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「光山(ひかりやま)」の地名由来

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坂之上の台地、かつて七ツ島があった海岸の背後地を「光山」と呼びます(上写真=バス停名にも)。「山」というほどの山もなく、ただかつての海岸から眺めると山に見えるものの、そもそも「光」とは何か、不思議な地名です。
同地には地名にまつわる、不思議な言い伝えが残っています。
15代島津家当主・貴久が伊地知重興の守る下大隅、今の垂水新城を攻めたとき、という話ですから時代は戦国期のころでしょう。東の方角からひと塊りの火の光が飛来して落ちたので、土地の農民がその場所に行って捜したところ、輝く鎌だったそうです。このことを「里長」に告げ、里長が「官」に申し出ると、この地を「光山」と名づけたそうです。
また、一社を創建し鎌を神体とし「光山諏方大明神」を励請したとのこと。例祭は7月25日。ただし、いまはその社はなく、畑地となっている、と「谷山市誌」にあります。

光山の地名は現在も「光山1丁目」「光山2丁目」としてしっかり生きています。

光山の尾根はかつての街道「山川筋」。旧街道は見晴らしの良い場所を通っていて、桜島を眺望できる
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by gayacoffee | 2015-01-09 17:14 | 谷山散策 | Comments(0)

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