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店休日。「超アイスコーヒー」で一息

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今日は店休日です。
世界的なロングセラー「死ぬ瞬間」の著者で精神科医エリザベス・キューブラー・ロスの自伝「人生は廻る輪のように」を昨夜遅くまで読んだせいで、今朝はたっぷりと朝寝坊。
昨日までの雲が消え、よく晴れています。窓をすべて全開にすると、ゆっくりと少々湿気を含んだ風が店内を流れていきます。店に置いている観葉植物も屋外に出して風を通しています(写真右)。
軽く掃除をして汗をかいたので、お冷グラスにかき氷を盛り、昨日のアイスコーヒーの残りをかけて「超アイスコーヒー」を飲みながら一服。たばこはやはりホットコーヒーの方が合います。

居合道場もお盆で、今日は休みです。夕方は甲子園の鹿実VS報徳戦、そして初盆の親戚宅に寄って、その後、家の墓参りに行く予定です。

お昼前、生豆問屋さんに注文していたコーヒー生豆が50kg届きました。昨夜焙煎を行ったので本日はハンドピックもなし。

少々不安定なコーヒー豆の動向ですが、ここで「モカ」問題の続報です。

テレビなどでも報道されたエチオピア産コーヒー豆(いわゆるモカ)の残留農薬問題で、一部のお客様から、いま販売している「モカ」の安全性についてお問い合わせがありました。
現在、国内で流通している「モカ」は通関の際の検疫で「すべて基準値内」として国内に入ったものですので、安心してお楽しみください。

生豆問屋さんの情報によると、検疫検査は1袋ずつすべて行われており、もし1袋でも残留農薬が検出されるとそのコンテナすべての生豆が廃棄処分されるそうです。問題になるような生豆は、一般に流通することはありません。

現在、日本の港にエチオピアおよびイエメン産(モカ・マタリなどが有名)のコーヒー生豆が数万袋、検査待ちで止まっており、このうち合格するものもあるそうですが、それはほんの数%。残り90数%は日本に持ち込める残留農薬の基準値を超えるとして「不合格」となっていることになります。
一部情報筋では、買い付けた商社が韓国や中国など基準値のゆるい国へ「モカ」を売るのでは、とも。
コーヒー業界始まって以来の出来事だそうです。

いわゆる「モカ」の個性あふれるフルーツのような香りと独特の甘みは、ほかの豆では到底代替できるものではありません。すでにお知らせしましたが、大手メーカーではすでに「モカ」を使った商品を中止し、同じアフリカのタンザニア(つまり「キリマンジャロ」)やケニアといった国々の豆の買い付けに動いて、今度はこれらの豆が品薄になるのでは、との観測も出ています。

アメリカやヨーロッパなどに出回っているエチオピア産豆からも同様に残留農薬が検出されているわけですが、日本ほど基準が厳しくないため、全く問題になっていないそうです。 
東京にある生豆問屋さんは「200℃前後の熱を加えて焙煎するコーヒーの(残留農薬の)基準値より、生で食べるニンジンやピーマンの値の方が高い設定になっている現状に問題がある」と疑問を投げかけています。
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大隅半島上空に立ち上る夏の雲(13日11時30分撮影)
by gayacoffee | 2008-08-13 12:21 | 焙煎人日記 | Comments(0)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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