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降り出しそうな雲行き。開店前に3種類のコーヒー焙煎

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鹿児島市は雨模様です(右写真)。このところ、久しぶりのどんよりとした空ではないか、という気がするほど晴天が続いていました。坂之上では早朝に少し雨粒が落ちたようで、起床してすぐ自室の窓から外を眺めると、お隣の屋根が濡れていました。その後、この時刻(午後1時)まで雨は降っていません。でも、いまにも雨粒が落ちそうな雲行きです。

開店前に3種類のコーヒー豆を焼きました。
●ブラジルNo.2(中深煎り)
●グアテマラSHB(深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
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左写真=ハンドピックした生豆「グアテマラSHB」を水洗いしたところ。1回目の洗いです。水を捨て、2回目でしっかり洗うと1回目と同じぐらいの汚水となります。4回ほどのすすぎで水が澄んできます。ザルで水をきり、焙煎に移ります。

あすは鹿児島市の繁華街・天文館の電車通りなどで「おはら祭り」があります。3日「文化の日」はお祭りですね。かなり前のことなので不確かかもしれませんが、11月3日は晴れの特異日です。仕事で調べたことがありました。でも、鹿児島市における特異日なのか、全国的な確率の問題なのかまでは覚えていません。全国規模の特異日となると雨になる可能性も高まるでしょう。そもそも、特異日というのが当てになるものなのでしょうか。のちほどちょっとネットなど巡ってみることにします。
ちなみに、あすは東市来・美山では陶器まつり(名称不確か)も開かれるようです。美山にも長く行っていません。

追記】=午後8時38分
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右写真=数日前に描いたコーヒーかわら版「Gaya通信」11月号のサムネール。頭の中では出来上がっているのに…

夕方から雨となっています。しとしとと降っています。
不思議と、雨の日はお客様が続きます。ご近所の皆さんの行動範囲が狭まるせいか、ほかに理由があるのか。ともあれ、ありがとうございます。
秋になって、若い世代のコーヒーファンが何人が来てくださいます。ご来店のたびに種類を変えて飲んで、コーヒー豆も買ってくださいます。若いお客様が来店してくださるととてもうれしいのです。
喫茶店文化は40代までで、その後の人たちは学生時代にすでに携帯電話が身近にあって、喫茶店・コーヒー店で待ち合わせをすることもなかったでしょう。
私にとって喫茶店・コーヒー店は、いつも生活の一部でした。とくに若いころの思い出は、喫茶店(サテンと呼んでいた)で待つこと、ぼーっとしていること。本を読みながらあてどなく人を待つ、あるいはひとりの時間を過ごしました。人生相談をし、夢を語り、フラれ、心を癒やす…悲喜こもごもが詰まった空間でした。
中年以上の皆さんにとって、喫茶店は茶の間のようなものだったのではないでしょうか。テレビもオーディオも、エアコンも持たなかった当時の記憶は、その後もずっと残っておられるようで、当店でもお客様の中心は40歳以上です。特に女性がお客様が多く、自家焙煎コーヒーの当店ですら、食事・デザートを前に友人同士・母娘でおしゃべりを楽しまれる女性客が4割でしょうか。これがカフェともなると女性客の比率がもっともっと高いでしょう。かつて喫茶店のメーン客であったサラリーマンや学生の比率がぐんと低くなったのです。10代後半~20代前半のお客様は少ないのです。
坂之上は大学のキャンパスがある街なのに、最近の学生さんはあまりコーヒー店でコーヒーを飲まない傾向にあるようです。それは鹿児島大学のある荒田周辺でも同様、と以前、年配のお客様が「鹿大の周りから喫茶店が少なくなった」と教えてくださいました。学生さんは学校からアルバイト先へ直行、ドリンクはコンビニで買い歩きながら飲み、稼いだバイト代のほとんどは携帯電話代とファッションへ、といった感じでしょうか。
時代が違うと言われればそれまで。コーヒー店の将来は前途多難か? ときょうの天気のような気分になりそうですが、それでもぽつりぽつりとご来店くださる20代のお客様もおられます。一緒にコーヒーを楽しみましょう。

夕方、ポストをのぞくと、税務署から年末調整の資料が届いていました。
年賀状がきのうから発売され、ひたひたと年末が近づいています。
Commented by 常連のNです at 2013-11-02 22:50 x
 昔ながらの喫茶店は、確かに人々の行動変化で、この先なくなっていくとは思います。しかし、それがコーヒーを若い人々が好んでいないか、と言えば、そうでもないと思います。コンビニでの100円台のコーヒーブームを見ても、やはり美味しくて、納得できる値段であれば、受け入れられるものだと思います。この納得のでき値段が難しいですね。人々の納得は多様ですし、複雑ですから。カフェなどの数は、激増していますし、チェーン店系列(スタバなど)も、同様です。
 ガヤさんではやはり、メインは、自宅でも美味しいコーヒーをお得感のある値段で売るということが、存在意義であり、中心的な価値だと思います。大学の支店は別の話だと思います。
Commented by gayacoffee at 2013-11-03 18:55
常連のNさん、ありがとうございます。
確かにコンビニで100円ぐらいでそれなりのコーヒーの味を楽しめるようになりました。ファミレスでも自販機でもコーヒーがあり、コーヒーの消費量は大きく伸びているそうですし、「幻のコーヒー」といった豆種を提供するコーヒー店も話題となっています。でも、70年代の喫茶店のにぎわいとは違うなあと、当時を思い出してしまいます。ただの郷愁のようなものでしょうが。
by gayacoffee | 2013-11-02 13:11 | 焙煎人日記 | Comments(2)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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