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お客様の続く午前でした。朝2種類を焙煎

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開店準備の合間に、坂之上郵便局へ歩いて行きました。「きょうは撮れるかも」と期待し、コンパクト・デジカメを首から下げて出ました。
撮れる…。以前から、JR指宿枕崎線・観光特急「指宿のたまて箱」(愛称・いぶたま)を線路の向こう側から撮影したい、と狙っていました。
「いぶたま」は車体の左右を黒と白に塗り分けてあります。錦江湾側(東側)が白、山手側(西側)が黒です。当店からはいつも黒の列車にしか見えません。上下それぞれ3本運行していますが、下りの1本目以外は当店の営業時間中です。ところが、いつも開店準備でばたばたして線路向こうまで行って撮影する余裕がありません。
きょうは仕事ついでで、しかもタイミングが良かったのです。
午前10時10時ごろ。1、2分ほど待っていると、踏切の警報機が鳴り始め、ディーゼル列車ならではのうなりを上げて慈眼寺駅方向から坂を上ってきました。思ったよりも速度を上げていたせいで、シャッターを押すのがわずかに遅れてしまい、列車先頭が取れず白いボディーのみ(左上写真)。残念。さらに、列車を追って当店と被せて撮ろうとしましたが、少し先に行ってしまい、木に半分隠れてしまいました(上写真)。これまた残念。
ま、初挑戦だったので、こんなものでしょう。次の機会には調整できそうです。

開店準備を終えたのは相変わらず午前11時の開店とほぼ同時。開けてすぐにコーヒー豆をいつも購入してくださるお客様が「いいですか~」とご来店。続いて「本日のスイーツ」とコーヒーとのセット(650円)をよくご注文くださる常連の方がいらっしゃいました。セットメニューをお出ししていると、コーヒーを店内で飲まれコーヒー豆を買ってくださる常連の方がご来店、さらにもうおひとりコーヒー豆をご購入の方が…と午前中にリズム良くご来店いただきました。
ありがとうございました。
いまひと山越えて静かな時間です。
「15日支払い」の準備も済ませました。
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朝からよく晴れています(左写真)。ただ青空が少し濁っています。
開店準備で窓枠をぞうきんで拭くとざらついた、桜島の灰とは異なるほこりが取れます。
「黄砂らしいよ」と妻が昨日教えてくれました。ああ、そういう季節ですね。
ここ数日の空のかすみ、濁りは黄砂だったようです。

今朝は、重たい体をやっとの思いで起き上がらせ、シャワーを浴びてすぐに店に出て、焙煎を行いました(右下写真)。2種類でしたが、量が多めだったため、いつもより早めの午前7時半に起床。
●ブラジルNo.2(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
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追記】=午後4時18分
おおむね静かな午後です。

福島第一原子力発電所の現場では放射能を封じ込めるための作業が続いているようです。きょう経済産業省原子力安全・保安院は、福島第一原発の事故を国際原子力事故評価尺度(INES)で最も深刻な「レベル7」と暫定評価した、とか。なにをいまさらの感。
沈静化には長い時間がかかるとみられ、避難に新たな基準・範囲も設定されたようです。震災に加え、「保身」の塊である“原子力ムラ”のお歴々の判断ミスによる“人災”で、福島県はじめ周辺の方々のご苦労はいかばかりでしょう。
海外のメディアが、放射能が関東周辺で検知されているにも関わらず日本人は逃げない、と驚きというよりも呆れ、非難めいた論調で伝えている、とインターネットのニュース欄が伝えています。

不謹慎ながら、首都圏から逃げない人々から、黒澤明監督の映画「七人の侍」が思い浮かびました。
女をさらい食料を奪う“ノブセリ”から村を守るために農民が浪人を雇う―というストーリーです。乱暴さを承知で“ノブセリ”を原発事故と例えるなら、首都圏の人々はじーっとその地にしがみつき田畑を耕す農民でしょうか。
“ノブセリ”に母親を殺され恨みを持ちながら武士になろうとする「菊千代」(三船敏郎さん)が、傭兵となったほかの6人の侍(武士階級)に、「百姓の気持ちはお前らには分からない」と吠えるシーンがあります。農民らが、落ち武者狩りで手に入れた甲冑、槍、刀などを目にし、6人の侍は敗残兵のひとりとして落ち武者狩りの恐ろしさと屈辱を思い出し、農民への手助けを止めようとします。そのとき、「菊千代」は踏みつけられながらもその土地で生きていかねばならない百姓のずるさを挙げながらも、たくましく生きる農民を語り、自らを暴露していくのです。
農耕民族日本人は土地を渡り歩けない、歩かないということでしょうか。
志村喬演じる侍が、ラストシーンでこう語ります(正確ではありませんが)。
「結局、勝ったのは百姓だけだな」
“ノブセリ”との戦いで、勝ったものの「菊千代」を含め半数の侍が命を落とします。
村を去るとき、生き残った侍が目にしたのは秋の田で実った稲を歌い踊りながら刈り取る農民の姿でした。奪われながらもしがみついて土地に生きるものの勝利、と私には映りました。

例えが飛躍してしまいました。

追記】=午後7時29分
静かな夜を迎えました。
今夜は焙煎の予定はありません。これからコーヒー豆の発送準備(あす発送)と生豆のハンドピックを行います。

閉店後は居合の形稽古をして早めに休みます。
あすは午後から白アリがついていないか点検を専門業者の方にお願いしています。店は今月21日で3周年ながら、新しく増築したのは手前だけで、奥のスペース(板間)は築15年になります。
by gayacoffee | 2011-04-12 14:10 | 焙煎人日記 | Comments(0)

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