緩やかな風のある小春日和です。朝3種類を焙煎
2012年 11月 06日
「長々の 木陰に隠る オキザリス」
久しぶりの駄句披露です。
店先で咲き始めたカタバミ科オキザリスが長く伸びる木陰に隠れてしまいました。日なたが恋しそうです。小春日和ならではののんびりとした景色です。柔らかな日差しを浴びながら、読みかけの本を広げて終日過ごせたら、なんともぜいたくかもしれません。もちろん手元にはコーヒーを置いて。
鹿児島市は晴れ(左写真)。秋らしい高い雲があります。乾いた風が時折窓の外で木を揺らします。天井近くの排煙窓を全開にして、店内に風を通しています。
静かな火曜の午前です。
昼3時からは、「書道教室」があり、奥のスペースが貸し切りとなります。午後6時までは店内で喫煙することができません。あらかじめご了承ください。
4つ準備している目覚ましを何度も消して、ようやく午前7時40分に起床。朝の焙煎にもそろそろ慣れていいころなのですが、朝の弱さはなかなか治りません。3種類のコーヒー豆を焼きました。
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
●ベトナム・ロブスタG1ポリッシュド(深煎り)
●マンデリン・トバコG1(深煎り)
【追記】=午後3時40分
静かな午後です。気温があまり上がりません。風が強まり、ほこりなのか、桜島の灰なのか、開けていた窓から入り込み、テーブルの上がザラついたので、窓を閉めました。
「書道教室」を主宰するM先生、そして生徒さんもぽつぽつとご来店、稽古に励んでおられます。
鹿児島市の繁華街・天文館や鹿児島中央駅周辺で、「まち案内」のボランティア活動を行っている能勢さんのブログ「能勢謙三の鹿児島まち案内日記」を見ると、天文館の電車通りにあった「おはら祭り」の飾り付けがクリスマスツリーに変わった、とのこと。ことしもそういう時季になったのですね。
【追記】=午後7時38分
夕方行った鍼灸院で「から芋の団子」をいただきました(右写真)。紫イモです。ほんのり甘く、くるんだサネンの葉がよく香ります。漢方薬系の香りです。
詳細なレシピは書けませんが、カライモ(サツマイモ)を焼くかふかし、熱いうちにつぶし団子を作る粉などと混ぜた後、蒸して出来上がり、という流れだったと思います。
先週の定休日に初めて鍼灸院に行き、初回は慣らしの意味で「軽めに(鍼を)したからね」と院長さんに言われていました。2回目のきょうは、上半身裸になりうつぶせになるといきなり鍼! 頭から腰まで打たれ、しばらく放置されました。マッサージと違い、鍼は打ってもらっている間に「気持ちがいい」と実感することがありません。ただ、ツボに鍼を打たれたままじーっとしています。しかし、数分経ったころから、体が不思議な暖かさがわいてきます。頭の中もポーッとしてきました。効いてきたのでしょう。
鍼を抜いて、次は肩から背中、腰に吸盤を吸いつかせる電気治療です。「慣れないうちは弱めだからね」と院長さん。その間に、腰から下に鍼を打ち、再び放置。最後に腰から首、頭のつぼを指でじっくり押してもらいました。
湯上りのような気分です。運動をたっぷりした後の疲労感にも似ています。このまま布団に横たわりたいところですが、9時までは仕事です。いえ、閉店後の掃除までは頑張りましょう。
なんだか、こんやは早めに眠れそうです。
あす定休日のためか、コーヒー豆をご購入のお客様がぽつりぽつりとご来店くださっています。ありがとうございます。
【追記】=午後7時53分
さきほど、「から芋団子」がサネンの葉にくるまれている、と書きました。
サネンという呼び名が間違いではなかったか、不安になりネットで検索してみました。
ありますね。間違いない。「サニン」との別の呼び名も記憶に残っています。サネンが「月桃(げっとう)」であることをいま知りました。熱帯・亜熱帯の植物で、国内では小笠原諸島、沖縄から南九州まで分布、とのこと。サネンでくるんだ団子は本州の皆さんにはなじみがないということでしょうか。
けさまで鍼のリバウンドというか、湯上りのような気だるさが残っていました。それが抜けると体が軽くなります。若いころのような体調に戻れるわけではありませんが、健康維持には効果があると感じます。