鹿児島国際大の卒業式です。ガヤカフェより感謝
2010年 03月 20日
本日20日は、坂之上にキャンパスのある鹿児島国際大学の卒業式です。いままさに挙行中でしょう(右写真は同大学内=2年前の3月25日撮影)。
灰色の雲が足早に北西方向へ流れ、雲の合間から日も差す不安定な天候ですが、いまのところ雨粒は落ちてきていません。4年間、あるいは2年間の課程を無事終了し、4年制の学部の卒業証書をもって、「学士」となるわけですね。おめでとうございます。
同大学内にある支店「図書館ガヤカフェ」「森のガヤカフェ」もご利用いただきました。心より感謝申し上げます。
就職内定率が60%台とか、以前のニュースで目にしたことがありました。
「人間万事塞翁が馬」
厳しい時代にスタートできたことは、これから幾度となく前に立ちふさがる窮地を乗り越える能力と姿勢を身につけるチャンスでしょう。
大体において、“良い”会社・団体へ就職するとはどういうことなのか、あいまいです。現在栄華を誇っている産業・企業が10年後、20年後に存在するか皆目見当がつかない時代ですから。
先日当ブログで紹介した通り、常連Kさん曰く「仕事を決めるということは生き方を決めること」と。
ただ有名企業だから、安定していそうだから、給料がいいからなどという陳腐な動機で、それもインターネット程度の拙い情報収集程度で自分の「生き方」を探すと、入社して1、2年で辞めるはめになりますね。
卒業して就職した同期の仲間が一緒に飲むと、必ず給料、ボーナス、勤務時間、休暇の話題となり、組織に守られた者をそうでない者がうらやむということが、ままあります。
他人と自分を比較するみっともないことは止めましょう。
大体において、入社して3年以上経たないと仕事のイロハは覚えませんし、5年経ってようやく会社に貢献するほどの知識、判断力を身に付けるのが一般的。つまり、会社は働きも十分でない新人へ給料をくれながら仕事も教えてくれるわけで、他人の財布をうらやむ暇があったら、目の前の仕事を一つひとつこなし的確に覚えていくことです。
それが、自分の選んだ生き方であり、道です。
誰に強制されたわけでもなく、自分で選んだ会社であれば、愚痴をこぼさず、立ち向かってキャリアを積んでいただきたいと願います。
最後に、ひと言。
所属する会社、団体が有名であろうが無名であろうが、それはあなた個人とは無縁です。裸になったときにしっかり地に足を着けて立っていられる人間になってください。「元〇〇銀行〇〇支店長をしていた〇〇です」などと定年後何年経っても昔の肩書にしがみつくような、中身のない人にならないでください。
その基本は健康と勉強です。睡眠、食事をしっかりととって、絶えず本を読んでください。
以上は私自身の反省を交えた、卒業生の皆さんへの感謝のつもりです。