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待望の雨で灰が流れた坂之上。朝3種類焙煎。静かな土曜です

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鹿児島市坂之上では午前中まで、久しぶりにまとまった雨が降り(上写真=午前9時ごろ、当店前の市道を撮影)、これまで街並み・木々などに降りたまっていた桜島の灰を流してくれました。雨はゆうべ、日付が変わるころ降り始めました。時折雨音が聞こえるぐらいで、「このくらいじゃあ、灰は流れるどころかこびりつくだけだなあ」などと思いつつ、寝入ってしまいました。もちろん入眠剤の効果です。
起床午前7時。事務的仕事があったため早起きすると、土砂降りでした。これほどの雨は1カ月ぶりです。
ご来店のお客様から「やっと降ってくれましたね。良かったです」「雨どいにたまっていた灰が下に落ちてきて、ホースで流したところです」など、恵みの雨を喜ぶ声が次々に。植木、農作物もほっとひと息といった感じでしょう。風は南東から吹いています。桜島の風下にあたる吉野方面はけさの噴火で灰雨となった可能性があります。
けさの地元紙・南日本新聞が1面で、最近桜島・昭和火口の火道が広がったためか、噴煙量の多い爆発・噴火が多くなったと伝えています。きのうも火口上3000mまで噴煙を上げ、鹿児島市にかなりの降灰をもたらしましたが、4000、4500、5000! とまるでオークションのように噴煙が高くなっています。

雨は午後になって止んでいます。あすは鹿児島市内の多くの幼稚園で運動会があるようです。灰の舞う中をかけっこ、というのは園児にはまだ酷でしょう。もうひと雨、夜のうちにあると灰が風で舞い上がらず、よい運動会になるのでしょうが。

開店前に3種類のコーヒー豆を焼きました。
●グアテマラSHB(深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
●マンデリンG1(深煎り)
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さきほど常連のお客様が「はい、お土産」とくださいました。福島のゆべし(餅菓子)、そして会津・流紋焼のマグカップ(右写真)でした。仕事の研修で福島へ行かれたそうです。研修旅行なら、東北・被災地へ行こう、と行き先を決めたとのこと。

静かな静かな土曜の午後です。

追記】=午後7時48分
夕方の休憩時に家電量販店へ出掛けました。一昨日からポータブルDVDプレーヤーの調子がおかしく、とうとうゆうべDVDをまったく読み込まなくなり、回転させることすらしなくなりました。鑑賞中のDVDのせいか、と別のDVDに差し替えても同じ。きょう家電店に持っていって、はたして修理できるものか、いくらかかるかなど聞いたわけです。予想はしていましたが、修理するよりも安いプレーヤーがおそらくあるとのこと。「だろうなあ」と、コーナーを見ると確かに7000円台からあります。ワンセグ放送を観たり長時間内臓電池で視聴できたりするタイプは2万円以上ながら、私はDVDを観るだけです。これまで使ってきたプレーヤーもシンプルな機能のみでした。今夜も、レンタル中のDVDの続きをじっくりと観たいので、「特価」の札のある安いプレーヤーを購入しました。
戻ってきて説明書をひと通り読み、いま充電中です。テレビ番組の録画を読み込んだCDを観ることができるとありますが、「ただし条件次第」ともあって、就寝前に実験します。

車を運転して、鹿児島市中心街方向に向かって谷山・永田川を越えたのは何年ぶりでしょうか。和田名に「コジマ」があったころは原付スクーターでひと走りでしたが、全国展開の家電量販店も淘汰が進んでいます。土曜の夕方近くとあって、往路の産業道路も復路の国道225号も渋滞していました。
私はこの渋滞が嫌いです。時間の無駄、排気ガスによる環境汚染のもとです。30、40m進むと赤信号でストップです。なら、公共交通機関で行けばよかったのですが、家電量販店やショッピングセンターがこぞってかつて工業用地用に海を埋め立てた、歩くには不便な場所に建っているので、仕方がありません。JR指宿枕崎線で鹿児島中央駅の「ビックカメラ」へ、という手もありましたが、往復で1時間はかかります。
車ありきで街が造られていることを再確認しました。
長く鹿児島市の中心部に近づかないうちに、全国チェーン系飲食店のドハデな看板があちこちに立っていました。「へ~、ここにあるのか」。妻ら女性陣の会話によく出てくる店々です。
コーヒーも全国チェーン系、食事も全国チェーン系の店が急増しています。大多数の人々のニーズがここらにあるということです。
「イオン」も増床リニューアル前でテナント店の閉鎖もあってお客さんが少なくなっている、と関係者から聞いたものの、いやいや周辺の道路は大混雑でした。
途中、大型の書店に寄ろうかと思っていましたが、運転に身も心も疲れ、退散するように坂之上へ戻りました。皆さん、渋滞をもろともせず、お元気なことです。
Commented by 常連のNです at 2013-10-06 00:02 x
 イオンが増床で改装中なんですか。私の感覚では、増床前でもお客の数からして、店が過剰と言いますか、テナント側からすれば、採算の合う店は少ないと感じていました。イオンのテナント料が下げたのでしょうか。そんなことはないと思いますが。
 産業道路沿いの土日の夕方は確かに酷いですね。私も、土日には極力車で外出しませんでした。鹿児島市の産業道路沿いの開発許可は、時代に完全に逆行していますね。幹線道路沿いに、イオンなどができてしまったために、中心市街地が滅ぶということが日本全国の地方で見られ、それが失敗だと判り始めた2000年代中盤から、どんどん産業道路沿いが開発されましたからね。一体どういう感覚なのか、などと思いながら、私は見ていました。
Commented by Ex-Tannyaman at 2013-10-06 19:29 x
昭和40年前後のことですが、鹿児島から長距離列車に乗ると、沿線から離れた集落に住宅(商店)が密集しているのが見られたものです。何のことはない、鉄道が敷かれる前に存在していた本来の中心地が鉄道が走る位置次第で寂れてしまった、というだけのことだったようです。
Commented by gayacoffee at 2013-10-06 20:53
常連のNさん、ありがとうございます。
イオンもアミュプラザ(中央駅ビル)も増床です。陣とりゲームです。過疎化、少子・高齢化の流れにありながら、とにかく今年度の売上予算を達成し、来年度はさらにアップ~! という企業の論理で全国的に大規模店が勝ち負けを争っています。5年先のことなど誰も分かりませんし、責任などとりようもないのですね。いまを、他店よりも多く売り上げるだけで精いっぱいというのが日本経済の実態です。消費増税に向けて、さらにその傾向が強まるでしょうね。むなしい競争です。だれのための競争なのか…。
Commented by gayacoffee at 2013-10-06 21:01
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
鉄道の敷設のピークは昭和30年ごろのようです。特に進んだのが戦時中で、軍隊をすみやかに配備する交通網として、土地の強制収用当たり前だったと聞いたことがあります。早めの敷設で、街中をできるだけ避けて線路ができ、大概、主要駅も都市のはずれにできましたが、その後、鉄道が人々の足になるにつれ駅前が商業ゾーンとなり、大都市ではそれが継続したものの、地方都市では自動車が交通の中心となったせいで、なるがままで商業ゾーンが分散化してしまいました。
無軌道、無機質な街が全国にできました。
車のない地方のお年寄りは大変です。でもコンビニを利用するお年寄りが少なくないようで、それもひとつの街の「進化」でしょうね。
by gayacoffee | 2013-10-05 14:23 | 焙煎人日記 | Comments(4)

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