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昨日に引き続き雲の広がる空、静かな午後

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静かな火曜の午後が過ぎ、夕方が近づいていきました。天気も昨日と同じく、雲が広がって、店内も日中やや暗めでした(左写真=午後2時撮影)。昼過ぎになって青空へ。

朝、珍しく午前7時すぎに目が覚め、ラジオを点けて、このまま起きて早めの開店準備をするか、と思っていたのですが、布団のぬくもりが恋しい涼しさゆえか、私の根性のなさのせいか、二度寝して、かなりの朝寝坊。
いくら寝ても眠い日が続きます。やはり夜更かしが原因でしょうね。
昨夜も、焙煎後に日課の運動を軽く行い、「早めに寝よう」と布団にもぐってから、つい本を読み始めました。
無双直伝英信流宗家が書かれた「稽古日誌 遊剣録(1)」。日々の修業、弟子への指導で気付かれたことを、日記風につづっておられ、刀の持ち方(手の内)の大切さから、「抜き付け」のポイントなどを、自らの体験に立って書かれているため、失礼ながら大変におもしろく、何度も読み直しています。読み直すたびに、「あ、こんなことが書いてあったんだ」「やはり、ここは間違いやすいところなんだなあ」などと、夢中になってしまい、夜が更けるのを忘れます。
読むうちに、起き上がり模擬刀を手に、注意点を試してしまうこともあります。眠くなるどころか、どんどん目がさえてきてしまい、おそらく寝たのは午前3時を回っていたでしょう。

バタバタと開店準備をし、合間に朝食と朝シャワーで頭を覚まし、ぎりぎりで午前11時の開店に間に合いました。
コーヒー豆をお買い求めになられるお客様がぽつぽつご来店くださっています。

お昼に来店された常連の方が、「民主党が政権をとって、今まで隠されてきたことが表に出るようになったことだけでも、良かった」とおっしゃいます。計画から何十年も経ってダム工事が全国であれほど行われていること、中央官僚の天下りなど、私たちは毎月のやりくりでひいこら言っているのに、天下った先々で巨額の退職金をもらっている人がいるなんて、とんでもない!
「少し前までは、日本の官僚は世界に誇る人々、と日本人が思っていたのに、いつも間にこうなったんでしょうね」
お客様「天下りを順々にしていくような人たちって、自分たちだけの世界を作っているんでしょう」
「そうでしょうね。何年したら次の人、そしてまた次の人、と慣習ができたんでしょう」
お客様「民主党にたとえば4年なら4年、とにかく思いっきりやってもらって、途中で上げ足を取るようなことはしないで見守る気持ちを私たちも持たないとね。前原さん(国交相)は今大変だけど、踏ん張ってほしいわ」
「自民党が政権を奪われる前など、自分たちで選んだ総裁(首相)の足を引っ張っていましたからね。あれに国民は嫌気をさしたんだと思いますよ」
お客様「あれはひどかった。みっともなかったわね」

当面、民主中心の連合政権は自民の残したツケの後始末に追われています。確か「後始末内閣」とも呼ばれているのでしたっけ。
その後始末中に、「成果が出ない」と批判するのは投票した国民側の無責任と言うもの。もちろん鳩山首相や小沢さんの献金問題だの説明してもらうべきはそれとして、政策については国民もある程度我慢が必要でしょう。
むしろ、マスコミの軽佻浮薄な報道に対して、国民は厳しくあるべき。一体、マスコミはどちらを向いているのか、疑問です。少なくとも「報道機関」として特権を持つ企業であれば、その特権は読者=国民のために使うべき。実際は、所属する会社の売上・利益増のため、政財界を向いているように感じます。
報道記者は、読者の代わりの目となり耳となり口となる使命を持っているはずです。
ジャーナりズムが機能しなくなって久しいとされますが、今日ほど必要なときはないように感じます。
残念ながら、街にあふれる情報は商業ベースのどうでもいい流行話ばかり。業界用語で言う「パブリシティー」というやつです。ジャーナリズムを発揮するメディアは、スキャンダル誌を自称する「噂の真相」以降、出てきません。
政権交代を求めた国民に応えるべく、新聞社も雑誌社も変わっていただきたいもの。テレビには期待しません。

追記】=午後6時8分
昨日のブログ、カテゴリ「焙煎日記」で、「手作りシュークリーム」を昨日限定メニューとして鹿児島国際大学内の「森のガヤカフェ」でお出しする、とご紹介しましたが、あっという間に完売となった、とのことです。もともとそれほどたくさんご用意していたわけではありませんので、「完売!」と自慢しているわけではありません。
学生、職員の皆さまへ感謝、感謝、というわけです。ありがとうございました。
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追記】=午後11時6分
家庭菜園の柿が少しずつ色づいてきました(右写真)。まだ幼木で、高さ1mほどしかない木ですが、横に枝を張り、今年は少々大きめの実がなっています。甘柿か渋柿か、食べてみないと分かりませんが。

火曜の営業を終えると、このひと晩が私の最もゆったりできる時間となります。
明日は定休日。休みとはいえ、焙煎をしたりいつもはできない場所まで掃除したり、と半日は仕事となるものの、気分が違います。この開放感があるからこそ、また木曜からの1週間頑張れるというものです。

「坂之上自由教室・中学生版」が今夜ありました。いまは中学3年生のみを対象としていますが、いよいよ受験が近づいて、生徒さんらも学習塾で追い込みをかけているようす。「自由教室」はもともと、学習の喜びを知り、自ら学ぶことを伝えたい、と大学のF先生が提案され始まったものです。
受験が近づいてきたことで、「自由教室」の在り方も変化が必要かもしれません。“変化”があったらお知らせします。

閉店前に愛刀家Tさんが、冊子を持って来店されました。11月の初旬に東京で産経新聞社主催の大刀剣展があるとのこと。「東京へ行ってくるって言っていたから日程が合えば観てくれば、と思って」と入場券も持ってきてくださったのですが、私は11月20日から上京の予定です。「ああ、残念ですね、いい機会なのに」と私。
冊子には、同展示会に出店する名のある刀剣商の店名と名刀の写真が掲載されていました。
趣味として名刀を眺めるのもいいものでしょうし、目を肥やすためにも良い刀をたくさん観る必要は感じます。
でも、それ以上に私は居合に使える実用刀の方に興味があります。振りやすさ、手持ちの良さなど。居合に向いた刀の勉強の方が私には先のように思えます。
優れた刀工が鍛えた刀でも、白鞘に入っていると興味がわきません。そういう意味では私は愛刀家とは言えないのでしょう。

さて、日課の運動です。
今夜は焙煎はなし。ただし3種類の生豆をハンドピック済みです。明日焼きます。

今日はいつもの倍近いアクセスを当ブログにいただいています。ありがとうございます。
by gayacoffee | 2009-10-13 16:43 | 焙煎人日記 | Comments(0)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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