「成人の日」は曇天から晴天へ。朝2種類を焙煎 |

きょうは「成人の日」、祝日です。鹿児島市の空はどんよりとしています(左写真)。日本海側では正月からの雪が続いている、とニュースが伝えています。
新成人の皆さん、大人の仲間入り、おめでとうございます。
50代の人間のひとりとして、若い人たちにどんな未来を手渡せるのか、そのためにどんな努力をしてきたのか、と自責の念にかられます。
いま日本をみると、政官財とも、なんともわが利のみ、そして目先のことのみ追う有様。私も日々の暮らしに追われるのみです。
若い皆さんはこれから、過去に散財した大人のツケ(国の借金、破たん間際の年金制度、同じく健康保険制度などなど)、超高齢社会、大震災からの復興といった重い荷を背負っていかなければなりません。
さらに若い皆さんが働ける場を十分に用意していません。
若い皆さんに申し訳なく、恥ずかしい思いにかられます。
鹿児島のささやかなコーヒー店主ながら、せめて「うそをつかない」「弱い者をいじめない」「義を実践せよ」「質実剛健たれ」といった郷中教育の精神から外れないよう生きていきたいと思います。郷中教育の教えの中に「負けるな」というものもありますが、他者に負けるな、と意味ではなく、我欲、なすべきことから逃げようとする自分に負けない“大人(オセ)”でありたいと考えます。
どうしようもない世の中に見えるでしょうが、生きる目標を早く見付けてください。国に頼ってはいけません。他人のせいにしてもいけません。自分の人生ですから、十分に考慮しながら自分で切り拓いていってください。
お昼を回って日が差してきました。
心の弱い私は今朝も1時間の寝坊。あわてて朝、2種類のコーヒー焙煎をしました。
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
●グアテマラSHB(深煎り)
いずれも、焙煎済みの豆がほとんどなくなっていたので、なんとしても今朝焼かなければなりませんでした。
開店15分前に焙煎作業を終了。なんとかぎりぎりで午前11時に開店しました。
【追記】=午後3時18分

レンタルDVD店にさきほど行ったついでに、和田名・玉林団地内にある伊佐智佐神社の前を通ると、本殿が新築工事中でした(右写真)。前の建物は柱、壁などあちこちがシロアリ被害に遭い、傷んでいました。
完成がいつなのか、確認申請の表示看板を見るのを忘れ、不明です。
常連Kさんがおみえになり、携帯電話に付いているデジカメで撮影したご自宅の“書斎”を見せていただきました。
Kさん「もともとひと部屋あったんだけどいつの間にか洗濯物を置く場所になったりして、ほら、こんだけのスペースしかなくなったよ」
部屋の片隅にパソコンデスクがあり、その横に小型の液晶テレビと本棚が写っています。
Kさん「でもね、これだけでも、自分の世界があるのとないのでは違うんだよ」
私は、ありがたいことに1部屋自室を持っています。家族のタンスがあり本棚もあり、クローゼットも満杯。エアコンなしで、ふとんのないこたつがテーブルとして一年中そのまま置かれていますが、こもれる場所は男の安らぎスペースです。
安らぎなどと言うと、妻から「私にはそんな場所がないじゃない」と反撃に遭います。しかし、ひとりでこもる場所が男には必要なのです。
【追記】=午後10時29分
閉店後の掃除を終えました。
おおむね静かな一日でした。
夜8時半を回って、コーヒーを一日7、8杯は飲むとおっしゃる常連のお客様が来店され、焙煎済みの「ウガンダ・ブギス・プレミアムAA」を残りすべてお買い上げくださいました。
お客様「飲み慣れたせいか、『ウガンダ』はおいしいよね」
私「最近、人気が出てきましたね」
「ウガンダ・ブギス~」は期間限定豆です。予定では3月ぐらいで別の豆種に替えるつもりですが、ここへきてお客様がついてき始めました。
高校時代の同級生Jくんは「ウガンダ・ブギス~」を「メニューに入れれば」と言いますが、店頭販売用の密封ビンを置くスペースがこれ以上なく、種類を増やせないのが悩みです。
いま「ウガンダ・ブギス~」の生豆のハンドピックを済ませました。明朝焙煎します。
鹿児島市内の公立の小・中学校はあすが3学期の始業式ということで、ご家族連れのお客様がご来店。子供さんは冬休みの宿題をテーブルに広げて必死に鉛筆を走らせていました。
受験シーズンも到来します。大学入試センター試験が今月14、15日の両日行われます。水曜あたりから鹿児島市もまた冷え込むようなので、体調を十分に整えて、全力を出し切ってください。
私は必死に受験勉強をしませんでした。高校時代、教科書に書いてあることが頭になかなか入らず、努力もせず、ラジオの深夜放送ばかり聴いていました。
いま振り返ると、若いころになにかに一所懸命取り組めば、もっと自信のある生き方ができたかな、と思います。勉強をする人を「ガリ勉」などと揶揄しますが、それだけ勉強に集中できた人は立派です。安易に目先の楽しみに走らない自制心を若いうちに育てられた人は立派です。その後の人生に大きく影響するでしょう。
伊佐智佐神社の工事に関係する情報でしょうか。ということは、4月末で本殿は完成なのでしょうね。
そうでしたか。のちほど貴ブログを訪ねてみます。
「伊佐智佐神社の造営工事に伴う遷座祭が6月3日(日)午後8時から取り行われます。闇夜の中での厳かな儀式だそうです。遷座祭の間は、玉林団地公園の水銀灯も消灯にするそうです。見物の方は、カメラのフラッシュは遠慮されたほうがいいと思います。」
とのことです。
大変貴重な情報、感謝申し上げます。見学にいけたら、ぜひ、と思います。