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曇天。静かな店内にジャズがけだるく流れる午後

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朝、地元のMBCラジオで、鹿児島の今日の最高気温は26℃の見込みと言っていました。
薄い灰色の曇り空です。気温はちょうどいいのですが、昨夜、ちょうど焙煎が終わった夜中の0時ごろパラパラと雨が降ってきて、今日も湿気があります。店内はクーラーを「除湿」モードにしています。お昼すぎから小雨がぱらついてきました。
右写真は店内にある木製の猫。窓際にいます。写真がないとさびしいのでアップしました

静かな午後です。ジャズがけだるく流れています。

開店準備をしていた午前9時ごろ。近くにお住いという中年の女性の方が来られ、「まだ準備中ですか?」とおっしゃいます。
「はい。11時の開店なんですよ。まだ掃除も終わっておらず、申し訳ありません」
女性の方「あら11時なの。まだまだね。いま慈眼寺まで歩いてきて、コーヒーでも飲みたいと思ったものだから…。また寄りますね」
そう言って、足どり軽く歩いていかれました。

当店は夜9時まで営業した後、夜中にかけて焙煎するため、開店時刻を午前11時にしています。「午前10時開店・午後9時閉店」にしようかとオープン前に迷いましたが、朝の1時間はとても貴重。「10時開店」は中途半端かな、とも思いました。
ただ、人は年をとれば次第に早起きになる傾向にあり(と、いうより朝寝坊ができなくなる)、団塊世代の方々がご自宅を中心に一日を過ごされるようになると、商売も「夜型」から「朝型」へ移っていく必要があるかな、とふと感じました。以前勤めていた会社にも、夜9時には寝て、朝4時に起き、5時には朝食をとっている、とおっしゃる先輩がおられました。
早朝焙煎なんて、健康そうでいいですね。
かと思えば、午後8時すぎに来店される定年より少し若く見える世代のご夫婦が「濃いめのコーヒーを」と言ってくつろがれますし、70歳前の方々が閉店時刻までおしゃべりされることも。
若いうちは夜型が多いのですが、お年を召されるとライフスタイルも様々なだけに、店の在り方もいろいろ考えていきたいものです。あくまでも、無理をしない程度に、ですが。

昨夜は予定の3種類のコーヒー豆に下記を加え、合計4種類を焼きました。
●ドミニカ・バラオナAA「カリブ海の風」(中煎り)

11月2日に宮崎市である居合道の南九州支部大会と11月8日に東京で開かれる大学のゼミOB会のいずれも欠席することにしました。とても残念ですが、日曜は休めません。申し訳ない次第です。
Commented by 殿村さんの身内 1 at 2008-10-15 05:54 x
お店に関するいろいろな在り方、世代によっての取り組み方、いろいろありますね。
訪れるたびに小さな変化が発見できればいいんじゃないかとおもいます。
人の集まりはそこに同好の士がいれば逃げません。
いつでもどこでも集まります。
Commented by gayacoffee at 2008-10-15 13:52
殿村さんの身内1さん、ありがとうございます。
サービス業の基本は、ささやかなことでもお客様に喜びや感動、満足感なりをご提供することではないでしょうか。お客様一人ひとりが異なる目的でご来店されるだけに、メニューに至ってもあまりマニュアル化しない店を目指しています。すべての方にある程度満足していただこうとするとマニュアル化してしまいます。そうではなく、「このお客様は和風がお好きだからケーキのトッピングにあずきを使おう」とか、「このお客様は濃い目のコーヒーにミルクを入れて飲まれるのがお好き」、「たまには違ったビジュアルにしたら喜んでもらえるかな」、「この方はお一人で静かに過ごされる方だ」など、小さな店ならではの気配り・サービスに努めたいと思います。
by gayacoffee | 2008-10-14 14:03 | 焙煎人日記 | Comments(2)

鹿児島発! 生豆を水洗いする自家焙煎コーヒー店の日記


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