「入梅」。朝までの雨でJR指宿枕崎線に乱れ。夜、新屋さん |

▲店の花壇で咲くアジサイの色が濃くなってきた

※右写真=いま登場している「マルベリーのタルト」。マルベリーはクワの実のこと。お客様からいただいたクワの実を使ってスイーツに。数量限定品。1個400円、ドリンクとのセット650円
「入梅」の日曜です。昨夜降り出した雨がけさまで続きました。JR指宿枕崎線は前浜―指宿で午前6時21分、雨規制となり、一部列車で運休、遅延が発生。正午ごろに運転再開となったようですが、全線で現在もダイヤに乱れが出ているようです。JR九州のホームページによると、西頴娃―枕崎では徐行運転。観光特急「指宿のたまて箱」(いぶたま)の1号と2号は運休。
昼過ぎには快晴へ。鮮やかな青空です。
地元民放・南日本放送(MBC)の情報番組「てゲてゲ」で当店も紹介された影響で、きのうまでバタバタと接客に追われましたが、きょうは日曜、昼前から天候回復もあってか、静かめ。特にきのうは、既報の通り、座る間もないほどだったため、コーヒー生豆のハンドピックができず、けさとりあえず必要な2種類だけ煎りました。閉店後の掃除をいつも通りに行うと午後11時を回ります。へばってしまい、真夜中にハンドピックする元気は残っていませんでした。さらに、けさ30分の寝坊。
●グアテマラSHB(深煎り)
●コロンビア・スプレモ(深煎り)
期間限定豆「ベトナム・アラビカG1エバーグリーン」が売り切れました。申し訳ありません。
こんや7時~、ピアニスト新屋満規さんのジャズピアノ生演奏があります。お気軽にどうぞ。
駐車スペースが5台分しかありません。できましたら車の乗り合わせなどお願いします。
【追記】=午後11時58分

いま閉店後の片付け、掃除を終えました。
午後7時~、坂之上在住の新屋満規さん(左写真)のジャズピアノ生演奏がありました。
いつもながら、リズミカルに、あるいはしっとりとスタンダードナンバーを弾いてくださいました。
ありがとうございます。
前述したテレビ番組「てゲてゲ」を観てか、初めて演奏を聴きにきてくださったお客様もあり、心より感謝申し上げます。
新屋さんの演奏をいつも聴きにきてくださるお客様同士で、番組放映の話が出ていました。
けさの地元紙・南日本新聞の1面は久しぶりに(失礼!)、「よし、よし」と思える内容の1面トップ記事でした(下写真)。
観光優先するあまり、学術面の研究が不足しているといった声を学識者から引き出していました。
まさに鹿児島の問題点のひとつです。
昔からこう言う話だった、程度で歴史が伝えられていることが多すぎ! 素人の私ですらちょっと調べると、せいぜい明治ぐらいに始まったことが「昔から」なんてことになっているのです。しばしばあります。
学術研究がまったく不足しています。
伊藤前知事のころ、県職員のうち専門職が減り一般職が増えたと聞いたことがあります。その中に学芸員もいるでしょう。
観光面で「売り」たいものがあっても、科学的な調査(考古学・歴史学)でさほど重要でない、あるいは事実か不明ということもあるでしょう。それでも観光で売り出したい、という商売人根性がはびこって、イベント屋などが暗躍するわけです。
歴史は曲げられません。客観的立場からふるさとの史実を記して、後世に伝える義務が私たちにはあります。その予算をもっと計上すべきです。それはいまいま効果の出るものではないにせよ、子、孫、ひ孫の時代に生きるかもしれません。そのためにいま、やるべきことがあるのです。
例えば、隼人族の研究がいかほど科学的に進んでいるのか…。中央・大和政権に対する蛮族として卑下されてきましたが、なにより私たちの先祖ではないですか。それを本県がやらずして誰がやるのか、です。また薩摩刀の研究も浅い! 黎明館には所蔵、委託などされた刀剣が結構あって、その中に波平などもあるそうですが、黎明館に行って、1000年もの歴史を持つ薩摩刀の歴史的重要性が来館者に伝わるとは到底思えません。
「本物! 鹿児島」と観光キャッチフレーズで謳っていましたが、その実、誠に貧弱と言えるのではないか、と思います。その意味で、けさの同紙の記事は、真っ向勝負とは言えないまでも行政をけん制した点で評価したいと思います。南日本新聞さん、頑張ってくださいよ!
