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夕方に少しばかりの雨を降らす。あすは待望の「雨」マーク

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閉店時刻を過ぎてのアップとなりました。

鹿児島市は晴れが続きます。朝から快晴(左写真=午前7時ごろ、南の空)。
ただ、朝夕が一時に比べ大分過ごしやすくなりました。
夕方6時半ごろに灰色の雲が上空を通り、少しばかりの雨が降りました。お湿りにもならないほどで、おそらく降水量は0mmでしょうが、ひんやりとした風を運んできてくれました。
8月も下旬です。

起床午前6時50分。きのう定休日の夕方に草刈りをしたせいか、ゆうべは早めに休みました。薬なしで、といきたいところですが、やはり精神安定剤を1錠服用。熟睡できました。
早起きした理由は、コーヒー生豆のハンドピックから水洗い、焙煎までをしなければならなかったからです。
2種類を焙煎しました。
●ブラジルNo.2(深煎り)
●ペルー・モンテアルトJASオーガニック=インカの香り(深煎り)

娘がけさも開店準備を進めてくれたお蔭で、焙煎に集中することができました。
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開店間もなく古くからの知人Nさん夫妻が来店。奥さんの実家から送ってきたという野菜をいただきました。ありがとうございました。時間を少しずつあけて、常連のKさん、元同僚Sくん、愛刀家Tさんらが来店。Sくんはテーブルに着くなり、「ミルク金時をください」。ことしの「金時」には中にちょっとした仕掛けがあります。いく層にも氷を重ねるうちに急傾斜のかき氷となります(右写真)。上から食べないと斜面が崩壊することがあります。Sくんもこの夏、すでに何度か崩しています。
Tさんは久しぶりに来店でした。刀剣情報誌の8月号を眺めながら、「これはいいなあ」などとひとりごと。ちょうど接客が途切れたので同席し、ネットオークションの様子など聞きました。
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読売新聞西部版の社会面に「上海派遣 10月以降見送り」の記事(左写真)。同事業で予定していた追加補正案を県は、県議会9月定例会に提案しない、という内容です。
上海派遣とは、30%台まで落ち込んだ中国・東方航空の鹿児島―上海路線を維持するため、伊藤県知事が県費を投入して県職員らを上海に送るろうと実施した、公費による事実上の搭乗率水増しです。県議会定例会に同事業の補正予算案が上程され、最大会派・自民党県議団などの賛成多数で可決、300人の“派遣”が決まったもので、これまで176人が“派遣”された、そうです。
同記事によると、県幹部によると「路線維持に必要な50%以上の搭乗率を確保できる見通しが立ち、当初の目的を達した」のだそうです。5月が32・2%、6月が46・3%の平均搭乗率は7月に58・8%となり、8月は夏休みで旅行客が見込めること、9月以降は地元経済団体などが視察やツアーを予定していることなどから県は見送りの方針を固めた、という記事の内容です。
読売のスクープかは、あすの各紙で分かるでしょうが、それにしてもこれで同路線が安泰と判断するのはどうでしょう。なにせ相手は、国民の不満を反日デモで晴らすようなお国柄。この先なにがあるか分かりません。
ポイントは、鹿児島県にとっての上海直行便の価値です。あるに越したことはないでしょうが、搭乗率が下がったらいちいち公費をつぎ込むのか、です。中国という巨大に見える経済市場に売り込める“商品”を鹿児島は持ちえるのか? したたかで不可解な中国を相手に対等、せめてうまく渡り合えるのか? 上海から客を呼び込める魅力を鹿児島は用意しているのか?
これらをまず伊藤知事は県民に説明すべきでした。しかし、「上海線は重要だ」と繰り返し、ついにはその重要性に気付かないとみる県民に「あ然とした」と言いました。こっちが「あ然」です。「あ然」の倍返しですよ。
上海派遣への県民の批判は、立場や考え方の違いで様々なようですが、知事の独善ともみえる説明不足への反発も大きいと私は考えます。また、結局は知事の説明不足を県民に代わって追求できないどころか、なにやら密室でごにょごにょと話し合ったかのような県議会の姿勢が県民の反発に油を注いだかたちです。

はたして、同事業については、10月以降に実施しないと決めたことで決着していいのか、です。
いくつかの課題を残しました。
まず、上海線の搭乗率が下がるたびに公費を投入する前例を作ったこと。前例主義の役所は、伊藤県政、およびその継承県政は何度でも繰り返すでしょう。
また、伊藤知事の説明不足を県議会が許したことです。はたして県民の代弁者たりえるのか、不信感を残しました。ちなみに、県議会は、同事業の採決後に伊藤知事をして「おもしろかった」と評価されました。知事は、議会と執行部の在り方が興味深かったという意味と説明したものの、知事の「おもしろかった」とのコメントに、私は単純に「県議会は舐められたものだ」と感じました。
もう選挙のない3期目の伊藤知事は、その偏差値の高い頭脳により、説明不足でも最大会派との密室話し合いで乗り切れると学習されたことでしょう。
もう1点挙げるとすると、県民の県政への失望感です。私が耳にした多くの反応は「なんち、バカじゃねか」でした。その後の県議会を経て、実施となり、いつにないこの酷暑の中、県民の多くは上海派遣への関心から離れていったでしょう。そんなことよりも日々の暮らしにあくせくしているのです。それは、県政への関心の薄さを招くことであり、伊藤知事にはプラスでも、鹿児島にはマイナスの流れということです。

まだあれこれ書いているうちにネットが停止して、記事の半分が消えました。ここらで閉店後の掃除に入ります。
Commented by 常連のNです at 2013-08-22 22:13 x
知事は、リコール運動への牽制のつもりではないですか。
Commented by gayacoffee at 2013-08-22 23:06
常連のNさん、ありがとうございます。
そうも受け取れるような動きですね。
上海派遣への反対をこれでかわすつもりでしょうが、県議会9月定例会には、鹿児島本港区へもくろむ多目的屋内施設、総合体育館(知事は「スーパーアリーナ」と言っていますが)の調査費かなにかを提案するとの情報があります。こちらの方も大きな問題だと私は思っています。
by gayacoffee | 2013-08-22 21:45 | 焙煎人日記 | Comments(2)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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