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大寝坊で朝焙煎できず。南からの湿った空気

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開店して、朝のコーヒーを飲みながらパソコンに向かっています。
静かな土曜の午前です。
空はどんよりと曇り(左写真=午前11時15分ごろ)、昨夜寝る前にすでに感じていた南からの湿った風がきょうも緩やかに吹いています。梅雨の匂いがします。
店の花壇に植えてあるアジサイが咲いています(上写真)。
花壇の脇に生えてきた雑草を少し取りました。植物の間は風通しを良くしておかないと葉が枯れたり虫が付いたりした。

今朝は開店前から店内に「冷房」を入れています。湿度が高いためです。
昨日は昼過ぎにスイッチを入れました。「ちょっと蒸し暑くなってきたかな」と思っていたころ、ちょうどお客様が次々にご来店くださり、冷房を入れる時間が取れず、「冷房」オンにしたのは鹿児島国際大学内の支店から妻が戻って、店に入ってきたタイミングでした。
ひとりで店を切り盛りする限界を感じつつも、オープンから5年間はひとりでやれる範囲で基礎固め、というのが私の計画です。

静かなうちに午後を迎えました。

追記】=午後7時9分
日が暮れてきました。
昼過ぎに小雨がぱらつきました。おおむね静かな一日です。

その昼過ぎにご来店の常連の方が「動物園(平川動物公園)の帰りですが、結構人が多かったですね。幼稚園か保育園かの遠足もあったみたいです」と教えてくださいました。
小雨がぱらついたほかは日も照らずさほど暑くもない天気で、子供たちの遠足にはちょうど良かったかもしれません。
店内は、湿度があるため「冷房」を入れています。「ドライ」にするよりも「冷房」モードの方が一般に電気を使わない、と聞いたので、26℃ぐらいの設定で「冷房」にしています。

追記】=午後7時40分
けさ予定していたコーヒー焙煎でしたが、大寝坊して今夜に延ばしました。
なんとかきょう中の豆は足りそうだという安心感が心の隅にあったのでしょう、起床午前9時20分。さすがにこの時刻だと開店準備だけでぎりぎりです。

昨夜は久しぶりに愛刀家Tさんと刀談義に興じました。
届いたばかりの刀剣情報誌を見ながら、あれこれ。
「なになに、薩摩拵え付きの豪壮な大小そろい…。これはまたすごい! 小が2尺2寸もあるとはよほど体の大きな武士が差したのでしょう。拵えも凝っているから上級武士の差し料ですね~」
「そのうち1振りは『末』の数打ち物でもいいから備前の古刀が欲しいものです」
「やはり備前でしょうかね。備前は『末』でも40万はしそうですよ。それならば三原、平高田あたりの出来の良いものを狙いたいですね」
「波平も良いけど、惜しいかな、焼き戻しをして折れにくいよう鉄に粘りをつけているため地鉄がねむく、白気がかって刃紋もぼやけていて、美術品として評価が低い」
「いやいや、鉄に粘りを加えたのは当時としては立派な技術ですからね。戦さに明けくれた時代に、刃紋がどうの沸えが美しいだのなど言っておられませんよ。折れにくく斬れる刀こそが当時の価値です。現代の骨董趣味だけで刀を評価する方が変です。その意味で、刃こぼれせずにめくれていたとかいう波平は実用に適した刀だったんですよ。鹿児島の刀好きは、勉強のためにも波平を最低1振り持っているべきです。お金を貯めないと(笑い)」
「そうそう。先立つものが…ね。『50万か、安いなあ』なんてカタログを見て思ってしまうけど、貧乏な刀剣ファンにとって50万はとてもとても」
「同感ですよ。頑張って10万ぐらいがせいぜいですからね。20万円の借金を返すのにどれだけ苦労しますか」
「そうなると、再刃か寸足らず、なにか欠点のある刀か…。あ~、宝くじに当たらないかなあ~」
「せっかくなら白鞘の刀に拵えを作ってやらないといけませんよ。パジャマ姿じゃあ、かわいそうです。外出着を仕立ててこそ、刀に対する礼儀というもの。縁頭、目貫、鍔などそろえる楽しみもあるんじゃないでしょうか」
「そうですね~。白鞘じゃあ、かわいそうですよね。拵えと刀身をバラして売るバカ者が多いですからね」
続いて、無銘2尺3寸の古刀をお互い手にとって鑑賞、茎(なかご)の錆の正体、研ぎ減り前の元の姿などなど想像たくましく語り合い、いつの間にか日付が変わっていました。
時の過ぎるのを忘れます。

追記】=午後11時41分
夕方から夜にかけ、とても静かな時間が流れ、閉店。
すぐに焙煎作業に入り、さきほど終了しました。4種類のコーヒー豆を焼きました。
閉店後の掃除をいま済ませたところです。
●マンデリンG1(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
●グアテマラSHB(深煎り)

あすは日曜です。午後から居合道場へ行く予定です。これから自主トレをします。

午後7時少し前にスタッフYさんが寄りました。妻とYさんは中学の同窓で、今夜は同窓会があったのです。
妻が出掛ける支度をしている間、私がYさんにぽろっと「あ~、さっき寝過ぎてしまったよ」とこぼしました。休憩時に1時間半も爆睡したのです。
するとYさん。
「いいじゃないですか。たっぷり寝られて」
「ええっ? 寝過ぎたんだよ」
Yさん「疲れが取れたんでしょう。良かったと思わなくっちゃ。いつも『なんとかしてしまった』って言いますよね。自分で決まり事を作り過ぎるんじゃない?」
「そうか。そうですね。確かに。自分でこうありたい、って決めていて、それができないもんだから『してしまった』って言うんだろうね」
Yさん「良く言えば、自分に厳しいっていうか…。でも良かったと思った方がいいですよ」
Yさんの指摘は的確です。自分でいろいろと決め事をして、大概が希望的観測だったりするため、予定がうまくいかず、悲観的になりがちです。ガツンとくる言葉でした。

閉店までの間に無双直伝英信流の清水寿浩宗家が書かれた「稽古日誌 遊剣録(二)」を読んでいて、まさにそのことが書かれていてびっくりしました。
勝手ながら紹介します。66ページです。
(前略)剣道の小川忠太郎先生は、とにかく『三昧』という事を強調されています。『今やっているその事に一心不乱になれ』ということですね。仕事三昧、寝る三昧、食事三昧、勉強三昧、素振り三昧、抜き付け三昧、雑念を入れず、ひたすらその事に打ち込む、そうする事で身に付くんだということです。迷ったら、聞いて考えて解決することも大事だけど、とにかく振って振って振り抜いて何かをつかむという事が大切なんですね
Commented by 常連のNです at 2011-05-21 19:48 x
冷房とドライの電気料金の比較ですが、機種によって、違うそうです。一度、調べられた方がいいかもしれません。一概には言えないようです。
Commented by gayacoffee at 2011-05-21 20:54
常連のNさん、ありがとうございます。
あっ、それも聞きました。そうらしいですね。
ただドライはずっと運転しているのに対し、冷房は冷えると休止するところをみると、冷房の方がコストが安い気もしますが、あくまでも気がする程度ですね。調べる方法があれば、と探しているのですが、まだ見つかりません。
by gayacoffee | 2011-05-21 12:06 | 焙煎人日記 | Comments(2)

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by gayacoffee