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朝、BSで再放送「やすらぎの郷」を観て焙煎開始。曇天

朝、BSで再放送「やすらぎの郷」を観て焙煎開始。曇天_e0130185_9194127.jpg
本店は定休日明け。開店前にコーヒー豆を焙煎中です。
鹿児島市は曇り(右写真=午前8時40分、焙煎室ドアから南西)。寒くはありません。焙煎作業中のいま、素足でサンダル履き。でも窓の外は寒々と見えます。

きのうは夕方近くまで雨でした。家に車が1台残っていたので、定休日の重要な仕事である金融機関回りに不自由はなく、昼前に自宅へ戻ってきました。雨とあって、外食する気にもなれませんでした。このところ早起きをしており、定休日も普段通りに起床するように心がけています。ごく最近のこと。先月まで休みの朝はゆっくりしたいと思って二度寝、三度寝をして、結果リズムを崩していました。
きのうも午前7時前に起き、朝食をしっかり摂りました。それもあり、昼食を抜いて、午後からはまず店の床掃除。雑巾がけです。その後、焙煎室の床に掃除機をかけ、焙煎機の中のチャフなどを取り除く作業。一服して、生豆のハンドピックを6種類。それをけさ煎っているわけです。
けさの起床時刻は午前6時半。入眠剤なしで、ゆうべ11時ごろに布団に入り、精神安定剤「セデコパン(デパス)」0・5mgを2錠飲み、本を読みながら、ウイスキーをちびちびやっているうちに眠気がやってきました。
入眠剤依存からもしかすると脱出できそうです。
先月末に、“気付き”のようなことがひとつあり、気持ちの切り替えをしました。
店を始めて10年が過ぎました。正直に書きますが、2、3年前あたりから徐々に体が重くなり気分もさえませんでした。極端に寝つきが悪くなったのもそのころではなかったかな、と思います。
おそらく、倦んできたのです。そもそもが“転職野郎”の私。飽きっぽいのですね。同じことの繰り返しにすぐ飽きる傾向が、若いころからあり、社会人になって数社を渡りました。転職ではなく、転社ですね。
短い会社は2年、長くて9年。そして、自営を始めていまに至ります。
ささやかな店ながら、自営となるとサラリーマン当時と心持が違います。とにかく継続していかなければいけません。継続=店の維持=支払いです。資金繰り。これがいちばんの仕事です。
コーヒー焙煎や店づくりも大切ながら、経営する者として頭の中の7割は資金繰りが占めます。5日ごとの支払日があり、12カ月で1年が過ぎる。その繰り返し。しかも、朝の焙煎から休憩もなかなかとれずに夜9時まで店に出て、閉店後の掃除を済ますと早くても午後10時半まで働くという長時間労働。連休をとってどこか旅行に出る間も最近ではなくなりました。おかげさまで煎るコーヒー豆の量が以前の倍以上に増えています。店舗も増え、ばたばた続き。
もちろん、店に立つとお客様のことを考え、夢中になって働きますが、10年経つとどうも最初のころの新鮮さを忘れがちとなり、それが心の倦みとなって、体もよどんでいたようです。
それにはっと気付きました。馴れ? いやいやとんでもないことですね。実際は常に新しいことと出合っているわけで、自分の中にできていたよどみを流すことにしました。
すると朝、早く起きることができるのです。
気の持ちようは大切です。

BS放送で朝、「やすらぎの郷」が再放送中です。いいドラマです。「まんぷく」に続いて「やすらぎ」。観てから焙煎作業へ入ります。
Commented by 常連のNです at 2019-03-09 16:50 x
凄いことに気づかれたようですね。日々、毎日が平凡のように思えて、奇跡の連続だなと
、ご商売をされている方ほど、そう思われるのではないか、と私には思えるんです。
縁としか、言いようがないものがある、というように思われるのではないかと思います。
10年前に比べると、焙煎量が2倍ほどになったとのことですが、
ご主人は繁盛店ではないとご謙遜されますが、確かに大繁盛店ではないにしても、それなりの
中か小ぐらいの繁盛店だと思われていいのかと思います。大学の支店、エルグ店もできましたし、
それらを全部合わせると、それなりの量になったということですし、それに、本店も、明らかに
お客さんの傾向、層が変わってきたのではないでしょうか。私は、1月末に鹿児島滞在中に2度伺いまして、
そう思いました。駐車場問題も、その一つの現れかなと思えます。具体的には、ご近所のお客さんよりも、
増加しているのは、必ず車でないと来られないぐらいの距離のとこから来られるお客さんではないかと
思えました。ご近所でも、車利用される方が多いかとは思いますが(笑)、そうしたお客さんよりも、
増えているのは、少し離れているところの方ではないか、と。ある意味、マーケットが広がったとも言えると
思います。これまでにメディアに出たことや、口コミ、イベント出店など、さまざまな効果が少し表れてきたのだと
思えます。少し、長期的とまではいかなくても、中期的な目(例えば3年とか)で、お店をどうしていくのかを考え
られる時期になってきたのではないかな、と思えています。
Commented by gayacoffee at 2019-03-10 11:05
常連のNさん、ありがとうございます。
ひとつにはインスタなどSNSの影響もあるのでしょう。姪がインスタで焼き上がったマフィン、スコーンなどを紹介するとすぐに反応があります。すごいことです。
大学の支店、エルグ店、そして本店と、それぞれ客層が異なる難しさはありますが、基本はいかに喜んでいただくか、でしょう。もうけは結果。「年輪経営」で知られる塚越寛さんがいうに、利益は健康な経営の「うんち」だそうです。
当店はまだまだ利益を十分に出せるところまでいきません。さまざまな課題が次々に起こります。ひとつひとつを丁寧に解決していくよう日々を送りたいと思います。
by gayacoffee | 2019-03-07 10:11 | 焙煎人日記 | Comments(2)

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