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東京2泊でコーヒー店巡りなど。さきほど戻りました

閉店しました。

9日(火)の夕方のANA便で東京へ行き2泊、有名なコーヒー店を巡ったり、懐かしの喫茶店に立ち寄ったりしてきました。午後3時羽田発のソラシドエアできょう鹿児島へ。予定よりも遅れて午後5時過ぎに鹿児島空港着。自宅に戻ったのは午後6時半を回っていました。
9日は午後6時で早じまいし、きのう10日は定休日、きょう木曜は朝から妻に店を頼んでいました。
午後7時15分に妻と交代、リフレッシュして店に入りました。

あわただしい3日間を、かいつまんでご紹介します。

9日(火)
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鹿児島市坂之上を、午後3時29分発JR指宿枕崎線で鹿児島中央駅へ。靴はいつもながらのミドリの安全靴(右写真)。新しい南国ビル(センタービル)にある空港直行バスで鹿児島空港へ。相当に早めに空港に到着したので、ロイヤルでホットコーヒーを飲みつつパイプ喫煙。サラリーマン時代、出張であやうく乗り遅れそうになって羽田と伊丹の空港ロビーを重いバッグを肩にダッシュで走るはめになったことが2度あるため、できるだけ空港へは早めに着くようにしています。
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午後6時55分発のANAで羽田空港へ。初めて乗ったボーイング787(右写真=搭乗した機)は快適でした。
久しぶりのジェット機搭乗でした。飛行機に乗るとき、滑走始めたら「よし!」と死んでもいい覚悟をいつもします。事故率は低いのですが、離陸と着陸時は緊張します。午後8時25分ごろに羽田着。予定より15分ほど早めの到着でした。
東京の気温は23℃、とアナウンスがあり、用心のために持っていったジャケットを着てちょうど適温でした。空港内も、羽田から乗った京急線への通路も、皆さん早足です。鹿児島人の1・5倍の速さでしょうか。品川で山手線に乗り換えて、予約していた新宿のホテルへ着いたのは午後9時45分過ぎでした。
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チェックインし部屋へ。シングルの部屋は狭いですね(右写真)。
休みを取った学生時代からの旧友Nくんと合流し、遅めの夕食兼アルコール。大学卒業以来30年以上ぶりに酒を酌み交わしました。ホテルは新宿駅のすぐ近く。周囲は飲み屋ばかり。適当に見当をつけて飛び込みで午前0時まで酒を飲むのは久しぶりでした。
Nくんは仕事のストレスと不規則な生活で丸々としていました。
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定期健康診断で毎年、生活改善を促す結果が出るも、「休日も仕事をしているしなあ~」と疲れた表情です。50歳前後で長年の不規則暮らしが表面化します。居合道、合気道を勧めるも、「そんな時間なんて、取れないよ」。無理して取るしかない、というのが私の結論です。「生か死か」というのが、最近の雇用環境の実態です。
ホテルに戻り、Nくんと午前3時近くまで語り合いました。

右写真は羽田に着いてすぐに買った「日刊ゲンダイ」。ノーベル医学賞受賞記者会見が始まるわずか5分前に、京大・山中教授の携帯に直接祝福の電話を入れた野田総理の「悪ノリ」ぶりを批判した記事に共感。私もニュースであのシーンを見て、「臭い芝居をしていやだなあ」と思っていました。もしかして大手広告代理店が演出したのでしょうか?

◆10日(水)
店は定休日。
起床午前8時。睡眠薬を飲んだお蔭で朝爽快に目覚めました。隣室からの音がまったくせず、枕もちょうどよい柔らかさ・高さでした。ベッドの硬さも私好みでした。
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Nくんは、朝までホテルのテレビで映画を観ていて、寝不足とのこと。ぼーっとしています。「睡眠時間はいつも3時間ぐらいだからなあ」。夜に寝るのがもったいないのだと言います。「今夜は早めに寝ろ」と手持ちの睡眠薬1錠と精神安定剤2錠を渡しました。
一日、コーヒー店巡りなどを予定。朝食を摂ってホテルを出て、紀伊国屋書店本店前へ(右上写真)。このビルの1階にパイプ屋さんがあります。まだシャッターが下りていました。
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小田急線で、まず懐かしの「狛江」へ。学生時代、私はここに2年近く住んでいました。Nくんも4年まで住んでいました。授業が終わると、駅近くの喫茶店「ぽえむ」(右写真)で過ごしました。懐かしの喫茶店がまだ健在でした。以前は地階もありましたが、いまは1階だけ。昔ながらのうす暗い店内です。
「ダビンチ」という初めて聞くコーヒーを注文。中深煎りでやや酸味が残るものの苦味も適度でした。1杯480円。当時は気付きませんでしたが、コーヒー豆売りもしていました。
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続いて、大学で通った「向ケ丘遊園駅」へ(右写真)。ロータリーはあまり変わっていません。1kmほどの通学路を歩いて、母校の専修大学へ。途中、小田急ロマンスカーが通り過ぎました(右下写真)。
記憶というのは曖昧というか、いつの間にか都合よく脳が書き変えてしまうようで、あるはずの景色がなかったり、さっぱり記憶になかったり。「こんな景色だったかよ!」などとNくんと驚きながら坂道を上りました。
確かに風景は変わっていました。宅地化が進み、新しいマンションが3、4棟と建築中でした。コンビニも通学路の途中にできていました。「セブンイレブン」です。
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私の学生時代に、営業時間午前7時~午後11時のコンビニが徐々に広がったころでした。キャンパスに着き、思い出の校舎、建物の間を散策しました。卒業以来の訪問です。いまの学生がまぶしく映りました。当時のままの風景もあり、またその後に建てられた校舎もありました。
かつて斜面の下にあったグラウンドの場所に、円形の塔がシンボリックな「120周年記念棟」が建っていました(右下写真)。ことしで母校は創立133年とか。
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※後日、母校の写真紹介

ちょうど昼食時でした。
よく利用した学食へ行き、そして好物だった「カツカレー」を注文しました(右下写真)。お金があるときが「カツカレー」で、金欠のときは「カレー」か「コロッケ定食」でした。スプーンでひと口。お~、懐かしい記憶がよみがえります。舌は記憶しているものですね。カツも確かにこの味でした。
Nくんが言います。
「あのころ、学食のおばちゃんたちが随分年上に見えたけど、いま厨房を見ると、オレたちより若いんだなあ。オレらも年とったなあ」
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今回の旅でもうひとつ行こうと思っていた場所がありましたが、大学を歩いているうちにすっかり疲れてしまい、新宿方向へ引き返すことにしました。
途中、「参宮橋」へ。10分ほど歩いて「刀剣博物館へ行きました。Nくんも刀剣ファンです。
「特集陳列 写しの系譜」と題し、古い時代の名刀と、それを写した江戸期の名工らの刀が、山城・大和・相州・備前の順で展示されていました。なるほど、こうして上位作を目指したのですね。肌が澄んで美しい刀ばかりでした。
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一旦、「代々木上原」へ引き返し、千代田線で「表参道」へ。ここに、今回のコーヒー研修の目的の店「大坊珈琲店」があります。青山通りとの交差点近くの2階にありました(右写真)。
10席ほどのカウンターと小さなテーブル席が4つほど、という狭い店ながら、おいしいと専門誌で紹介される自家焙煎店です。ぜひ一度訪れたいと思っていました。店主が、手回しの焙煎機で豆を煎るとなにかの本で読んだことがありました。
ブレンドは1杯に使う豆の量で値段が違います。1杯600円のコーヒーを注文しました。たばこが吸えるのも好感が持てます。
店主がじっくりとネルドリップで点てます。右手に持ったポットを同じ位置に、ポトポト点滴のようにお湯を落とし、左手のネルをゆっくり回したり傾けたりしてコーヒーを点てます。真剣勝負です。
カウンター席がほぼ埋まり、ひとり客が帰ると、すぐに別の客が入ってきます。
テーブルにきたコーヒーを口に含みました。いくつかの豆種が調和しながらそれぞれ強い個性を出す深煎りです。おいしくいただきました。
新宿に戻り、一旦ホテルで休憩。夜はホテル近くの焼き鳥屋さんで軽く夕食。
東京は広く、よく歩きます。ぐったり疲れ、午後11時半にはベッドに入りました。

◆11日(木)
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コーヒー研修日の最終日。午朝8時に朝食。9時半にチェックアウトし、懐かしの街・神田へ向かいました。
老舗の喫茶店「さぼうる」へ(右・下写真)。店の外も中もレンガで固められた独特の雰囲気です。ここも学生時代によく訪れていました。半地下へ下り、奥のテーブルへ。壁のレンガは相変わらず落書きがびっしり。よく見ると、薄くなった古い落書きの上から新しい白のペンであれこれと書き重ねてあります。
銀座に出る予定でしたが、パイプをふかしつつNくんと話し込んでいるうちにお昼になりました。昼食を摂って、そろそろ羽田空港へ向かう時刻となりました。
午後0時半、神田古本屋街で、Nくんと別れました。
「それじゃ」
「おう、またな」

地下鉄を乗り継ぎ品川からまた京急線で羽田へ。余裕を持って到着したものの、手荷物検査所でチェックに合い、時間を取られました。
午後3時発ソラシドエア機がやや遅れて出発、鹿児島空港に着いたのは午後5時を回り、空港からの直行バスで鹿児島中央駅へ。寄り道なしで帰宅、午後7時過ぎに店に入りました。
精神安定剤「セデコパン」を服用していたお蔭で、帰りの飛行機では離陸前に熟睡してしまいました。

さ、夜も更けました。休みます。そしてあす朝、コーヒー豆の焙煎で、再び日常が始まります。
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Commented by 常連のNです at 2012-10-12 00:06 x
 東京へ行かれていたのですか。年に一度ぐらいは、リフレッシュとコーヒー研修を兼ねられていいのではないでしょうか。
 表参道の大坊珈琲店は、以前も言われていましたね。私も上京した際、行ける時間がありましたら、寄ってみようと思っています。
Commented by gayacoffee at 2012-10-12 11:43
常連のNさん、ありがとうございます。
事前に予告して行かなかったりすると恥なので事後報告となりました。「大坊珈琲店」は実にしっかりとしたコーヒー店です。実際に訪ね、店の雰囲気に浸り、ご主人の点てたコーヒーを味わうことでしか感じられないものがあります。
大阪のコーヒー店も巡ろうと思っています。
Commented by 常連のNです at 2012-10-13 09:29 x
 大阪の珈琲店の中で、本町にある平岡珈琲は、「今でも、こんなお店があるのか?」と思えるほど、昭和のままのお店です。ご主人のお人柄が大変良いですよ。
Commented by gayacoffee at 2012-10-13 21:31
常連のNさん、ありがとうございます。
大阪の老舗自家焙煎コーヒー店の深煎り豆は以前飲んでとてもおいしかった記憶があります。
Commented by Ex-Tannyaman at 2012-10-15 17:08 x
英文の記事によれば、以下はハーバード大学のチームによる研究結果だそうですが、男性にも女性にもありがたい感じの内容ですね。

 http://news.infoseek.co.jp/article/sunday_4313925
Commented by gayacoffee at 2012-10-15 19:21
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
コーヒーファンとしてうれしいニュースですね。1日6杯飲む、とのことですが、ほかの研究報告では日に4杯ぐらいでも健康に良いとありました。
Commented by Ex-Tannyaman at 2012-10-16 06:22 x
記事中に「毎日コーヒーを4~6杯飲む方は」と「1日6杯近くも」という表現があるからには、ガヤマスさんがお読みになった「4杯」と近いでしょうね。
Commented by gayacoffee at 2012-10-16 12:17
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
お茶もそうであるように、健康飲料なので、特に何杯飲まなければいけないということはないでしょうね。おおまか4杯ぐらい飲んでいる人に、研究の結果、データが得られたということだと想像します。緑茶も日常よく飲んでいる人はがんになりにくいという報告がありますし、中国茶も脂肪分を体の外に流してくれると聞きます。私は、コーヒーの試飲を含めると1日10~15杯は飲んでいます。カフェインは耐性ができるらしく、少々飲んでも頭がすっきりする覚醒作用は薄れています。ただ、朝はコーヒーで一日が始まる気がしますし、夜はコーヒーでほっとして一日を終えています。気分的な作用も大きいです。
Commented by Ex-Tannyaman at 2012-10-16 19:38 x
私は、コーヒーも紅茶も飲みません。タバコも吸いません。世間で言われているような理由、例えば健康上の問題でもなく、私独自の事情によるものです。
そのくせ、近所の喫茶店にCAFFEなる小さな看板が掛かっていると、その店の経営者の馬鹿さ加減を内心で笑ってしまいます。カフェやCafeでなく、Caffeなど、おバカ以外の何者でもない。それとも、私が「足りない」のかな。
Commented by gayacoffee at 2012-10-17 12:53
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
CAFFEのEの上にチョンが付いていると良かったのでしょうが。
私は、若いころ入社試験(一次の筆記)で「黄昏」のよみがなを「よみ」と書いて、面接時に面接官に「『よみ』か~」と笑われたことがあります。まったく恥ずかしい話です。
Commented by Ex-Tannyaman at 2012-10-17 13:30 x
団塊をダンコンと読んだ女性アナウンサーよりはましですよ。人生の黄昏時は黄泉の国に近いからまけて欲しいですね。
CAFEのEにチョン(アクサン)を付けるのは当然のこととして、CAFFEは元々フランス語にそのようなスペルがないから滑稽ですね。
Commented by gayacoffee at 2012-10-17 16:21
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
団塊世代は、まさにダンコンのごとく元気盛んでおられますね。私は「しらけ世代」で、早めに黄泉の世界へ迷い込みそうです。
Commented by Ex-Tannyaman at 2012-10-17 19:30 x
私は「ダンコン」達よりも上の69歳ですから、彼らのことはイマイチ判りません。
腰骨のことを恥骨と言い張って、周囲の同じ程度の「バカ」連中から笑われた女タレントもいましたが、どの世代だったのでしょうね。
Commented by gayacoffee at 2012-10-19 12:41
Ex-Tannyaman さん、ありがとうございます。
「団塊世代」は人数が多いせいか、「性格も強気で自信家、徒党を組むのが好きで、競争好き、熱い情熱」といったイメージを私は持っています。勝手な偏見です。私たち「しらけ世代」は、彼らの反動ではないでしょうか。
by gayacoffee | 2012-10-11 23:46 | 焙煎人日記 | Comments(14)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


by gayacoffee