読売新聞の良さは古紙回収でトイレットペーパー1個
2009年 03月 20日
当店は朝刊2紙、地元紙「南日本新聞」と全国紙「読売新聞」を定期購読しています。
女性のお客様が多いためスポーツ紙はなし。新聞を手にされるお客様は10人のうち1、2人。ほとんど男性のお客様です。ただ、いつも当店で全国紙を読むのを習慣にしておられる方もいらっしゃるので、これからもとります。
鹿児島県内で圧倒的に購読者数が多いのは「南日本」ですが、深く掘り下げた記事は全国紙の方が多く、総体的に読み応えがあります。「読売」は、私自身興味のある「うつ」の記事など家庭面が充実しています。政治的なスタンスは合いませんが、そもそも新聞の政治・経済記事にあまり期待していないので「右」論調でも別に構いません。新聞に出ない情報がニュース、とも言えるでしょう。
「読売」の良さは、販売店のサービスにあります。
部数1000万部。“販売の神様”と呼ばれた務台光雄氏(故人)が築いた販売網です。
部数の多さイコール質の高さではありません。しかし経営は安定するでしょう。倒産しかけたような新聞社だと、掘り下げた取材もおぼつかないでしょうし広告主にも弱腰になりがちでは?
それはともかく、「読売」の良さは販売店が古新聞とチラシを回収してくれる点です。
かつては「巨人戦」のチケットや鍋、釜、ひどいときは電化製品まで使って部数を増やしたといわれる「読売」ですが、さすがに今はないようです(私が知る限り)。その代わり、どんどんたまっていく古新聞とチラシを月1回回収し、リサイクル紙で作ったトイレットペーパー1個と交換してくれるのです。
今日の「読売」朝刊に明日が回収日ですよ、との告知チラシが折り込まれていました(上写真)。
遅れて「南日本」も古新聞、チラシの回収をするようになりました。
両社の違いは、「南日本」が委託業者らしいトラックで回収するのに対し、「読売」は販売店の配達・集金する人が自ら回収に来てくれる点です。
「南日本」は月1回の指定日の午前8時半までに家(店)の前に古新聞を出しておくと持って行ってくれます。トイレットペーパーはなし。出し忘れて9時ごろ置いて回収してもらえなかったことがあります。あくまでも「午前8時半までに」ですから、これは仕方ありません。
一方の「読売」は、古新聞が出ていないと、声を掛けてくれます。
「読売です。今日は出ていませんでしたが、良かったですか」
「あ、そうでした、そうでした」と、「読売」独自で作り集金時に配ってくれる回収袋を倉庫から持ってくるまで販売店の担当の方は待っていてくれるのです。
古新聞とチラシの入った回収袋を手渡すと、「ありがとうございます」と言って、トイレットペーパーを1個渡してくれます。全国紙だからこそのサービスかもしれませんが、「リサイクルしなくっちゃ」という気になります。
地方紙もせっかく「連盟」みたいな組織を作っているわけですから、せめて有力紙だけでも協力し合って、古新聞の回収をもうちょっぴり促進する方法を探ってみてはどうかな、と思います。
【追記】=22日午後7時11分
左写真が昨日、読売新聞の販売店の方が古新聞・チラシを回収に来てくださった際に「リサイクル」でもらったトイレットペーパーです。
【追記】=24日午後10時16分
下の写真が読売新聞の販売店が集金の際に持ってきてくれる古新聞入れ。四つ折りにしてピッタリ新聞が納まるサイズで、ちょうど1カ月分が入ります。季節感のある写真が印刷され見た目も工夫してあります。
金額に直せばたかが20円ですが役立つものをもろ得るのはちょっぴり得した気分。
リサイクルは出す方の意識を高めるにはいろいろ高める工夫が必要がありますね。
そういや我が香川の地方紙、四国新聞は紙面広告まで毎日のようにパチンコに埋め尽くされていますが南日本新聞も同様なんでしょうか?
沖縄の市指定ゴミ袋1枚もいいですね。紙面で天下国家を論じる新聞社こそ、率先して「リサイクル」「環境対策」を行ってもらいたいもの。四国新聞はパチンコ広告だらけですか…。鹿児島もパチンコ花盛りですが、広告はテレビと新聞折り込みチラシが中心ですね。南日本新聞本紙にはあまりパチンコの広告は見ませんね。
チラシは資源の無駄ながら捨てれば済みますが、朝っぱらから流れるパチンコのテレビCMには閉口します。不況で広告収入が減っているとはいえ、朝からパチンコか、とため息が出ます。
私の親父はパチンコや競馬のCMが氾濫していると洗脳されると危機感を持っていますね。
読売新聞の古新聞回収袋はいいデザインですよね。
パチンコは時間の無駄です。好きな方にとってはハラハラ・ドキドキで、勝てば他人に自慢しおごり、負ければ「もうやめよう」と言い、まあ、お金のかかるレジャーなのでしょうが、なにより何時間も台の前に座り続ける時間がもったいない! そして運動不足による不健康さ。私にも「破産」した知人がいます。しかし地方のパチンコ店でも駐車場が車でいっぱいです。
遊興のうちで済めばいいでしょうが、ギャンブルとなると身を滅ぼしかねませんね。お金も時間ももったいない、と思います。
GW中の古紙回収はおかしいですね。アリバイ的にやりました、という仕事では読者離れに拍車がかかりますよ。