GW明けの定休日、暴走バイクの音で目覚め、そのまま活動 |


上写真は鹿児島市坂之上の夜明け、午前5時40分ごろです。右写真は朝日に当たり始めようとする当店。よく晴れています。
撮影したのは、寝坊すけの私。しかも定休日に、です。
まだ暗いころ、ふと目が覚めました。グワン、グワン、グワワワワワワワ~、と国道225号のあたりからバイクの爆音が聞こえました。若さゆえか、エネルギーをもてあましたバカなあんちゃんがマフラーを改造したバイクであっちへ行ったりこっちへ来たりしています。ただの爆音ではなく、おそらく信号無視で交差点に入る際、事故に遭いたくなくてスピードを落としながらアクセルをグッと回して、「そこのけ、そこのけ」とばかり爆音で左右から入ってくるかもしれない車に警告をしているのでしょう。いつもならパトカーがサイレンを鳴らしてやってきますが、その気配もなく、私の感覚では20分以上、爆音暴走バイクは走り回っていました。
時計を見ると午前4時すぎ。定休日は午前9時まで寝る予定にしていました。
目が覚めてしまいました。布団の中で司馬遼太郎さん著「歴史の中の日本」を広げて、2、3ページ読んで閉じ、DVD「第三の男」の続きをプレーヤーで再生しましたが10分ほどでまた消し、いよいよミニパイプに火を点けてぷかぷか。すっかり目覚めてしまいました。
「まったくもう」
外が次第に白々と明けてきていました。家の中はまだしーんとしています。
せっかく暴走あんちゃんが起こしてくれたわけで、冷蔵庫にあったシュークリーム4個を朝食にし店に移動、発送の遅れている県外のお客様へのコーヒー豆の準備を始めました。ラベルにコーヒー豆種名を書き、請求書を起こし、封筒、そして宅配便の送り状の記入…。
と、店の窓から光が差し込んできました。久しぶりの朝日です。
店のドアから出て写真を撮影しました。朝の光は再生の象徴とされてきた意味が分かる気がします。
続いてコーヒーかわら版「Gaya通信」5月号の校正作業。制作はゆうべのうちに済ませましたが、キーボードの打ち間違いなどがよくあります。A4サイズの表裏、ペラの小さな紙面でも一つひとつ、画面で文字を追っていくと時間がかかります。
気がつくと店の前を通勤・通学の人々が坂之上駅の方向へ急いでいました。

校了~! ようやく5月号の完成です(左写真)。新聞・印刷業だと「下版」「降版」といった場面です。
コーヒーを1杯。ほっとしました。
自宅側に置いているプリンターで出力し、午前8時半にはコンビニへ行ってコピーをしました。
表の面では、ちょっと違ったドリップ式でコーヒーを点ててみませんか、という記事です。今回は写真を4点使いました。
コンビニから戻って、今度は店の奥の板間スペースにワックスをかけました。まず雑巾で汚れを拭き乾くのを見計らってワックス掛け(左下写真)に1時間弱。

床のワックスが乾くまでの時間を利用して、ホームセンター「ナフコ」へ店で使う雑品を買いに出ました。途中、金融機関にも回ると、いつもの定休日でやっていることをきょうは午前中でほとんど終えたことに気付きました。
爆音バイクには閉口したものの、かえって礼を言いたい気分になってきます。
さすがに昼過ぎになると眠気が襲ってきました。1時間の仮眠。メダカの水換えをしていたら水槽をひっくり返してしまい慌てる夢をみました。
さきほどパイプたばこ「ダンヒル スタンダード・ミックスチュア」を開封、のんでみました。軽やかな口当たりながら、後味はしっかりしたイギリスたばこです。おいしさに満足。

「災い転じて福となす」でしょうか、「人間万事塞翁が馬」でしょうか。気持ちの持ち方かもしれません。定休日だったので心にゆとりがあったのかもしれません。