鹿児島市は曇り。やや空気が重い感じ。天気下り坂かな? ちょっと頭痛もしますし。
お客様から一昨年だったか、頂いたクワの枝。「差し木にするといいですよ」と言われ、発砲スチロールのリンゴ箱に土を入れて差しておきました。極めて生命力が強いようで、根を出し、その年の夏に何度か水枯れしそうになりながらも耐え、高さ1mくらいに成長しました。そしてことし初めて実をつけてくれました。色づき始めると早いですね。次々と濃い紫がさらに黒に近づいています。
けさ、よく熟した実を採って食べてみました。
おお~、酸っぱ味、ほぼなし。甘いじゃないですか。
マルベリーですね。
栄養いっぱいで、ことにビタミンCとカリウムの量が豊富なことです。カリウム量はフルーツの中でトップクラスらしい。ほほ~。さらに赤色アントシアニンと呼ばれるフラボノイドが含まれている、とネットにあります。
ジャムとかにするといいそうですが、まめでない私はそんなの面倒ゆえ、そのまま食べるつもり。ただ、ちょっと酸っぱい気も。
酸っぱいのが苦手。天ぷらや焼き魚、から揚げなどが出されると上からレモン、カボスなどをぎゅっと絞ってかける人がおられますが、私にはよく分からない。料理がすっかりレモン、カボスの味になっちゃうだろうし。
【
追記】=午後7時54分
どよ~んとした空を焙煎室の窓から眺めていた昼間、かすかに頭の芯に痛みが。雨の予兆だな、と私は思っています。
きょうは焙煎のダブルヘッダー。午前開始で7種類、夕方から7種類を煎っています。
ありがたいことで、コーヒー豆の動きが活発です。感謝、感謝。
ここ数日、なかなか寝つきが悪い。眠れないのではなく、3時間ほど就寝時間がうしろへずれています。けさも布団の中で新聞配達のバイクの音を聞きました。
春だからでしょうか。季節の変わり目は心身に変化があるものです。ざわざわしたり、そわそわしたり、どーんときたり。
ゆうべも布団に入ったのは午前1時ごろ。じんましん予防の薬を飲み、すでにかすかな頭痛を感じていたので鎮痛剤も。
部屋を暗くして、じーっと。じーっと。ん? まだかな? まだ来ないなあ。
悟りを開いた私はもうジタバタしません。仕方がないのです。
あきらめて本を開きました。
先日買った「戦後最大の偽書事件『東日流外三郡誌』」(
下写真)。著者は青森の地方紙・東奥日報の記者・斉藤光政さん。単行本では2006年刊、2009年に文庫本化し昨年に再文庫化。
この偽書については、そんなことが「あった」くらいの知識でした。斉藤記者は、地元紙の記者として偽書発覚をずっと追ってきたそうです。たかが偽書、と思って興味本位で読み始めました。いやいや、偽書の持つ恐ろしさが想像をはるかに超えます。独り歩きして“歴史”になっていったり、市町村役場を巻き込んだイベント、金銭のやりとりなどへ発展していく。そこへ有名大学のセンセイが「真書だ」とお墨付きを与えたため、事態は長期化します。この偽書はなんと、あのオウム真理教に大きな影響を与えた、というのですから恐ろしい。
偽書については、また別記事でご案内しましょう。
読み終わって就寝しました。