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雨が降ったり止んだりの「憲法記念日」。朝焙煎

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お昼に一旦止んでいた雨がまた降り始めました。いまお帰りになられたお客様の車が停まっていた場所だけが雨に濡れず残っています(左写真=午後3時10分)。
きょうは5月3日の「憲法記念日」で、ゴールデンウイークも半ばとなりました。

「早いわね~、連休が過ぎていくのって」
お仕事で忙しいお客様がそうおっしゃいます。5日まで約1週間の連休だそうで、午前中は自宅の倉庫にため込んだ荷物を整理して過ごされたとか。
お客様「使わないものは処分すればいいんでしょうけど、なかなか捨てられないのよ」
私もため込むタイプ。「そのうち使うかも」と、ついつい物置と化した狭い“書斎”はそれこそ足の踏み場もなくなっています。

祝日なので静かな時が過ぎるか、と思っていましたが、思いがけなく店内飲食・コーヒー豆ご購入のお客様がぽつぽつとご来店くださって、いまひと息ついながら、パソコンに向かっています。
ありがたいことです。

朝9時ちょっと前、寝不足でぼーっとしながら店に入り、コーヒー豆の焙煎を行いました。
●グアテマラSHB(深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
●メキシコAL(深煎り)
その後ばたばたと開店準備。妻が娘を連れて里帰り中のため、きょうは開店から閉店まで休憩なしで店に立ちます。まだ営業時間の半分も進んでいません。
昨夜寝たのがまたしても遅く、今朝丑三つ時だったので、お客様が店内にいらっしゃらないと急に眠気が襲ってきます。

今夜は焙煎の予定はなし。

追記】=午後8時20分
夜になりました。当店の一週間も残すところ40分です。連休にも関わらずご来店くださるお客様の感謝、感謝です。
休憩なし、食事ぬき(実際は昼過ぎに菓子パン「キングチョコ」1個食す)で開店前の焙煎から閉店までの長いきょうを、なんとか乗り越えられます。あすは定休日なので、今夜はちょっと開放感に心うきうきといったところ。録画しているテレビ番組をじっくり観る予定です。
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日が暮れて静かな時間が流れている間、店に置いている各出版社発行の書籍紹介を中心とした月刊誌を読みました。
「憲法記念日」にぴったりな対談が、小学館の「本の窓」5月号にありました(右写真)。俳優の菅原文太さんと憲法学者・樋口陽一さんが「外野の直言、在野の直感」と題し、5、6月号の2回にわたり語るもの。
前編となる5月号で、敗戦を少年期に迎えた2人は、敗戦と同時にこれまで「軍国主義」を唱えていた教師が翌日から「これからは民主主義だ」と言い始めた体験をそれぞれ語ります。
樋口さん「私の教訓になったのは(中略)真面目な先生ほど軍国ビンタ教育から民主主義教育にすぐに切り替わった。一所懸命民主主義の普及に努めたことです。彼らの始末が悪いのは、それが自分の内面と一体化してしまうこと。『これからは民主主義だ』となったらほんとうにそれが正しいと信じ込んでしまう。そういう人たちは、日本が共産主義国家になっていたら模範的な共産主義独裁の手足になったのではないかと…」
菅原さん「そのとおりだよ。何の疑いもなく、変わっていったよね。ほとんどの日本人がそうだったが、最近そのことを軽々しく批判する気になれないんだ。つい20年前、何の疑いもなくオレたちを含めて多くの日本人がバブル景気に浮かれて大騒ぎした。時代とトシにはいつも勝てないんだね、凡人たるオレたちは」
対談は、菅原さんが憲法学者の樋口さんに日本国憲法が作られた経緯を尋ねて、“押し付け”憲法とされる現憲法の誕生の中から、実は進駐軍(占領軍)が憲法草案を作るときに参考にした、日本人による「憲法研究会」の案があった、と樋口さんが披露します。「憲法研究会」はいわゆる在野の自主グループ。戦時中は刑務所に入れられたり沈黙を余儀なくされていた経済学者・高野岩三郎、憲法学者・鈴木安蔵といった人々がメンバーで、この研究会の案に占領軍が注目した…という話です。
なるほどそういう裏話もあったのか、と面白く読みました。
詳細は同誌をご覧ください。

雨はいま小止みに。そして、少し肌寒くなってきました。
あと15分ほどしたら掃除の準備を始めてもいいかな、と思われる静かな夜です。

追記】=午後9時33分
閉店し自宅の居間へ行きました。おなかが空いたのです。
長女が作ってくれていたトマトスープのスパゲティを山盛り食べて、すぐに再び店へ。閉店後の掃除をし、食器を洗ってひと段落。パソコンに向かっています。

最近の閉店後の音楽はCD「キャンディーズ・ベスト」。スーちゃんこと、田中好子さんが亡くなってから毎晩のように聴いています。
「キャンディーズ」が解散したのは確か私が大学に入学するかしないかのころでした。彼女らの活躍した4年間はちょうど高校生活と重なります。深夜放送から流れる「年下の男の子」「内気なあいつ」「書中見舞い申し上げます」「ハートのエースが出てこない」などを、大きくなったりかすれたりするラジオのチューニングを必死に合わせながら耳をこらして聴いたことを思い出します。

さて、CDを流しながら居合の形稽古の準備です。

一週間、ありがとうございました。
by gayacoffee | 2011-05-03 15:31 | 焙煎人日記 | Comments(0)

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