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関東などで記録的大雪。鹿児島は北西風の吹く冷たい晴天

関東などで記録的大雪。鹿児島は北西風の吹く冷たい晴天_e0130185_1147535.jpg
カテゴリ「支局だより」でも書きましたが、関東甲信越を中心に各地で記録的大雪となっています。
鹿児島市は晴れてきました。ただ、北西の風が強まって、ことし最後に開いた梅の花を散らしています(左写真=自宅裏の家庭菜園横)。冷たい風です。

娘が、夜明け前に旅行に出掛けました。幸い旅行先が南だったため、交通機関の運休・欠航もなく、スケジュールの乱れもなく出発した模様。早朝に私も目が覚め、居間で娘を送りました。
二度寝。寝坊してコーヒー焙煎なし。急ぎの焙煎はきのう済ませたので、次はあす朝に焼けば間に合うでしょう。

お隣宅の新築工事はきょうもクレーン車が来て二階家の柱などを組み立てる作業です。朝8時過ぎからトン・トン・トンと金槌の音が聞こえます。ゆうべ、閉店作業で屋外に出たら、新しい木材の匂いが漂っていました。いい香りです。
当店のある坂之上は、一時住宅が次々と建っていました。畑地がどんどん住宅へ変わり、いまでは宅地の合間に畑が残るといった光景です。わが家ができたのは20年前。当時は、金槌の音がよく聞こえてきました。金槌の音、大工さんの声、ダンプカーの動き…。騒がしさもにぎわいと言えます。

追記】=午後2時2分
開店準備に入った午前9時半過ぎのことです。
外がなにやら騒がしい。耳をすますと、国道225号の方からワイワイ、ガーガーと音が聞こえてきました。どうやら街宣カーのようです。しかも1台、2台ではない様子。人の声もします。
「そういえば」、とふと頭に浮かびました。
県下一周市郡対抗駅伝競走です。きょうがスタート日。数日前に地元テレビニュースが伝えていました。
県内12地区で、19日(水)までの5日間、全53区間、588・6kmを競うそうです。初日のきょうは午前9時に市役所前をスタートして薩摩半島を南下、枕崎を経由し、加世田まで11区間129・3km。
街宣カーかと思ったボリューム音は、伴走車のスピーカーでした。坂之上の国道沿いでも旗を手に声援を送る人が並びます。近所のYさんもそうで、大分前に「いまから通るよ」と誘われ、一度国道に出て観たことがあります。和田名からの急な坂を駆け上がってきた選手が次々と通っていく姿は見事でした。ことしもYさんは沿道から声援を送ったのでしょうか。
私は勝負に疎く、すべてにおいて自己満足型なので、どの地区が優勝しようがほとんど関心がありません。まず、1位だの、2位だのにやたらこだわるスポーツに興味がありません。
ロシアで開催中のソチ冬季オリンピックにしてもどうでもいい感じ。自分が競技をするならまだしも、他人の勝負事に、どうしてそこまで熱心になれるのか理解できませんし、スキーやスケートと縁のなさそうな人までが「羽生くんが…」などとしゃべっているのを聞くと、おやおやと思います。体を鍛えるのに、なぜいちいち順番を決めなければ気が済まないのか。高さ、距離、速さというタイムを競うのは分かります。人類の記録ですから。でも、4年に一度、たまたまその時代にいるアスリートが集まって順位を競いメダル争いをすることの価値がそれほどあるのか、不可解。
確かに、生きていく上で勝ち負けはあります。仕事でも取った取られたがあるし、明暗が分かれることがままあります。勝ち負けがエネルギー源となるころもありました。でも、やがて闘争心が薄れる年代となると、争わず逃げることの方が心地良くなってきました。逆風に向かう苦労もなくなり、楽です。ひとりぼちぼちが気楽。完全なひとりにはなれませんが。
先日、私同様に“オリンピックどうでも委員会”の幹部クラスとも言える、常連Kさんが来店して吐き捨てます。
「バカじゃないか。ソチを見ないと、いま話題についていけないと会社の連中が言う。あきれるね。そんな話題についていく必要もないよ」
ま、こういう考えを持つ人間を、健全育成的な世間はひねくれ者と呼びます。

追記】=午後7時3分
「沙羅ちゃんがかわいそうだったわ」
常連のお客様がおっしゃいます。前述のように私はオリンピック番組も観ず、目に入った新聞の大見出しの範囲でしか知識はありませんが、高梨沙羅選手ぐらいは知っています。
ノルディックスキーのジャンプ女子で4位。競技後に「申し訳ない」と取材陣に答えていたようですが、申し訳ないことはありません。17歳。堂々としたものです。これまで恐れなしで飛んできた沙羅選手が、新たに飛躍するチャンスです。
金メダル最有力候補などと騒いでいたのはスキー界のジイさん、おっさんや書きっぱなしのマスコミ連中でしょう。勝手に期待して祭り上げておきながら、結果が出ないと徹底的におとしめる。使い古された手口にあきあき。これも私がオリンピックを嫌う理由のひとつです。
選手も人間。まして17歳です。いいときもあれば、心身が乱れることも、成績がふるわないときもあるでしょう。かのイチロー選手ですら200本安打でどれほど苦悩したか。野茂さんもしかり。
ひどいスポーツ紙など「飛ぶ前から潰れていた」と沙羅選手のことを書いています。潰れる? ひどい表現です。人としてそんな言葉を使ってはいけませんよ。そのスポーツ紙が潰れればいい。
常連のお客様がおっしゃいます。
「沙羅ちゃんは健気だった」
優しく見守るファンがいます。
Commented by Ex-Tannyaman at 2014-02-15 19:43 x
私は年間に数十秒程度しかテレビ番組に接することはありません。大きなスポーツ大会などになると、女房がにわか観客になってしまいます。選手がヘマをすると、アッと声をあげるので、私は寝床の中からうるさい!と、どなりつけます。中学時代から50数年、彼女が他のことに熱中してくれていたら、違った生活を満喫していただろうに・・・。そして私も一緒に楽しい思いをすることができたかもしれません。
Commented by gayacoffee at 2014-02-16 19:24
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
>年間に数十秒程度しかテレビ番組に接することはありません。
まだ私はそこまで到達できず、つい「相棒」などのドラマを観てしまいます。NHKの歴史解説番組も観てしまいます。多分にテレビ的脚色によって、多くが黒か白か単純・短絡化され、まるでスポーツの勝ち負けのようになっているのですが、居間にいると妻子が本当にスポーツ番組にチャンネルを合わせそうで、いやそれよりひどいのが芸のない芸人が司会やゲストで出てくる、コスト安な番組を見始めるおそれもあり、予防線として、ニュースや「相棒」などを観ます。テレビを消せないのがいけません。
Commented by Ex-Tannyaman at 2014-02-16 21:06 x
ニュースはどうなのか知りませんが、討論などの番組は白か黒かを論じるものなんだそうですね。このことは以前に書き込んだようにも思います。番組の内容に沿って発言してくれるのであれば出席させるので、事前にイエスまたはノーで回答せよ、との文書が提示されるのだとか。
そんな茶番に付き合うほどの時間はありません。客観的に見ても、私たちの賞味期限は短いのです。
大学時代の仲良し4人組のうち、1人は股関節骨折で入院5ヶ月目、次の1人は腰回りに6つの難病、最後の1人は胸部にステントを入れており、私だけが外見的に健康状態です。そして、本日判明したことは、近所の仲良しクンが頸椎狭窄症で手術して入院中とのこと。政治家の塩爺と同じ病院だとか。明日、見舞いに行ってきます。
こんな状態で、液晶パネルに向かってのんびりと、アハハと笑っている場合ではないのです。
Commented by gayacoffee at 2014-02-16 21:14
Ex-Tannyamanさん、ありがとうございます。
テレビは時間をつぶすための道具だと思います。娯楽のようでありながら、観ている自分が参加することはなく、口をあんぐりバカ面して画面をただただ眺めて、2時間も3時間も過ごすわけです。画面の中の内容は、とにかくほかのチャンネルに変えられないようなんでもいいからおもしろおかしく適度な刺激を出しさえすればOK。視聴者からクレームがくれば広報が「遺憾です」とコメントし、下請け制作会社に責任を押し付ける。すべてはCM枠を埋め、もうかるため。視聴者がぼーっとしてくれる分、テレビ局はもうかる仕組み。
能動的な人はテレビを観ずにほかの好きなことをするでしょう。
by gayacoffee | 2014-02-15 12:05 | 焙煎人日記 | Comments(4)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


by gayacoffee