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ご近所Kさんが来店、確かに“人を呼ぶ力”! 「土用の丑」

ご近所Kさんが来店、確かに“人を呼ぶ力”! 「土用の丑」_e0130185_13152979.jpg
当ブログ、2008年10月3日付けのカテゴリ「ガヤマスのつぶやき」に、「お客を呼ぶ人~不思議な力はあるのか」と題し、近所にお住まいのKさんの話を書いています。
「私がお店に入ると、不思議とお客さんが入ってくるのよね。喫茶店でもそうだし本屋さんでもそう。どうも人を呼ぶ力があるみたい」とKさん。Kさんが行くところ、人が集るという“ジンクス”があるとおっしゃるのです。

そのKさんが開店間もなく、久しぶりにご来店くださいました。グループの打ち合わせです。と、途端に次々にお客様がいらっしゃいました。ひとり厨房と客席を行ったり来たりして私はばたばた。お客様の“山”というか“波”というか、集中して来られる時間は午後1時ごろまで続きました。このところ静かな店内が続いていただけに、やはりKさんには人を呼ぶ不思議な力があると思わざるをえません。
Kさんは帰り際、「やっぱりジンクスはあるでしょう?」とにっこり。
Kさん「また来ますね」
「ぜひ、ぜひ。この近所に来てくださるだけでも効果があるでしょうね(笑い)」
Kさんはこれからスポーツをしに行かれるそう。そこでも人を呼んでおられるのでしょう。
ありがとうございました、Kさん。

もらーっとした空が続きます(右上写真=午前11時ごろ、当店前からJR指宿枕崎線・坂之上駅方向、南の空)。クマゼミの鳴き声があちこちから聞こえるようになりました。昼になって薄日が差してきました。
「暑いわね」とご近所のお客様がおふたり。「氷はなかったかしら?」。
「ありますよ。ミルク金時になりますが」
土・日曜はベトナムの冷たいスイーツ「チェー」をガヤアレンジした「コーヒー味のチェー」「マンゴー味のチェー」(各600円)をお出ししていますが、平日は「ミルク金時」(600円)です。

開店前のコーヒー焙煎は3種類でした。最近早起きです。
●マンデリンG1(深煎り)
●グアテマラSHB(深煎り)
●マンデリン・トバコG1(深煎り)

きょうは「土用の丑」の日。うなぎを食べたくなりますね。
うなぎと聞いて、昔の記憶が蘇ってきました。
昭和40年代、まだ坂之上は宅地化される前で、こじんまりとした集落がぽつぽつとある程度の農村でした。坂之上農協(当時)が国道225号を鹿児島市中心街側から上りきった交差点の角にあり、その周辺に商店が数軒あるだけ。もともと国道225号が旧藩時代の「山川筋」(谷山街道)とかなり重なっていて、坂之上交差点から20、30mほど南にある郵便局の付近を地元では「茶屋」と呼んでいました。かつて歩いた人たちが長い和田名からの坂を上ってきてここで一服したのかもしれません。
さて、うなぎ。坂之上交差点からJR線の踏切を渡って錫山へ向う県道(錫山街道)沿いにK酒店があり、その西にラーメン店Fがあって、その道路向かいにYという魚屋さんがありました。両店とも坂之上初のラーメン店、魚屋さんだったんじゃなかったかな?
その魚屋の店主Yさんが店先でうなぎをさばく姿だけをおぼろげに覚えています。
もっと近くで眺めたかったのですが、小学生だった私には、いなせなその店主Yさんがちょっと怖そうで道路向かいからちらっと見るだけだったのです。うなぎの頭に釘を打って固定するとさーっと腹をさいていく包丁の動きが素早かったなあ、と。近くで見たいのに、Yさんが怖そうで近づけない、という記憶です。

そんなことを先日、いつも通う坂之上駅近くの美容室「リップス」の店主Fさんにしました。Fさんは私より学年が1級下で、小・中学校の後輩です。そして錫山街道沿いにあったラーメン店の息子さんです。
Fさん「ああ~、Yさんですね。そういえばうなぎをさばいていましたよね。一見ちょっと怖そうでしたが、きさくなお兄さんでしたね、Yさんは」
当時、冷蔵のショーケースなどない時代。氷屋さんが四角の大きな塊で毎日氷を届けていたそうです。魚屋さんはその氷を砕き、氷の上に魚を並べていた、とFさんの話。
Fさん「あのころ、夏なんか冷房なんてないし、あんまり暑いんで、その氷をYさんにもらって体にすり付けたりしていました(笑い)」
「魚を乗せた氷でしょう? 臭くなかった?」
Fさん「いや~、子どものすることですからね。少々臭かったかもしれないけど、冷たさが気持ち良くって」

追記】=午後7時12分
ご近所のKさんのおかげでしょうか、夕方までぽつぽつとお客様が続いてご来店くださいました。この時刻、ひと段落。
このところ比較的静かな店内だったので、きょうはようやく“コーヒー店”らしくなった気分。コーヒー店らしさとは変な表現ですが、お客様あっての店、お客様なくして店は成り立たないという意味です。
コーヒー豆の販売がやはりこの暑さゆえか、6月までに比べ低調です。その分をどうカバーしていくか。スイーツメニューでしょうか。試行錯誤が続きます。
日が暮れて、コーヒー豆ご購入のお客様がご来店してくださるのを期待したいところ。

あすは定休日。床拭き(できればワックス掛けも)などに加えエアコンの掃除を予定しています。このところエアコンがフル稼働ですからね。
by gayacoffee | 2017-07-25 14:03 | 焙煎人日記 | Comments(0)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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