朝ハンドピックから焙煎まで。秋雨がしとしと |

しとしとと秋の雨が降り続いています(左写真)。
今朝7時過ぎの鹿児島市坂之上の気温(店内)23℃でした。Tシャツから出ている肌が少しひんやりと感じました。
昨夜のブログ【追記】で「挑戦したい」としていた朝の生豆ハンドピックから焙煎までをなんとか午前9時までに終えられました。ま、2種類だったので可能だったわけです。
●ペルー・モンテアルトJASオーガニック=インカの香り(深煎り)
●マンデリン・トバコG1(深煎り)
店内の掃除もひと通り済ませ、ひと息ついているところです。
朝のコーヒーをまだ飲んでいないのではっきり目覚めていませんが、昨夜午前1時に寝た割には早起き(起床6時40分)できました。睡眠薬「ブロチゾラム」を半錠飲んだお蔭です。眠りの極めて浅い私は、人の気配や外からの物音で目が覚めてしまいます。不健康ながら睡眠薬の服用で短時間に熟睡でき、いまのところ便利。中年を超えると眠りが浅くなる人が少なくないようです。仕事に追われている方々に必要なのは睡眠です。運動する時間もなく趣味もなくノルマに追いかけられ心が不安定になると、まず眠りに障害が出始めます。そんなときは、抵抗感を取り払って心療内科に行き、医師の診断のもと睡眠薬を上手に使うのもひとつの方法です。

朝刊各紙のトップは、中国民主活動家がノーベル平和賞を受賞したニュースです(右写真)。劉暁波氏は中国共産党独裁制の廃止を訴え「国家政権転覆扇動罪」で現在服役中。世界第2位の経済大国となった中国ですが、天安門事件やチベット問題などで明らかなように政治的弾圧を続ける強権国家。中国の赤は血の色です。
ノーベル平和賞には政治的思惑が透けて見えることがままあります。西側からの強権・中国への「喝」と受け取れます。実際、中国政府は早速ノルウェー大使を呼びつけ、抗議したと新聞が伝えています。呼びつけて恫喝する…。尖閣諸島事件の際も同様でした。日本政府はさっさと不届き船長を釈放しましたが、軍管理区かどこかに入ったとかで拘留されたフジタの社員の1人はいまだに釈放されません。
南日本新聞に劉氏の言葉が載っていました。勝手に一部を紹介します。新聞社さん、無断掲載に問題があるときはご一報ください。
政府批判をする同氏に記者が「あなたは怖くないのか。捕まらないのか」と尋ねたところ、劉氏は「当局はわたしを3回で計6年間も投獄した。それでもちっとも考えを変えないから、当局はわたしを捕まえることは政治的コストが高すぎると思っているのでしょう」。その後、前述の罪で起訴され、今年2月に懲役11年の実刑判決。天安門事件19年にあたり、同氏は「大虐殺の生き残りとして19年間闘ってきた。若くして犠牲になった者たちに恥じない生き方をしてきたつもりだが、それでもあの世から見れば、依然わたしは恥辱の中にいる」と語っているそうです。
「正義」の存在はあやふやですが、「正義の人」が同時代にいることは私たちにとって大きな誇りであり、勇気を与えてもらえます。
強権・剛腕と言えば、民主党・小沢氏…。「もういいでしょう、時代は変わりましたよ」とこわもての顔を見るたびに最近、私はつぶやきます。小沢氏なりの信念があるとは思いますが、どうも彼が新聞1面に載ると読む気がしません。
さて、朝のシャワーを浴び、開店準備の続きに移ります。

【追記】=午前11時58分
静かな土曜の午前が過ぎようとしています。
早朝と同じテンポで降っている雨を、コーヒービンが並ぶ棚の間から眺めながら、1杯目のコーヒーを飲んでいます。今日は「メキシコ」です。
雨が降ると、原付スクーターで走り回る私はぱたっと店と自宅に引きこもります。この1年ほど車の運転をしたくなくなりました。行動範囲がどんどん狭まっています。
さきほど、当店“緑のカーテン”になった今年最後のヘチマを収獲しました(右上写真)。
もう1本つるにぶら下がっていますが、これは種を取るためそのままにしています。世間のヘチマは1mほどに伸びていますが、当店のものは30cmどまりでした。
昨日来店されたお客様が「初めてにしてはすごいですよ」とほめてくださいましたが、あれだけ花が咲いて収獲は合計10本ほどでした。土が課題なのでしょう。
【追記】=午後10時33分
閉店して掃除を済ませたところです。
これから久しぶりに居合の形稽古です。今週前半は体調不良で稽古を休んでいました。
柄糸の巻き直しをした居合刀の鞘の調子を調整し、今日試してみます。
お昼からぽつぽつとお客様がご来店くださいました。今日は「エチオピア・モカ・シダモG2」がいつもより売れました。「シダモ」の生豆の在庫が少なくなってきました。もう少しして「カファ」に変わります。改めてご案内します。「イリガチャフ」はこれとは別にご用意します。これも登場前にご案内します。
雨も昼には止み、夕方晴れ間も出ていました。明日は鹿児島市内の幼稚園などで運動会が予定されています。晴れの予報。子供たち、いや応援する家族の方々の歓声が早くも聞こえてきそうです。
虫の苦手な方はここで読むのを止めてください。下に写真を載せています。
店内に数匹のハエトリグモが住んでいます(下写真)。クモはクモでも、ぴょんと跳ねたりしてなかなかひょうきん。なによりも店内に入り込んだハエ、蛾、蚊などを獲ってくれるありがたい虫です。
当店は郊外にあり周囲に畑もあるため、いろいろな虫が店に入ってきます。それをこつこつと獲ってくれるのがハエトリグモです。当店の“スタッフ”のような気がして私は「ハエトリオジサン」と呼んでいます。
ゴキブリが店に出ないよう、閉店後と開店前に念入りに掃除機をかけていますが、突然物陰から飛び出してくることがあって、「ほら、あぶないよ~」とあわてて吸い取り口を横に向けます。ぴょん、ぴょんとまた物陰に移動していきます。
害虫退治といってバルサンなどを使いたくはありません。コーヒー豆を店内に置いていること、そしてハエトリグモまで駆除したくないからです。
できるだけ自然のままの店でありたいと思っています。


そうですね。ずいぶん涼しくなってきたので、色を変えて見ました。紅葉には鹿児島はまだ早いですが。

私も今日から、そう呼びます!
…んん、スバラシイ☆
お元気ですか?
ハエトリグモはユーモラスで、見ていて飽きません。もさっとしているあたりが、「オジサン」っぽい!?、とオジさんの私が言うのも変かな。