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私の宝物-廃刊になった雑誌たち

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「書斎」という名の倉庫は、昔読んだ本、雑誌が雑多に積み重なって、それこそトイレほどの狭い空間が足の踏み場もありません。
昨夜、焙煎もなく、翌日つまり今日が定休日ということで、久しぶりに地層が重なった中をあれこれ探っていると、かつて編集者がそれぞれの思いで創刊、発行して、ついに廃刊となった雑誌が出てきました(上写真)。
30歳のころ、住んでいた家が火事になり(カテゴリ「ガヤマスのつぶやき」で既報)、持っていた本もすべて灰になってしまいましたが、実家に置いていたりして難を逃れた雑誌もこの中にあります。
引っ越しなどで大半を処分してしまいましたが、せめて1部でもと手元に残しています。
「アングル」は学生時代に東京の街を知る“教科書”でした。
「ぷがじゃ」は大阪で一世を風靡した主張ある情報誌。ザラ紙にモノクロ印刷というのが味があっていいですね。亡き中島らもさんも連載しており、旅の途中だったかで購入しました。
「朝日ジャーナル」も一時代を築いた雑誌でした。故筑紫哲也さんも編集長を務めましたが、主張する雑誌の時代はバブリーな風潮の中で遠ざけられ手っ取り早く広告を集められる雑誌の時代となって、雑誌自体の存在価値がなくなりました。
「文化ジャーナル鹿児島」は、発行人兼編集人であった脇園義文さんが病気で亡くなる寸前まで、命を削りながら発行した硬派な月刊誌でした。鹿児島の石橋移設問題では、石橋が流れるほどの洪水となった原因に鹿児島市の高台を造成した団地開発の結果、と主張を続けていました。この雑誌は今でも鹿児島の財産です。脇園さんの早すぎる死が惜しまれます。
Commented by ip2005 at 2010-03-11 17:44
はじめまして、珈琲焙煎のことを知りたくて
こちらのブログ拝見させてもらってます、
それにしても、なつかしい雑誌達、、
BOXとかangleは良く買ってたなぁ…
Commented by gayacoffee at 2010-03-11 20:49
ip2005さん、ありがとうございます。
試行錯誤のコーヒー焙煎の日記で恐縮です。
なにせ、どこで修業したわけでもなく自己流だけに、老舗・先輩コーヒー店の方々なら「当然」と思われるようなことを、手探りでやっている状態。誠にお恥ずかしき限りです。
自分の性格が、マニュアル嫌いで、人に習うより一つひとつ自分で確かめないと気が済まないため、遠回りもしております。
懐かしい雑誌の数々ですが、ほかにもまだ倉庫の地層に眠っております。「噂の真相」は毎月購読、「ダカーポ」もテーマをみて買っていました。昔は「買いたい!」「読みたい!」と思わせる個性的な雑誌が多かったようです。いまは写真はきれいでも、どこも同じようなテーマ・切り口なように感じます。
by gayacoffee | 2010-03-10 14:12 | ガヤマスのつぶやき | Comments(2)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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