夏休み最後の日曜。居合道の昇段審査会へ
2010年 08月 29日
今日は、店を妻に頼んで、特定非営利活動法人日本居合道連盟の南九州地区昇段審査会(右写真)へ行ってきました。
鹿児島・宮崎の各支部が「無双直伝英信流」、沖縄支部が「無外流」を学んでいます。今年は鹿児島で審査会が開催されました。会場は、ジャズピアニスト山下洋輔さんのおじいさん(?)が設計したとかの石造りの門(旧鹿児島刑務所正門=左下写真)のある鹿児島アリーナの武道場でした。
本来なら私も「3段」に挑むべきところでしたが、あまりの道場稽古不足ゆえに受審を辞退、来年の審査を目指すことにしました。
午前9時集合でしたが、私はJR鹿児島中央駅から出る路線バスの乗り場に迷い、乗り過ごし、結局国道3号沿いのバス停まで歩いて、天文館発の路線バスでたどり着き、15分以上遅刻しました。会場設営はすでに済んでいました。情けないことです。
昇段審査を前に、午前10時半から各先生方による講習を受けました。
基本中の基本である「前」(英信流)の抜き付けについて教えていただき、自宅で夜中にやっているつもりの稽古がいかに自己流へ流れているか、思い知らされました。入門当時から道場の先生にも何度も教えていただいていながら、やはり頭に入っていないというか、「理合い」を理解せずに漫然とやっているというか…。
まずは「手の内」(柄の持ち方)が重要、抜き付けの流れも再確認させていただきました。
なによりも、私が不得意としている振りかぶりがまったく間違っていたことに気付かされました。
基本の1本目からやり直し、ということを知っただけでも大収穫でした。
実は今日ぜひ参加したい、と思ったのもこの講習会を期待してのことでした。
また、昇段審査を受ける方々の技を見て、自分を振り返ろうと思ったのでした。
来年はぜひ審査を受けられるよう、稽古をもう一度やり直します。
アドバイスをくださった先生方、先輩方、ありがとうございました。
午後3時すぎに審査会は終了。受審した全員が合格との結果。おめでとうございます。
帰りは、今日審査を受けたOさんにJR南鹿児島駅まで車で送ってもらいました。
真夏がぶり返したような暑さで汗びっしょり。自宅に戻ってシャワーを浴び、店に出ると妻が「Kさんからいただき物があったよ」。Kさん、いつも心遣いありがとうございます。
自宅に戻ると、つい老犬「ペル」が寝ていた場所にその姿を追ってしまいました。今日未明に亡くなったというのに。まだいるような気もし、一方で死んだのがずっと昔のことのような気もしてしまいます。今朝、妻と娘が谷山にあるペット葬祭場に連れていき、火葬をお願いしてきました。
「ペル」が寝ていた場所に、娘が花を供えてくれていました。
今日は夏休み最後の日曜でした。