「白露」。急に暗くなり雷雨かと思えば日が差す不安定な鹿児島市 |

▲6日午後9時45分ごろ、南の空に浮かぶ丸い月。満月だったか? スーパームーンではなかったか? 夕方には東の低い空で光り輝いていたが、その後薄雲がかかって、月の明かりで彩雲

「白露」。
鹿児島市は時折強い雨が降っています。雲のかたまりが西からやってきて、時に風で窓を打ちつける雨。かと思えば日が差すことも(右写真=午前11時ごろ、当店前の市道からJR指宿枕崎線・坂之上駅方向)。
正午すぎ、土砂降り。静かな店内です。
いま、注文していたコーヒー生豆、コーヒー器具が届きました。配送の担当者がずぶぬれになりながら、重い荷物を搬入してくれました。「きょうは大変ですね」と言うと、「そうですね」とにこっと笑顔。つらいとき、面倒なときでも笑顔で応えられると、ありがたい気持ちになります。
開店前のコーヒー焙煎は3種類でした。
●エチオピア・モカ・イリガチェフG2(深煎り)
●ブラジルNo.2(深煎り)
●ウガンダ・ブルーナイルAA=期間限定豆(深煎り)
朝方、雷鳴が聞こえてきました。徐々に近づいてくるように思えたため、停電をおそれ、焙煎作業に入るのをためらいました。焙煎機は釜、排煙などモーターが数カ所付いており、焙煎の途中で停電すると煎っている豆もパー、焙煎機にもダメージが出るおそれがあります。
午前9時に焙煎をスタート。
【追記】=午後1時12分
30分ほど前にも激しい雨、遠くから雷鳴も聞こえてきました。衛星を使っている“有線放送”のBGMが何度か途切れ、「受信できません」との表示が出ました。厚い雲にさえぎられ電波をキャッチできなくなるのです。西風の日は、「受信できません」の表示が出て10分後に土砂降りとなることが多く、いわゆる大雨が来るサインにしています。
地元民放・南日本放送(MBC)のホームページにある気象情報でレーダーで雨雲の様子をチェックすると、県内全域で雨雲が点在、そいつらがかなりの雨を降らす厚い雲のようです。午後1時現在のレーダー解析では間もなく、南薩に大雨を予想させる雲がかかりそうです。また、甑島の西海上に長く伸びた帯状の雨雲のかたまりがあり、薩摩半島北部から熊本南部あたりに近づいてきています。今後の情報に注意が必要です。
雨の中、ぽつぽつとコーヒー豆ご購入のお客様。ありがとうございます。
【追記】=午後9時34分

午後2時ごろにも激しい雨と雷。1時間以上、嵐となりました。2度ほど地響きのある雷が近くで鳴りました。弱猫「コトラ」(♀)は雷鳴を恐れ、居間のテーブルの下にうずくまっていました(左写真=午後2時15分)。
お客様の情報では、産業道路や谷山中央のサザンホール付近で道路が冠水したとか。
荒天ゆえ、きょう来店されるお客様は少ないかなと踏んでいたところ、昼過ぎからぽつぽつと続けてご来店くださいました。ありがたいことです。
秋の気配のせいか、やはりコーヒー豆の動きが急に活発になりました。
日中に接客でばたばたしていると、翌朝のコーヒー焙煎に向けた生豆のハンドピックや県外への発送準備が手薄あるいは遅れ気味となります。
当店も第2段階へ移行する時期なのでしょう。法人化がひとつのきっかけでもありましょうし、次の段階に向けた人材、設備などの課題が迫っていますね。
本音で言うと、60歳が近づいてきて、ばたばたと心に余裕もない日々に戻りたくはないのです。好きな居合の稽古もしたい。本も読みたいし、名画をじっくり鑑賞もしたい。自己流ながら抹茶を点てて、一日のメリハリもつけたい。
しかし現実は、ますます忙しくなってきています。過渡期なのかもしれません。10年あとまでこれが続くなら嫌ですね。なんとか法人の方向性、ある程度の基盤が見えてきたら、あとは若い人に任せ、かねてより夢想していることをやりたいかな、と。まさにささやかな、ほぼ趣味の世界ですから、実現するにはいまキバるしかないわけで、ああだこうだ愚痴っても前に進むべしです。
示現流・自顕流のように大声で叫びながら木剣をめいっぱい振り下ろすと爽快でしょう。でも、いまどき自宅敷地内でやっても、警察に通報が行くでしょう。世知辛い、なんとも鹿児島は「武の国」から遠くになりにけり、です。これじゃあ、端正でものっぺりとお行儀のよい“東京モノ”と変わらない。
三反園知事への要望のひとつ。「猿叫許可条例」の制定です。木刀を振る稽古が街中の公園や空き地などでごく日常の風景となる郷土を取り戻してはいかがか。示現流・自顕流では猿叫と呼ばれる気合を入れて立木・横木に打ち込みます。なんだか世界の中で、ぽつんと治安のかなり良い日本では、通り魔への対処=まず逃げることすらもできない人が多いでしょう。暴漢からわが身、家族などを守るための準備は、個人的な自衛手段としてあってしかるべきです。武力を独占するのが近代国家でしょうが、世界の多くの地域・国々では紛争、テロ、犯罪がかなり多い。日本は平和で結構なことです。
でも、一歩外に出ると「7人の敵がいる」と。海外でぼけーっと隙だらけの東洋人はイコール日本人で、すぐそれが分かるそうです。
繰り返しますが、平和であることは貴重です。この70年の経済的豊かさ、文化的成熟は平和あってのこと。
ただ、ぼけーっとしていていいのか、と疑問もわきます。
もちろん、猿叫前に警察への事前申請くらいは当面必要かもしれません。また、非合法集団、暴力組織・頭のネジの緩んだ輩は、行政がおそらく把握しているデータで対象外とすべきです。
せめて、鹿児島くらいは、ジョギングと同じレベルで身を守る訓練を一般化してもいいのでは、というのが私の提案です。義務教育で柔道が科目になったとか(正確さを欠く表現ながら)聞きましたが、護身術・合気道の方が良いのではないでしょうか。特に女性は、バカたれ男から身を守るため、とっさの際にも男の急所を的確につぶせる体術を小学生時代から身に付けておくのを勧めたい。
話を戻します。あまりにも鹿児島の街なみ・宅地もが全国平均化し、面白くないなあと感じます。
いや、交通網の便の良さ・不便さを比べればさすが都会は進んでいるような気がします。東京、大阪、九州において福岡はさすがでしょう。鹿児島市内でまち案内人のボランティアを続ける能勢さんのブログによると熊本市も公共交通機関の利便性、情報表示に力を注いでいるとのこと。対して鹿児島はいかがか? ぜひ能勢さんのブログを見てください。あ然とします。
それはさておき、私は、これ以上のミニ東京化は御免です。駅前の風景が同じ、なんて嫌ですね。昔の西鹿児島駅前は、薄暗い構内から出た途端、南国を感じさせました。「ボンタンアメ」の広告もあった記憶があります。
東京のテレビ局で活躍した経歴を持つ三反園知事は、東京と鹿児島のことを根底でどう感じているのでしょう。
そこが決定的かな、と思う私です。こんなことを考えている人間は少数派かもしれません。そのときは潔く諦め、ミニ東京化を認めるしかありませんけど。
▼午後2時ごろ、当店の東の窓から撮影。前を通る市道が雨で煙る
