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黄砂? 晴れているのに、もわーっと薄曇り

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晴れているのに薄曇りのよう。桜島の灰が、鹿児島市南部のここ坂之上へも流れてきているのか、と開けていた窓を一旦閉めて開店時刻を迎えました。
※右写真は当店前を通るJR指宿枕崎線と、もやがかかったような空。列車の右手にすっかり葉が繁ったモクレン
窓から、店先に立てている黄色のノボリを見ると、ゆったりとした風は南東から吹いているようで、「灰じゃないなあ」と首をひねっていると、お客様が「黄砂じゃないですか。朝、テレビで黄砂がどうの、と言っていましたよ」と教えてくださいました。
なるほど、黄砂ですね。もわーっとしています。
お客様にそううかがって、窓をまた開けました。
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春らんまんです。鹿児島は春を越してすぐに初夏の陽気となりますが、店の周り、自宅裏の家庭菜園、坂之上の家々では黄、ピンク、白、赤の花々が色鮮やかです。店の駐車スペース横のブロックでは、自生した花が日を浴びています(左写真)。

朝、2種類のコーヒー豆を焙煎しました。
●ブラジルNo.2(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(深煎り)

追記】=午後3時17分
昨日のブログ・カテゴリ「焙煎人日記」でご紹介した、自宅裏で咲いているピンク色の花(左下写真)の名前について、お客様が「谷空木(タニウツギ)」ではないか、と教えてくださいました。
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そういえば、以前、ウツギがどうのと家族が話していた記憶があったような、なかったような。物覚えの悪い私は、昔の思い出も3分の2が脳に記録されておらず、妻から20年も前のことを尋ねられて、そんなことがあったことすらまったく記憶にない自分を「もしかすると病名がつく状態ではないか」と疑いつつも、「初めに名前ありき」で病名さえつかなければ病気ではないという勝手な判断から、自営を始めて以降数年、国民健康保険加入者対象の定期健康診断も受けていません。

話を戻します。
「タニウツギ」はスイカズラ科のタニウツギ属。園芸でいう「Weigela(ウェイゲラ)」は18世紀のドイツの科学者Weigelにちなむ、とインターネットにありました。
ウツギとひと口にいっても、実は科・属とも様々だそうです。共通しているのは低木で、茎の中が空洞になっていること(「空木」はそこからきているとも)。
例えば、「ウツギ」「ヒメウツギ」はユキノシタ科ウツギ属、「ガクウツギ」はユキノシタ科アジサイ属、「タニウツギ」「ハコネウツギ」はスイカズラ科タニウツギ属、「コゴメウツギ」はバラ科コゴメウツギ属など、だそうです。
いずれも晩春に開花します。ゆえに、ウツギが咲かないと夏が来ない、ともされる花として、名歌「夏は来ぬ」で歌われます。「ウツギ」は「卯の花」のことでした。
4月の古名は「卯月」。この季節、日本を代表する花です。色の名にもある「卯」ゆえ、様々な「ウツギ」の中でも、ユキノシタ科ウツギ属の「ウツギ」のことでしょう。

春されば 卯の花ぐたし 我が越えし 妹が垣間は 荒れにけるかも(万葉集)

追記】=午後8時55分
間もなく閉店です。当店の一週間の締めです。今週もありがとうございました。

昼間、暖かな、というか、暑ささえ感じました。夜になり、気温が下がって過ごしやすくなっています。
夕方、買い物に出ようとして原付スクーターを見ると、黄砂なのか桜島の灰なのか不明ながらごく細かな砂の粒が座席に降っていました。風向きは南からです。坂之上に桜島の灰が来るはずのない風です。やはり黄砂か?
無免許バカ者の運転する車が居眠りで小学生の列に突っ込んだ京都・亀岡の事故が、お客様の会話に出ていました。幼くして亡くなった小学生とおなかの子供とともに命を奪われた妊婦さんを悼む声です。重体の子供がいます。
「朝出たまま子供と二度と会えないなんて、考えただけでどうにかなりそう」
「亡くなった妊婦さんもかわいそう。ご家族はどこへ怒りをぶつけていいやら」
「事故を起こしたのはまだ18歳でしょう。無免許で。一生罪を背負うことになるでしょうね」
「その前も京都で事故があったばかり。どうしたんでしょう」
「車の運転には気を付けないといけないわ。ちょっとした不注意で事故は起こるから他人事じゃないわよ」
いつも、インターネットでニュースの一報を知ります。きのうの事故、その前の祇園で花見客を次々にひいた暴走車の事故もインターネットのニュース欄で知りました。なんと心が重くなる事故でしょう。重体の児童の意識が早く戻り元気になることを、いまは祈ります。

追記】=午後10時15分
閉店後の掃除、食器洗いなどをいま済ませました。オールディーズのバラード集のCDをボリュームを高くして聴きながらパソコンに向かっています。
一週間のうち、ほっとできる夜です。
あすは店を休みますが、焙煎やら“緑のカーテン”張りやら、普段なかなか手に付かずにいる場所の掃除などで半日以上は仕事の予定です。「25日支払」もあり、銀行回りもあります。天気予報をみると、あすの鹿児島市は昼過ぎから雨の見込み。そういえば、空気が少し重くなっています。

では、リラックスの夜を楽しみます。

気象庁のホームページで、「噴火に関する火山観測報」をチェックすると、今朝の爆発で桜島の灰は南西方向へ流れていた模様。まさに鹿児島市南部です。坂之上でも桜島の灰もかすかに降った可能性があるようです。
Commented by 常連のNです at 2012-04-24 21:00 x
 花の名前は、「タニウツギ」ですか。ありがとうございました。花には、全く無頓着で、無知なもので。きれいですね。
 鹿児島の良いところは、普通の道沿いや各家庭のお庭、もっと凄いのは、墓地に至るまで、お花が結構植えられているところですね。墓地にあれだけの綺麗な花が咲き誇っているところは、そうないように思います。
Commented by gayacoffee at 2012-04-24 21:33
常連のNさん、ありがとうございます。
おそらく「タニウツギ」のようです。私も浅学のため、眺めるものの草花の名前を知りません。教えていただいた名前もすぐに忘れてしまいます。
Commented by 常連のNです at 2012-04-24 22:42 x
 そちらを離れて、桜島の風向きを気にしない生活に戻りました。天気予報ほぼ同じぐらい重要な情報ですからね。洗濯するかしないかの判断材料として。
Commented by gayacoffee at 2012-04-24 23:53
常連のNさん、ありがとうございます。
桜島の降灰がなければ、どれほど住みやすいか、と想像します。でも、噴煙を上げる桜島を眺めると、力が湧いてきます。
by gayacoffee | 2012-04-24 14:25 | 焙煎人日記 | Comments(4)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


by gayacoffee