったかを、大きなダミ声で語っておられました。心に残った話をいくつか紹介します。
・若いころ、「劔岳 点の記」の原作(新田次郎さん著)を読んだが、この年になり、改めて読み直して分かることがあった。
・現代の映画はCGを多用するし、ボクも否定はしないが、黒澤監督に仕込まれて育った自分はアナログ人間だから、現場にこだわる。CGを使った映画で、いまだに「2001年宇宙の旅」を超えるものは出ていない。アナログこそ新しいのではないか。ほかの仕事を投げてまで丸2年間、山小屋に泊まってこの映画を一緒に作ってくれた俳優、スタッフに心から感謝するし、彼らもまた、こういう映画が撮りたかったのではないだろうか。
・日露戦争直後の明治期に、前人未到の山「劔岳」に三角点を設置する、という誰に評価されるでもなく、ただ目の前の仕事を黙々とこなした人々の姿が自分の映画キャメラマン人生とも重なった。現場に行かないと分からないことがあるんだ。
・劔岳山頂でのロケに2年をかけた。自然相手だから人間の都合ではいかない。人間も自然のほんの一部だと思っている。

ちょうど私は居合の「形」稽古中でした。イス・テーブルを取っ払った店の奥のスペースで、模擬刀を振りながら心にしみる木村大作さんの話を聴いていました。
その自主トレの話。水曜に道場へ通った際、先生からほぼマンツーマンでご指導いただいたせいで、足に筋肉の重たさが続いています。かと言って、ここでサボると居合道向けの体づくりが遠のきます。約1時間、繰り返し「形」稽古を行い、汗まみれに。模擬刀はもちろん刃が付いていませんし重さは約870g。真剣ともなると切れる上、重さもさまざまながら定寸だと1kgを超えます。それだけの重さの刀を扱える足腰、腕、上体づくりをしておかないと、大けがをするでしょう。毎日45分以上の稽古は欠かさないように心がけています。
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左写真は、鹿児島中央駅行きの「NANOHANA」号です。空にはまた厚い雨雲がかかっています。
静かな午後が過ぎていきます。

追記】=午後1時36分
週間天気予報をみると、明日11日(土)まで雨が残るものの、日曜以降1週間は晴れマーク。いよいよ夏本番?

先日驚いた光景です。なんと原付バイクに乗った若いオニイチャンが左手に携帯電話を持ってメールを見ながら運転しているではありませんか。なんというバカさ加減! そこまで携帯に支配されるとは、呆れてものが言えません。自転車に乗りながら携帯でメールしているアホな若者に呆れていましたが、原付運転中とは…。
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追記】=午後7時28分
ジャズピアノの生演奏が始まりました(上写真)。久しぶりに、ピアノ・新屋満規さんとウッドベース・松屋裕介さんの共演です。ぜいたくな夜の再現ながら、金曜といういろいろご都合が多い曜日だけに、お客様が少ないのが残念です。
フォービートのスタンダードジャズ、アップテンポな曲が続き、ピアノ、ベースの掛け合い、またはそれぞれのソロもあったり、とジャズに酔いしれています。速報ということで、演奏途中での【追記】でした。

追記】=午後8時38分
やはり、ウッドベースが入ると、新屋さんのピアノもいつもと違い、軽やかに流れるようなメロディーを奏でてくれます(下写真)。珍しく「いとしのエリー」など耳慣れた曲も披露してくれました。午後8時前になってぽつぽつとお客様がご来店してくださっています。
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Commented by イマガワジン at 2009-07-10 14:32 x
ガヤマスさんは居合を始めた当初から将来的には真剣を使うつもりでいるんですか?
Commented by gayacoffee at 2009-07-10 20:25
イマガワ=ジンさん、ありがとうございます。
はい。もともと日本刀が好きで始めた居合道です。刀を眺めて愛でる趣味がないことに気づき、自分は正しく使えるようになりたいのだと知り、居合道に出合いました。居合道は真剣が基本です。私が教わっている流派では、6段の昇段審査時に真剣を用いることが定められているため、5段の先輩方は真剣で稽古をしておられます。模擬刀は初心者が大けがをしないための便宜的なものでしょう。
Commented by イマガワジン at 2009-07-10 23:55 x
なるほど。私はたまたま見たサイトに感化され、実際に居合団体を見学したところ、とても好感を持ったことにあります。個人的には日本刀の扱い方というより教養として捕らえているため、なんで下手したら大怪我するような真剣なんて使うんだ?と思ってしまいます。
Commented by gayacoffee at 2009-07-11 12:35
イマガワ=ジンさん、ありがとうございます。
居合の高段者でも真剣を使わない方もおられるようです。「教養」と、または中高年になってからの「健康づくり」として始める方も少なくありません。真剣を使わねば居合じゃない、というわけではないでしょう。稽古中に刀(真剣)を腕に突き刺さしたり、手・足を切ってしまったり、目釘が折れ刀身が柄から抜けて飛んでしまうなどの事故もたまにあると聞きます。すべては基本を守ることでしょうね。私にとっての居合の魅力は、ただの武器ながらも、150年ほど前まで日本人の精神に大きく影響を与えた日本刀を正しく(合理的・科学的に)使う武道である点です。刀は他人も自分をも傷つけたり死に至らしめる武器です。長い歴史の中で「抜かず抜かせず、斬らず斬られず」、「勝ちを鞘に含む」とまで昇華され平成の世に伝わっているところ、そしてこちらから先に仕掛けることはなく、あくまで身を守るための武道であることもずばらしいです。抜けば斬る、できれば抜かずに事を納めたい、それでも害意のある相手が向かってきたら一刀のもとに斬る、というぎりぎりの世界が居合道の魅力です。
by gayacoffee | 2009-07-10 13:22 | 焙煎人日記 | Comments(4)

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