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居合の地方昇段審査があり、なんとか「合格」!

居合の地方昇段審査があり、なんとか「合格」!_e0130185_18175023.jpgきょうは、私が学んでいる居合道の地方昇段審査が、鹿児島市永吉の鹿児島アリーナで朝からあり、なんとか私も「合格」をいただきました。ほっと肩が軽くなりました。居合道でもなんでも共通していることでしょうが、肩に力が入っていてはいけません。審査に臨んで肩が軽いのが本当はいいのでしょう。
※右上写真は、審査会の最後、結果発表と閉会式の様子

正式な名称は「日本居合道連盟南九州地区連盟地方審査会」です。鹿児島、宮崎、沖縄の3支部合同の昇段審査会で、地方審査は5段まで。6段以上の高段の昇段審査会は年1回岡山で開かれる全国大会で行われます。
きょうの受審者は18人でした。鹿児島と宮崎は無双直伝英信流で、沖縄は無外流です。結果から言うと、全員合格となりました。良かったです。

朝、早めに起きることができるか、がまず不安でした。ゆうべは目覚まし時計を2つ、午前6時半にセットして休みました。睡眠導入剤を半錠と精神安定剤を1錠服用。不安ながらも横になりつつ、学科試験の課題集を読んでいるうちにいつの間にか寝入っていました。
重い体を引きずるようにして布団から出て、午前7時半に坂之上を出発。鹿児島アリーナへは、以前、JR指宿枕崎線で鹿児島中央駅へ出て、同駅からバスで行こうとして迷い、1時間遅刻したことがあるので、好きではない自動車運転で出掛けました。日曜の朝なので道路は空いていると思いつつも、早めに出発。かなり道路が空いていて、鹿児島アリーナまで30分ほどで着きました。駐車場がまだ開いておらず、車の列に並びました。前から3台目でした。アリーナの大ホールではバドミントンかバレーボールの試合かなにかがあったようで、そんな格好のスポーツマン・スポーツウーマンが続々と集まってきました。
昇段審査会は武道場で開催されます。会場に行くと、私が一番のりでした。しばし学科試験の勉強。そのうち、先輩、同輩、後輩がやってきて、午前10時過ぎから団体での稽古が始まりました。沖縄からはアメリカ人らしき方々が来場。大きな体の袴姿もなかなかのものです。
審査は昼食後に始まりました。まず学科。覚えようとしても、頭に入らず、いつも先生に注意されていることを思い出しながら、とりあえず解答用紙いっぱいに文字を連ねました。どうしてもひとつ、肝心なポイントを思い出せないまま、学科試験が終わり、続いて実技。いよいよです。
初段審査から順に、2人ないし3人ずつ、先生方の前で演武をします。3段審査までは指定技ないため、自由に5本の形を選べます。
「14番」が私の番号でした。うまく見せようなどと考えず、審査の緊張を楽しもうと臨んだものの、演武をしながら気持ちが先走っていることに気付きました。4本目の形では、つい正面を向いて座ってしまったため、当初やろうと思っていた「月影」ではなく「附け込み」に変更。ただ、「附け込み」は、前に出ながらの上段からの2本の斬り下ろしが甘く、苦手な形です。「まいったなあ」と思いつつ、「仕方がない」と気持ちを切り替えました。最後は「立膝の部」を1本入れて、私の審査は終了しました。
緊張であがっているつもりはなかったものの、それでも平常心ではいられませんでした。難しいものです。ただ、シーンと静まった会場の緊迫感はなかなか良いもの。関東在住で無外流を習っておられるHさん曰く、「この年になって、こんな緊張感を味わえるのは居合ならでは」と。おっしゃる通りです。
審査会は、己の実力を知る機会であり、同時に各支部の先輩、同輩、後輩の稽古の有様を知ることができ、大変に勉強になります。
居合の地方昇段審査があり、なんとか「合格」!_e0130185_18571246.jpg
「合格」との審査結果の発表があって、午後3時にすべてのプログラムが終了しました。後片付けを済ませ、再び車で帰路に着きました。
帰りは鹿児島中央駅西口(桜島と反対側)の道路を選ぶと、並木のクスノキの緑が鮮やかでした(左写真)。鹿児島は日差しが強いだけに、木陰のある道路が合うと思います。
雰囲気のある通りだけに、小洒落た個性的な店が似合うのではないでしょうか。

追記】=午後8時45分
閉店の時刻が近づいてきました。
店内の有線放送(実は衛星を利用した放送)がいま途切れ、「受信できません」の表示になりました。南よりの空に厚い雨雲接近の印です。

きょうはおおむね悪い天気ではなく、日差しもあったのですが、入道雲があちこちにわいていました。鹿児島アリーナからの帰り、谷山に入った途端に雨粒が落ち、慈眼寺あたりで土砂降りになりました。県内でも、各地に大雨洪水警報が発令されたようです。夕方には北薩あたりに同警報が出ていました。
Commented by ショコラ at 2012-09-02 20:33 x
おめでとうございます。

よかったですね。
それにしても
途中で違う型に挑まれた臨機応変さ、
勇気に拍手。

緊張感に包まれた空気や
ガヤマス様の気迫が
伝わってくるようです。

過度のストレスは=健康障害の原因になるようですが、
逆にストレスや刺激が少なすぎても、心身が鈍くなるようです。

適度なストレスや快い刺激は、必要なもので
活力や意欲が養われ、注意力や集中力が高まるらしいです。

お疲れ様でした。
ゆっくりなさって下さい。これからも修行フレ~フレ~。
Commented by gayacoffee at 2012-09-02 20:40
ショコラさん、ありがとうございます。
お祝いのコメント、感謝いたします。
臨機応変というよりも、「こりゃ、しもた」と必死なだけです。
おっしゃる通り、ストレスがないと人間はいけないらしいです。緊張自体を楽しめると適度と言えそうですね。
ま、とにかくほっとしました。
Commented by 常連のNです at 2012-09-02 23:10 x
 おめでとうございます。ホッと、一安心をされたでしょう。
Commented by 盲目の剣士 at 2012-09-03 08:35 x
昇段おめでとうございます。
北部九州地区の昇段審査会は9月下旬です。
練習時間などないため、学科・実技試験のみで半日で終わります。
しかしながら、何度やっても、演武の緊張は慣れるものではありませんね。
いつも汗だくになっています。
厳しい残暑ですが、お互いに頑張りましょう。
Commented by gayacoffee at 2012-09-03 12:26
常連のNさん、ありがとうございます。
ひと安心しました。夜中、眠れぬ夜に、ふと「落ちたらどうしょうかな。ここの手の動きがまずいんだよなあ」などと思い始めると、天井を向いたままのあおむけで手の動きを何度も試したりして、ますます眠れませんでした。
Commented by gayacoffee at 2012-09-03 12:28
盲目の剣士さん、ありがとうございます。
なんとか「合格」をいただきました。
9月下旬にある昇段審査に向け、最終調整の時期でしょうか。
ひとつ階段を上って、また次の階段ですね。
by gayacoffee | 2012-09-02 19:06 | 焙煎人日記 | Comments(6)

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